# Nintendo SwitchプロコンのRetrospyのお話 # 今は[VisualSpy](https://note.com/gamewagashi/n/n1773263763c2)買うのが圧倒的に良い。 (2024/11/28追記) VisualSpyはFWを入れてしまえばあとはUSBケーブルでPCとコンソールとコントローラーを接続するだけでいいから圧倒的に簡単で楽。 BeagleBoneの代わりにVisualSpyを使うだけで、アプリケーション自体はRetrospy。 ※特定のVer以降じゃないと使えない機能を使っているらしい。 遅延に関してもこちらのほうが優秀。 BeagleBoneを使う方法に関しては1F以上の遅延が発生するらしい。 <img src="https://hackmd.io/_uploads/SJzIj-rHye.jpg" width="250"> これに合わせて[【プロコン型基板】FireBird For Pro-Controller](https://blog.bzl-web.com/entry/2023/12/19/024328)を使うと有線+入力表示での遅延が限りなくない環境の出来上がり。 # ここから先はそれでもBeagleBoneでやりたい人向け用 基本的にはgithubにある手順通りでいい。 基本的には(罠にはまったのでそこを主に備忘録として書いておく)。 ▼必要な物(というか使ったもの) ・Windows10PC ・Nintendo Switch(多分初期本体と有機EL本体) ・有機EL版純正ドック&[サードパーティドック](https://www.amazon.co.jp/dp/B08HCVVL2Z) ・プロコン ・BeagleBone Black Rev C(1GHz 512MB 4GB:EMMC)  ※色々種類ありそうだけどこれしか知らん ・MicroSD(32G シリコンパワー) ・MicroSDカードリーダー(PCで読み書きできりゃいい) ・[USB 2.0デュアルパワーYケーブル](https://www.amazon.co.jp/dp/B00D3I3T4A)  ※いわゆる二股になっていて、USB-Aが2つ(通信用と給電用)とMiniBが1つ  ※2023/6/26時点でラス1買ったのわいだったりする  ※[多分これでもいい](https://www.amazon.co.jp/dp/B003HHK58U)  **※が必要とは書かれてるんだけども、A to MiniBのケーブルでも普通に動作はした(充電都合?)** ・USB延長ケーブル(環境によってはなくても、Y字ケーブル使うなら欲しいかもしれない) ・balena Etcher(ソフトウェア) # ▼BeagleBone Black Rev Cにイメージを書き込む  1.[RetrospyのGithub](https://github.com/retrospy/RetroSpy)から「BBB-blank-debian-10.3-retrospy-iot-armhf-2023-05-05-4gb.img.xz」をダウンロード    ※数字はリリース状況によって変わると思う  2.[balena Etcher](https://etcher.balena.io/)を使いMicroSDにイメージを書き込む    ※どうせ一回しか使わないしポータブルでいいだろうけど好み    ※僕は「ETCHER FOR WINDOWS (X86|X64) (PORTABLE)」でやった    ※ソフトの使い方は流れでわかると思う  3.書き込みが終わったMicroSDをBeagleBone Black Rev Cに入れる  4.MicroSDスロット付近にある(USER/BOOT)ボタンを押した状態でBeagleBone Black Rev Cに電源を入れる(USBをつなぐ)    ※大体10秒無いくらいボタンは押したままにしておく  5.LANポート側のLEDが光る    ※LANポートを左向きに置いたときの、下側1つが青点灯、上側4つ全部が青点灯→上から1つずつ点灯に変われば書き込み始まっている  6.LEDが消えたら書き込みの終わり    ※この時途中で電源を抜いたりSDを抜いたりするとBeagleBone側のeMMCが破損ファイル状態になって失敗なので、その際はまた4からやりなおし  7.電源を切ってからSDカードを抜き、ドック(USB-A)と接続する    ※SDはちゃんと抜いておこうネ  8.BeagleBoneとPCが同じネットワークになるように有線で接続する  9.BeagleBoneをswitchドックとプロコンに接続する    ※switchドック-BeagleBone-有線LAN (ドックでよさそう) 給電┘   └プロコン # ▼Retrospyの準備  1.BeagleBoneのIPを調べるために色々頑張って(以下罠にはまった要素で、試した内容と結果)   ・(罠)コマンドプロンプトで「ping -4 beaglebone.local」→ホストが見つからない   ・(罠)「Angry IP Scanner」使って検索→「beaglebone.local」出てこない   ・(罠)TP-LinkのAPを使ってるので、APアプリ上で「beaglebone」を探す→見当たらない   **・その代わり「retrospy」というのがAPアプリ上で見つかる→IPがわかる**   **・コマンドプロンプトで「ping -4 retrospy」→ホストが見つかる→IPもわかる**   **・「Angry IP Scanner」で、事前に分かったIPの情報を見る→「retrospy」とは出ていない**    ※Portsは「80,8080」なので、そこでわかるご家庭もあるかもしれない   **・結果、なんやかんやでIPがわかる\ババーン/**    ※公式ページの情報が古いだけなのかもしれない    ※Retrospy書き込む前にIPを調べると「beaglebone.local」がヒットするのかもしれない    ※IPわかればルーター側からIP固定しておいてもいいのかもしれない  2.[Retrospy](https://github.com/retrospy/RetroSpy)から好みのRetrospyをダウンロードして使える状態にしておく    ※基本はインストーラーでいいんじゃないかな、知らんけど  3.switchの設定で「Proコントローラーの通信設定」を「ON」にしておく  4.Retrospyを起動し、以下のように   ・Controller Source:「Nintendo Switch」   ・Hostname:「BeagleBoneのIP」   ・Viewer Skin:「Switch Pro controller」    ※Skinはカスタムもできるので、その辺は好みに応じて   ・Username:触らない   ・Password:触らない   ・Delay(ms):とりあえずは0でいい    ※PC上に表示される入力に遅延を入れる設定     5.Go!をぽちっとする  6.switch上で、プロコンが「無線接続」→「USB接続」へと自動で切り替わる    ※地味に切り替わるまでに時間がかかるので紅茶でも飲んで待ってください  7.問題なく接続出来れば終わり    ※エラーの際はIPが間違っていないか、Retrospyを起動しなおしてみる等試してみてくれ     #  ▼余談 ・Retrospyを起動し、switchコントローラーを選択してGo!を押すと一度本体から接続が解除され、USBでの接続が改めてされるので注意。 ・本体との紐づけは先にしておく必要あり。 ・Retrospyを終了すると本体からUSB接続が解除され、無線で改めて接続がされる。 ・Retrospyを起動しないとUSB接続での操作はできないのでその辺は少し注意。 ・switch用のN64コンも入力表示できるのは確認済み。 ・他switch用のコントローラ持ってない(あげた)ので試せてはおらず。(多分できるやろ) ・ボタンの設定が特殊なのでそこだけSkinを修正するなりで調整が必要。  ※他コン繋いでプロコンのSkinでボタン押してみればどこのボタンがどう反応してるかわかる。