# **だから僕はおおかみになった**
どーも53代でCG研所属のナカトと申します。自分に語れることは一つくらいしかないので、それについて語らせて頂きます。
さて、普段の活動に来ている方は分かると思うんですが、私はなるべくこの狼の被り物を被っています。

なんでそんなことをするんだろうといえば、それが僕のアイデンティティだからです。えぇ、本当にくだらない理由だと思います、あんなボロボロの被り物に自分のアイデンティティを委ねているんですから。
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大学生というのは大人と子どもの境であるマージナルマンの期間であり、多くの人が自己の確立に四苦八苦している時期だと思われます。
大学には自分より学力が高い人がゴロゴロいる、勉強をすることが絶対的な価値尺度でなくなる、自身に委ねられる裁量権が大きくなり普通に生活することの苦労が増える。
単純に学業や研究の厳しさ忙しさというのもあるだろう。
大学になってから人付き合いが広範で、大変に感じるし、なんというか薄っぺらいように思うこともある。
苦しむ要因は様々あれどこういったなんともやりきれない思いというのは誰もが抱いていると思います。
ただ苦しみの大きな要因というのは、一つに集約されると思います。
つまり、我々は「何者かにならねばならない」という焦燥感に追われているのだと思います。
地縁・血縁といった封建的絆が断ち切られ、生まれや職業に限定されず自由に努力次第でなんでもできるというのが現代です。
逆にいえば、誰もあなたに対して指示をしてはくれないということです。
ほとんどの人があなたに対して責任を負わないし、自分の内から出てきた“意思”とやらで能動的に主体的に人生を決め過ごさなければならないのです。
他方でインターネット技術が発達した今日では、想像もつかないことやあまりにも労力がかかることを成し遂げる人々を日々観測してしまいます。
そういった人々は確かに自分とは明らかに異なる「何者か」であり、ましてやそれが年下であったりしたならば強烈な劣等感に襲われるかもしれません。
ただ実際にはもうそういったことに慣れすぎてしまっていて、全てが虚無感に変わっているのかもしれませんが。
とにかく、こういった時代の変化によって個々人は自立することを求められ、他者とは違う「何者か」になるべく早くならなければならないという切迫感に皆追われていると思います。
しかし、人間は全然そんなことを自力で行えるほど強くはないと思っています。
何故ならば自分が何者なのか、何をやりたいのかだって自分自身でよく把握していないのだから。
あるいは、名目上自由になった世界といえどもある程度「人間らしい生き方」や「普通」といった考え方や人生が、無意識に規定されていると日々感じるのではないでしょうか。
いまから何もかも捨てて野に生きてみる、確かに他者とは異なる生き方でしょう。
しかし、きっと社会がそれを許さないでしょう(社会といっても両親や親類、友人、大学といった近い人だけかもしれませんが)。
また社会が提示する「普通」「一般」という価値観には常に規定され続けるでしょう。
結婚をしなければ、子供をつくらなければ、世間一般な趣味とは……etc.
そういった狭間で苦しむ中ではもはや自死を選ぶことでさえ何一つ特別ではないのです。
なにかを見付けられずに死ぬ人なんていくらでもいるから。
# だから僕はおおかみになった。
これが僕の中で出された結論です。結局上記の問題は何一つとして解決していないし、何も変えていない特別なんかではない。私は何か人と違うことをやろうとして上滑りしているだけのくだらない人間です。
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というのは**完全に噓**です。
何故ならば、狼を被っている最大の理由が「Twitterアイコンとリアルの顔がズレてる現象」を回避できて、なおかつアイコニックであるという、至極単純なものだからです。
これ**とんでもない名案**だと自分の中で思ったのです。そう思いませんか?僕はそう思いませんけど。
そもそも発端はハロウィンの英語の時間にコスしてきたら得点をくれるみたいな先生の妄言を真に受け、クラスで数人しか仮装をやってこない中、何故かガチで仮装を作ったというやばすぎる行動の結果です。(後に文化祭のビラ配りで役に立つからセーフだった。)
そして持ち運びが余りにも手間だったり、冬場コートに**めちゃくちゃ毛がつく**といった苦労を抱えながらも、やめ時がわからないというだけなのです。
これに関しては**マジで滑っている**と思うんですが、新歓が終わるまで、つまり6月くらいまでは続けます。
なんなら最近被り物がボロボロなので、新しく作り直そうと思ってます。

最近鬼滅の刃にはまっているので、せっかくだから伊之助みたいなイノシシの被り物を作りましょうか。
そして序文に書いたポエミーな文章も嘘です。
多分そうだろうなと推測しながら書いているだけです。的外れだったら申し訳ないです。
そういったことに悩んでいた時期もあったような気もしますが、結局自分にとって世界の区分は「自分」と「他者」に限定されます。
つまり自分大好き人間ってことですね。
自分の最大の味方は自分なので、自分で自分を許し続けるしかないのだと思います。
自分が自分を認められるっていうのが、一番の救いだと思います。
ま、そんな簡単ではないんでしょうね。知らんけど。
そしてこういった価値判断は自分の場合、生来の気質と養育環境で育まれたものだと思うので、どうすればこういう風に自分を好きになれるかは助言できません。
申し訳ない。
**さて気をとりなおして**本題である狼の被り物の作り方について記述していきます。
作成に当たってはこちらの「倉戸みとの創作ノウハウ共有サイト 黒の錬金術学会」様を大幅に参考にさせて貰っています。
[http://blachemy.blogspot.com/2016/04/blog-post_24.html](https://)
**1.好きな動物の形の型を作る**
どこでも大概買える工作用紙を使い、ホッチキスなどで輪っかを作り組み立てます。
頭の形を輪っかで取り、そのあと顎の方にまで伸ばして輪っかをくっ付けます。
このときには頭をすぽっと覆うものと、あとは顎まで繋がるように輪っかをつけていきます。この時、ホッチキスの針は留める部分が内側に来ないようにします。
今回は狼がモチーフなので、イヌ科特有の口が突き出した頭骨を再現していきます。また狼を正面から見た時の三角形の顔の形を出すために、側頭の頬の部分に膨らみを作ります。

**2.紙を貼る。カッチリとした型とする**
糊を浸した水を紙につけていき、骨組みだけの部分の隙間を埋めるように貼り付けていきます。

このとき私は3つ間違いを犯しました。
1.コピー用紙を切って使った
2.ボンドを水に溶かした
3.紙をその溶液に浸した
多分これ全部ミスっています。
出来なくはなかったけど、後で振り返って見ると手間がかかりすぎたと思っています。
そもそも自分はこの方法の正解を一度見ているのです、実は。
私の脳内に演劇の小道具を作ってくれた、中学時代のK澤君の思い出がよみがえります。
大好きな車の話を始めると止まらなくなるK澤君。
下校途中に話をうっかり聞いたときは足が痛くなるまで一方的に話をしてくれたよね。
高校に入るためにスターリングエンジンを自作していたK澤くん、ガチすぎるよ。
でも君が作っていたザクは小学生みたいなカラーリングとトゲを生やしたデザインで、正直ダサいと思ってしまった。申し訳ないよ。
まあとにかく金澤君は、
1.チラシとか柔らかい紙を不規則に手でちぎって
2.でんぷんのりをぬるま湯に溶かし
3.それをハケで塗っていたんだねぇ
とくに3は大事。未だにじぶんの机はボンドがこぼれにこぼれ、ニス塗ったみたいにテカテカコーティングされてるからね?
しかも金澤君はしっかり乾燥をしてから、二層目を貼っていた。
アドカレがギリギリな私に、そんな期間をおいて段取りを踏むことなんてできないんだよ。
**3.毛を買って切って貼り付ける**
さーてまずは毛を買う、つまりフェイクファーだけどそういったものはどこに売っているでしょうか???????
正解は**日暮里服飾街!!!!!!**
板橋に友人の演劇見にいったついでに、服飾街に立ち寄ったよ。
そしたら日曜日に、日暮里服飾街の店はどこもやってないんだよね。
**は?**


(これは日暮里に行ったとき昼飯に寄った飲食店。店内装飾最高なんだよな、店員さんもめっちゃ気が良かった)

(そのあと秋葉行って、シャニマス感謝祭をUDXで見てきた。前にいる人が「にわかがよ……」とか悪態呟いてたんで、内心怯えながら聞いていたにわかが、私です。)
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**後日出直した**のが新宿のオカダヤ。やはり新宿にはなんでもある、麻天狼だってある、やっぱチャンピオンなんだよなぁ……
まあリーダーはじじいなんだけど。
フェイクボアとか買いました。店内女性ばっかですっごい気まずいんだよね、アレ。店員さん全員女性だからね、男に生まれてすまない、本当にすまない……という気分だった。
さーて、次は東急ハンズ。ハンズなら布以外は大概揃う。3000円分くらい色々買って作り始めました、部室で。
そして、毛の惨劇。
当時は若く、フェイクファーの切り方が分かりませんでした……
裏地にカッターを当て、切れ込みを作ってから裁ちばさみで切るのが正しい。
決して表からザクザク切ってはいけないよ、毛が飛びすぎて貞子が出た後の部屋みたいになったよ。部室が。
そして貼り付けは**グルーガン**
これを作った人は**天才**
速攻で貼り付けが完了する。あれなしでは生きていけない。
なんとなーく毛の流れを意識しながら貼っていくんですが、部室で作業していて**fuchi**さんに
「**これ、髪のカット失敗した奴みたいじゃん**www」
と言われたの未だに根に持っています。覚悟の準備をしておいてください。
はい、貼っていけば完成でーす。作業オブ作業、時間をかければ誰だってできる。
でも誰もやろうとはしない。なぜなら文化祭3日前だったから。
