# EBS変更手順 下書き ## EBSボリュームを変更する ### EC2、EBSとは 「EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)」は、AWSが提供する仮想サーバーです。「イーシーツー」と読みます。 「Elastic(弾力性のある、伸縮自在の)」の名前のとおり、AWSには拡張や伸縮を自在にできるサービスが数多く用意されています。 EC2もその1つで、弾力性が特徴の仮想サーバーです。 EC2で起動したサーバーは、「EC2サーバー」「EC2インスタンス」「インスタンス」などと呼ばれています。 今回作成したCloud9も、EC2が動かしています。 また、EC2インスタンスは一般的なサーバーと同様に、OSやアプリケーション、ユーザーのデータなどを格納するためのストレージ(PCにおけるハードディスク)が必要です。通常、サーバーにはCPU、メモリ、HDDが揃っています。AWSでは、CPUやメモリを持つEC2インスタンスと、HDDなどのファイルシステムとしてのストレージに分かれています。 (正確には、インスタンスストアなどのEC2に、物理的にアタッチされているストレージもあります) もっともよく使われるEC2インスタンスのストレージが「EBS(Elastic Block Store)」になります。 説明が長くなってしまいましたが、簡単にいうと以下のようなイメージです。 <ul> <li>EC2:Cloud9を動かしているCPUのようなもの</li> <li>EBS:Cloud9を動かすのに必要なストレージ</li> </ul> さて、ここからは円滑に学習を進めていくために、EBSボリュームを変更していきます。 ### 1. EC2インスタンス画面を開く Cloud9のトップページを開き、先ほど作成した環境名をクリックします。 (下の画像では「infratop」になります。) ![](https://i.imgur.com/zauCQ1F.png) 環境の詳細ページが表示されます。 少し下にスクロールし、「EC2 Instance」の下にある「Go To Instance」というリンクをクリックします。 ![](https://i.imgur.com/jlE6XWE.png) ### 2. EC2インスタンスを停止する リンクをクリックすることで、Cloud9に紐づけられたEC2インスタンスが表示されます。 次に、ページ内の「インスタンスの状態」が「実行中」になっている場合、 このインスタンスを停止します。 もし「停止済み」だった場合、次のステップ3へ進んでください。 画面上の方の「インスタンスの状態▼」をクリックし、 表示されたメニューの一番上、「インスタンスを停止」をクリックします。 ![](https://i.imgur.com/xfRG7SG.png) 以下のようなウィンドウが表示されるので、「停止」をクリックします。 ![](https://i.imgur.com/DUFXyLc.png) これにより、EC2インスタンスが停止されます。 ### 3. EBSボリュームのページを開く ステップ2によって、EC2インスタンスが停止されました。 ページをリロードし、「インスタンスの状態」が「停止済み」になっていることを確認します。 続いて、 ①画面中央にある「ストレージ」をクリックし、 ②下の方に表示される、「ボリュームID」の下のリンクをクリックします。 ※画面下半分が表示されていない場合、チェックボックスをクリックしてチェックを入れると表示されます。 下の画像では、「aws-cloud9-infratop-...」の左にあります。 ![](https://i.imgur.com/fCiA0yM.png) ### 4. EBSボリュームを変更する EBSボリュームのページが開かれます。 このページから、EBSボリュームを変更していきます。 まず、「アクション」をクリックし、 表示されたメニューの一番上、「ボリュームの変更」をクリックします。 ![](https://i.imgur.com/D4RSFn3.png) 以下のようなウィンドウが表示されます。 上から3番目の「サイズ」の右にあるテキストボックスに、 変更したいサイズを数字で入力します。 今回はここに「30」と入力しましょう。 入力できたら、右下の「変更」をクリックします。 <b>※30を超えると費用がかかります。ご注意下さい。</b> ![](https://i.imgur.com/euGcun0.png) 以下のような確認ウィンドウが表示されるので、右下の「はい」をクリックします。 ![](https://i.imgur.com/AmlbFJs.png) 以下画面が表示されたら、EBSボリューム変更が完了しました。 「閉じる」をクリックします。 ![](https://i.imgur.com/6T0Z0IM.png) EBSボリュームのページに戻ると、「サイズ」が10GiBから変更されていることを確認しましょう。 ![](https://i.imgur.com/6GaMbOq.png) ### 5. Cloud9で変更を確認する EBSボリュームが変更できたことを、Cloud9でも確認しましょう。 再びCloud9のトップページに戻り、「Open IDE」をクリックしてCloud9を起動します。 起動できたら、ターミナルで以下コマンドを実行しましょう。 ※ターミナルが表示されていない場合、画面上部の「Window」を選択し、「New Terminal」をクリックすると表示されます。 ``` $ df -h ``` 以下のように、「/dev/~」の行で変更されたサイズが表示されていればOKです。 ![](https://i.imgur.com/WOL41BT.png)