###### tags: `カードゲーム` # KeyForge Rules - JP ## 概要 KeyForgeは各プレイヤーが統治者(Archon)となり、相手のデッキを出し抜く2人対戦用カードゲームです。 プレイヤーのデッキはエンバーとフォージキーを獲得しようとしているチームを表しています。 最初に3つのキーを集めたプレイヤーが金庫を開放し、ゲームに勝利できます。 KeyForgeの特徴は、2つの同じデッキは存在しないという事です。 これはトレーディングカードゲームではありません。つまりあなたはデッキを構築できません。 むしろ、各デッキはそのままでなければいけません。 存在する全てのデッキはみな個性的です。 このクイックスタートの目的は、できるだけ早くプレイしてもらい、最初の数ターンをガイドすることです。 ゲームを覚える一番の方法は、取り敢えずプレイすることです!  指示に従って、ゲームをセットアップします。 そして、このクイックスタートの残りを読んで最初のゲームを始めましょう。 もしこのクイックスタートで説明されていない用語やルールに遭遇した場合は、KeyForgeGame.comにある公式ルールブックの最新版に記載されています。 ## セットアップ セットアップを始めましょう。スターターセットに入っているどちらかの統治者(Archon)デッキを開封しましょう。 各プレイヤーは、ゲームに使用するデッキを1つ選択します。 各デッキは、IDカードに名前が書かれている統治者がリーダーになります。 デッキに入っているカード全てにその統治者の名前が記載されています。 各プレイヤーはデッキを自分のIDカードの隣に置きます。 3つのキートークンを各プレイヤーのデッキの近くにアンフォージの面を上にして置きます。 ファーストプレイヤーをランダムに決定します。 これはコイントスなどで行なえます。 ファーストプレイヤーはデッキから7枚カードをドローし、他のプレイヤーは6枚ドローします。 これでプレイヤーの準備は完了です。 ## 勝利条件 ゲームの目的はキートークンで表される3つのキーをフォージすることです。 各プレイヤーはゲーム開始時に未フォージキートークンを3つ持っています。 キーをフォージする時、1つのキートークンをフォージ面にひっくり返します。 各プレイヤーのターン開始時に6つのエンバーを所持していた場合、プレイヤーは必ずエンバーを使い1つのフォージを開放します。 最初に3つ全てのキーをフォージしたプレイヤーがゲームの勝利者となります。 ## 遊び方 KeyForgeは、プレイヤー3つのキーをフォージし勝利するまで交互にターンをプレイします。 ターン中のプレイヤーはアクティブなプレイヤーです。 ターン中、アクティブなプレイヤーは、このセクションで説明されている5つのステップを順番に実行します。 ### ステップ 1:キーをフォージする キーをフォージするにはエンバーが6つ必要です。 このステップ中、アクティブなプレイヤーがエンバープール(IDカード上)に6つ以上のエンバーを持っている場合、キーをフォージするためにエンバーを消費します。 アクティブなプレイヤーは消費したエンバーを共通サプライに置き未フォージキーの1つを反転しますが、このステップ中は何も発生しません。 ### ステップ 2:ハウスを選択する それぞれの構築デッキにあるIDカードには3つのハウスが表示されています。 このステップ中、アクティブなプレイヤーは3つのハウスの内1つを選択し、アクティブにします。 選択したハウスはこのターン中アクティブハウスとなります。 アクティブなプレイヤーはこのターン中のみアクティブハウスのカードをプレイしたり使用することが出来ないので、慎重に選びましょう。 ### ステップ 3:アクティブハウスにあるカードをプレイ、または廃棄する このステップは、このゲームの大半を占めるステップです。 このステップ中、アクティブなプレイヤーは、(ステップ2で選択した)アクティブハウスに属するカードを何枚でもプレイ、使用、および/または手札から破棄する事ができます。 対象となるカードは、どのような順番でプレイ、使用、および/または廃棄してもよい。 プレイ、使用、廃棄に関しては後ほど。 先行ターンルール: 先行プレイヤーの最初のターン中、1枚だけプレイまたは廃棄できる。 ### ステップ 4:カードをレディ状態にする このステップ中、アクティブプレイヤーは消耗したカードを全てレディ状態にする。 プレイしているカードの状態は、レディか消耗の2つの状態のいずれかになります。 一般的に、カードはレディ状態でなければプレイヤーは使用できません。 一般的に、カードを使用すると消耗します。 このステップは、アクティブプレイヤーが次の手番の為に自分のカードを準備するためのものです。 ### ステップ 5:カードをドローする このステップ中、アクティブプレイヤーは手札が6枚になるまでデッキのトップからカードをドローします。 既に6枚以上所持している場合はドローできません。 ドローする必要があるがデッキにカードがない場合、捨札をシャッフルして新たにデッキを作りドローを続けます。 アクティブプレイヤーが自身のIDカード上にキーをフォージするのに必要なエンバーが既に持っている場合、対戦相手に「チェック!」とアナウンスし、自身が次のターン開始時にキーをフォージ出来ることを教える必要がある。 このステップ後、ターンが終了します。 相手プレイヤーがアクティブプレイヤーとなり、ステップ1からターンを開始します。 ## カードの破棄 ステップ3の間、アクティブプレイヤーは手札からアクティブハウスのカードを何枚でも廃棄できます。 これにより、プレイヤーはプレイしたくないカードを手札から取り除き、ターン終了時に新しいカードを引くためのスペースを確保できます。 **捨札** なんらかの理由で廃棄された(または破壊された)カードは、いつでも所有者の捨札に置かれます。 捨札はプレイヤーのデッキの横に表面で積み上げたものです。 ## カードの使用 ステップ3の間、アクティブプレイヤーはアクティブハウスに属するカードを何枚でも使用出来る。 クリーチャーカードは収穫、アクション、戦闘の3つの内1つを実行できる。 一般的に、アップグレードやアーティファクトのカードは、アビリティの起動のためにしか使用できない。 ### 収穫 アクティブハウスに属するレディ状態のクリーチャーはいずれも収穫に使用してもよい。 クリーチャーが収穫に使用された時、そのカードを疲労状態にする。 その後、コントローラーはエンバーを共通サプライから1つ獲得し、クリーチャーの「収穫」アビリティを全て解決する。 ### アビリティの実行 アクティブハウスに属するレディ状態のカードが1枚ある場合、それの「アクション」能力を起動するために使用してもよい。 カードの「アクション」能力を使用するには、そのカードを疲労状態にし、記載された効果を解決する。 カードが既に疲労状態の場合、そのカードの「アクション」能力は使用できない。 ### 戦闘 アクティブハウスに属するレディ状態のクリーチャーは、いずれも戦闘に使用してもよい。 クリーチャーが戦闘に使われた時、そのカードを疲労状態にする。 その後、コントローラーは対戦相手のクリーチャーを1体攻撃対象に選ぶ。 攻撃の対象となるクリーチャーが居ない場合は戦闘を行えない。 2体のクリーチャーが、それぞれのパワーに等しいダメージを相手に与える。 戦闘中のダメージは全て同時に与えられる。 戦闘処理解決後、攻撃側のクリーチャーが生き残っていれば、そのクリーチャーの「戦闘」能力を全て解決する。 ### ダメージ クリーチャーが(何らかの理由で)ダメージを与えられた場合、与えられたダメージ量に等しいダメージトークンをそのクリーチャーに置く。 そのクリーチャーのパワーの合計に等しいかそれ以上のダメージトークンが置かれた場合、そのクリーチャーは破壊され、その所有者の捨札に置かれる。 クリーチャーがアーマーを持つ場合、アーマーは毎ターンそのダメージを防ぐ。 シンボル「~」は、そのクリーチャーが鎧を持っていないことを示す。 ## プレイするカード ステップ3の間、アクティブプレイヤーは自分に属するカードを何枚でもプレイできます。 ### エンバーボーナス 多くのカードは左上にエンバーボーナスがあります。 エンバーボーナスを持つカードをプレイした時、アクティブプレイヤーは最初にエンバーを取得します。 プレイヤーはエンバーを取得する度(たとえどんな理由でも)、エンバープールにそれを置きます(IDカードの上)。 ### アビリティをプレイ 一部のカードは大胆なプレイアビリティを持っています。 そのような能力は、そのカードにエンバーボーナスがある場合、をれを回収後すぐに解決する。 ### 消耗状態でプレイ クリーチャーやアーティファクトがプレイに入った時、消耗状態でプレイに入る。 これは、プレイヤーが一部のターン中にカードを使用出来ないことを意味します。 ### カードタイプ デッキにはアクション、アーティファクト、アップグレード、クリーチャーの4種類のカードがあります。 タイプ毎にプレイのルールが違います。 * アクション:このカードがプレイされた時、アクティブプレイヤーはそのカードの「プレイ:」能力を解決し、そのカードを自分の捨札の山に置く。 * アーティファクト:このカードがプレイされた時、アクティブプレイヤーはそれを自分の戦線の後ろのプレイエリアに置く。アーティファクトは消耗状態でプレイに入るが、場に残り続ける。 * アップグレード:このカードがプレイされたとき、手番プレイヤーはクリーチャーを1体 選び、そのクリーチャーにアップグレードを取り付け、そのクリーチャーの下(少し重なって いる)に置く。各アップグレードはターンごとにプレイ中のままで、それが 付けられているカードを修正する。アップグレードが取り付けられているカードがプレイから離れた場合、アップグレードは破棄される。 * クリーチャー:クリーチャーは戦線に消耗状態でプレイに入る。このラインはプレイヤーの前に一列で並んでいる。クリーチャーがプレイに入る度、コントローラーの戦線の左端または右端におかねばならない。クリーチャーはプレイに残り続ける。クリーチャーがプレイから離れた場合、戦列を内側にずらし、隙間をなくす。 ## 上級概念 ユニークなアーコンデッキの中には、新たに疑問を投げかけるカードがあるかもしれない。 ゲームをプレイしていると、遭遇する可能性がある概念、用語、キーワードは以下の通りです。 より詳しい情報や設定の紹介は、KeyForgeGame.comでKeyForgeルールブックの最新版をご覧ください。 ### アーカイブス アーカイブとは、プレイヤーの個性カードの近くにある表向きのゲームエリアの事です。 能力は、プレイヤーが自分のアーカイブにカードを追加する事ができる唯一の手段です。 ステップ2の間、アクティブハウスを選択した後、プレイヤーはアーカイブにあるカードをピックし、それらのカードを手札に加えることが許されています。 プレイヤーはいつでも自分のアーカイブを確認することが出来ます。 対戦相手のアーカイブを見ることは許されていません。 カードをアーカイブする事をプレイヤーに指示する能力で、カードがどこからアーカイブするかを指定していない場合、プレイヤーの手札からアーカイブする。 ### キャプチャー キャプチャーは、対戦相手のエンバープールからエンバーを取り出し、キャプチャー・プレイヤーがコントロールするクリーチャーの上に置かれる。 プレイヤーはキャプチャー・エンバーを消費する事はできません。 エンバーを持ったクリーチャーがプレイエリアがから離れた時、そのエンバーを相手のエンバープールに返却する。 特に指定が無い限り、キャプチャーしたクリーチャーの上にエンバーを置く。 ### チェーン、チェーントラッカー ユニークなKeyForgeデッキでプレイする場合、チェーンはハンディキャップ・メカニックとして使用されることがあり、特定のカード能力の追加コストとして要求されることもある。 右図のトラッカーは、プレイヤーがいつでも持っているチェーンの数を追跡するために使用することができる。 カードの能力の中には、プレイヤーが1個以上のチェインを獲得するものがある。 プレイヤーがチェインを獲得した場合、そのプレイヤーは獲得したチェインの数だけチェイントラッカーを増加させます。 プレイヤーが手札を補充するときに少なくとも 1 つのチェインを持っていて、手札に残っているカードの枚数に基づいてカードを引く場合、チェイントラッカーに基づいてカードを引く枚数が少なくなります。 そして、チェーントラッカーの数字を1つ減らすことで、1つのチェーンを流す。 ### "DO AS MUCH AS YOU CAN" カードの能力を解決する際には、その能力を出来るだけ多く解決してください。 カードのテキストがルールと直接矛盾している場合、カードのテキストが優先されます。 ### パワーカウンタ+1、パワーステータストークン クリーチャーに「+1パワー・カウンター」が与えられたとき、そのクリーチャーの上にステータストークンを置く。 これらのカードがクリーチャーに置かれる毎に、そのクリーチャーのパワーを1つ増やす。 ### スプラッシュ クリーチャー1体に「スプラッシュダメージを持つ」ダメージを与えた場合、スプラッシュダメージは対象クリーチャーの両隣に与えられる。 ### スタン、スタンステータスカード クリーチャーがスタン状態になったとき、それの上にスタン状態のトークンを置く。 次に使用された時に、クリーチャーを消耗状態にし、スタントークンが除去される。 それは収穫や戦闘を行わず、またそのクリーチャーが持つ能力も解決しない。 クリーチャーの収穫・戦闘・使用を必要としないコンスタントな能力は健在。 スタンしたクリーチャーが攻撃を受けた場合でも、その戦闘を行ったクリーチャーにダメージを与える。 スタン状態のクリーチャーを、再びスタンする事はできない。(スタントークンの追加は不可) ### オムニ アクティブプレイヤーは、そのターンのいずれかの間、そのプレイヤーがコントロールする「オムニ:」能力を持つカードが現在のアクティブハウスに属していなくても、その能力を発動することができる。 ### キーワード * アルファ - このフェイズでまだプレイしていない、使用していない、捨てていないカードがある場合に限り、あなたはアルファキーワードを持つカードをプレイすることができます。 * アサルト(X) - このクリーチャーが攻撃する前に、攻撃した敵にXダメージを与える。 * デプロイ - あなたがこのキーワードを持つクリーチャーをプレイしたとき、それは側面ではなく、あなたの戦線のどこでもプレイすることができます。 * アルーシブ - このクリーチャーがいずれかのターンの最初に攻撃された場合、どちらのクリーチャーもダメージを受けない。 * ハザードス(X) - このクリーチャーが攻撃を受けたとき、戦闘が解決する前に相手にXダメージを与える。 * オメガ - あなたがオメガのキーワードを持つカードをプレイした後、現在のステップが終了し、次のフェイズに進みます。 * ポイズン - 戦闘中にこのクリーチャーによってダメージを与えられたクリーチャーはすべて破壊される。 * スカーミッシュ - このクリーチャーが戦闘に使われたとき、それは見返りにダメージを与えられない。 * タウント - このクリーチャーの隣人はタウントを持っていない限り、攻撃を受けない。