# 関数タグ function #click:check_state
この関数タグで指定したfunctionは「右クリックが可能である状態をチェックする」ために利用されます。
## check_state.json 実装例
#### my_datapack/data/click/tags/functions/check_state.json

{
  "replace": false,
  "values": [
    "my_datapack:check_state_implements"
  ]
}

上記のように記述すれば毎 tick に「右クリックが可能である状態をチェックする」際に function my_datapack:check_state_implements が実行されます。

"replace":false; は関数タグを上書きさせず追加させるための設定です。基本 false で問題ありません。
## my_datapack:check_state_implements 実装例
#### my_datapack/data/my_datapack/functions/check_state_implements.mcfunction

execute as @s[nbt={SelectedItem:{id:"minecraft:book"}}] run scoreboard players add @s click_available 1

上記の記述で「本をメインハンドに持っている状態なら右クリックが可能」となります。

#### click_available
click_available は毎 tick の判定前に 0 に設定されます。上記の判定コマンド実行後に click_available が 0（以下）なら右クリック不可能、1 以上なら可能という判定を行います。

要するに、check_state_implements.mcfunction で、右クリックが可能な条件を調べ、それを満たした場合に click_available というスコアボードに 1 加算すればいいのです。

慣習として click_available は「1 加算 （add）」として下さい。「1 設定（set）」ではありません。click_available はデバッグ時に tab キーで閲覧することができるのですが、加算にしておくことで **意図せず２つの条件を満たしている場合** click_available が 2 と表示されるので発見しやすくなります。
### サンプルでの記述
余談ですが、サンプルでは predicate を使って「本をメインハンドに持った状態でスニークしていれば右クリックが可能」という条件判定を行っています。新実装された predicate の使い方の参考もかねて、サンプルの参照もお勧めします。

#### click_example/data/click_example/functions/check_state_implements.mcfunction

execute as @s[nbt={SelectedItem:{id:"minecraft:book"}}] if predicate click_example:sneaking run scoreboard players add @s click_available 1

#### click_example/data/click_example/predicates/sneaking.json

{
  "condition": "minecraft:entity_properties",
  "entity": "this",
  "predicate": {
    "flags": {"is_sneaking": true}
  }
}