--- lang: ja tags: ICL_B_2022, lecture --- # 2022年度 情報とデータの基礎 第5回<br>サイエンス・スキルII データ科学の基礎(1): グラフ描画 [ポータルへ戻る](https://hackmd.io/@nagae/ICL_B_2022) <div style="text-align: center"> このページへは以下のQRコードまたはURLからアクセスできます: ![](https://i.imgur.com/Oymf8OY.png =200x) <code style="font-size:20pt">https://hackmd.io/@nagae/ICL_B_2022-Ch05</code> </div> # 今回のやることリスト 1. Google Colaboratory の起動 2. 電卓として使ってみる 4. グラフの描画 5. CSVファイルからのグラフの描画 6. 課題2 「出身地最寄りの気象グラフを作成せよ」 # 1. Google Colaboratory の起動 1. https://colab.research.google.com/notebooks/intro.ipynb にアクセスする.初めてアクセスすると,下記のような画面が現れるので,右上の「ログイン」から東北大メールIDでログインする. ![](https://i.imgur.com/4SjINog.png =600x) 2. ログインすると右上のアイコンが「接続中」→「初期化中」となった後,赤丸のような表示になる ![](https://i.imgur.com/Yihpxey.png =200x) これは,**自分に割り当てられた仮想マシンのメモリとディスクの容量** を表している.カーソルを置いてみると,なかなかのスペック(下記の例ではRAM 12.72GB, ディスク 107.77GB)が表示される ![](https://i.imgur.com/giX22rt.png =200x) 3. Colaboratory(以下,Colab)が提供するこの仮想環境上で は,Python という言語を使ったデータ分析やプログラミングができる.標準的なモジュール・ライブラリは既に入っているが,自分で探してきたモジュールをインストールすることもできる. 4. それぞれのセルは,左上の再生マーク: <img src="https://imgur.com/GtzwWzr.png" width="200"> をクリックするか,**Shift+Return** で実行できる. # 2. 電卓として使ってみる 1. Classroom>授業>参考資料>Colabで電卓+Colabでグラフ描画を開く>Colabを電卓として使う(もしくは[Github版](https://github.com/nagae/ICL_B_2022/blob/main/Colab%E3%82%92%E9%9B%BB%E5%8D%93%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E4%BD%BF%E3%81%86.ipynb)) にアクセス 2. Colaboratory で開いて順に実行してみる. # 3. グラフの描画 1. Classroom>授業>参考資料>Colabで電卓+Colabでグラフ描画を開く>Colabでグラフ描画 (もしくは[Github版](https://github.com/nagae/ICL_B_2022/blob/main/Colab%E3%81%A6%E3%82%99%E3%82%AF%E3%82%99%E3%83%A9%E3%83%95%E6%8F%8F%E7%94%BB.ipynb))にアクセス 3. Colaboratory で開いて順に実行してみる. # 4. CSVファイルからのグラフの描画 1. Classroom>授業>参考資料>Colabで電卓+Colabでグラフ描画を開く>Colab気象庁CSVファイルを読み込む (もしくは[Github版](https://github.com/nagae/ICL_B_2022/blob/main/Colab%E6%B0%97%E8%B1%A1%E5%BA%81CSV%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%BE%BC%E3%82%80.ipynb))にアクセス. 2. Colaboratory で開いて順に実行してみる. # (おまけ)豆腐回避 `matplotlib` でグラフのタイトルや軸のラベルに日本語を使うと,下記のような **お豆腐** に変換されてしまう. ![](https://i.imgur.com/Z2OgSlT.png =300x) これを回避するための方法を Classroom>授業>参考資料>Colabで電卓+Colabでグラフ描画を開く>Colabで日本語表示 (もしくは[Github版](https://github.com/nagae/ICL_B_2022/blob/main/Colab%E3%81%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E8%A1%A8%E7%A4%BA.ipynb))に記載したので参考にして欲しい. # 5. 課題2「出身地最寄りの気象グラフを作成せよ」 ここまでの知識を使って,**自分の出身地の最寄りの地点**の**2021年**における各月の**平均気温**および**月間降水量**のグラフを作成せよ.日本国外出身の学生については,任意の地点のデータを利用してよい.ただし,作成するグラフは,下記を満足すること: - グラフのタイトルには観測地点名称と観測年を記述すること(e.g. `Sendai(2020)`). - x軸, y1軸, y2軸のそれぞれに,見出し,目盛りおよび単位を適切に記載すること. ## 提出物および提出期限 以下の2つ(もしくは3つ)を Google classroom の**課題2**から提出せよ.ただし,ファイル名の`C9TB9999`は自分の学籍番号に置き換えること. 1. `C9TB9999_weather.pdf` : 生成されたグラフを **PDF形式のファイル** で保存したもの. 2. `C9TB9999_plot.ipynb` : 上述のグラフを作成するのに用いた Colab Notebook ([ipynb形式](https://ipython.org/ipython-doc/dev/notebook/nbformat.html)) 3. `C9TB9999_data.csv`: CSVファイルを読み込んでグラフを作成した場合,そこで読み込んだCSVファイル. **提出期限:2022年6月1日(水)23:59** ## 評価基準 ### 必須要素(守られていない場合は減点) - **提出ファイル名** および**ファイル形式**が適切である(`.pdf`, `.ipynb`, `.csv` の拡張子に合ったファイル形式であること) - 気温と降水量が**明確に区別**できる - **グラフのタイトル**,各軸の**見出し・目盛・単位**が適切である ### 加点要素(例示するような工夫・努力がある場合は加点) #### 技術の習熟 - **CSVファイルを読み込んで**プロットしている(ただし,適切な Colab Notebook とCSVファイルが添付されている場合に限る). - **講義で紹介していない**関数・機能を使っている(その場合,短くてよいので,何をするための機能なのかをコメントで記載すること). #### 独創性 - **見易さを向上させるための工夫**(e.g. 線の太さやポイントの大きさを変更). - **他のデータの活用**(e.g. 全国平均や平年値との比較,日照量データなどの利用). ## 課題の進め方 以下,`C9TB9999`は自分の学籍番号に置き換えて読むこと. 1. [気象庁の過去の気象(2021)](https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php?year=2021)にアクセスし「地点」「年月日」「データの種類」を選択する. - 地点: 自分の出身地の最寄りの地点(留学生の場合は任意の地点のデータを利用して良い) - 年月日:年だけを選択 - データの種類:「月ごとの値を表示」を選択 **【注意!!】** 下の画像は 2019年のデータ作成例になっていますが,皆さんは **2021年のデータ** を使って下さい. ![](https://i.imgur.com/RqCx5Dv.png) 2. 表示されるデータから「平均気温」と「月ごとの合計降水量」を取得し[Colabでグラフ描画](https://github.com/nagae/ICL_B_2022/blob/main/Colab%E3%81%A6%E3%82%99%E3%82%AF%E3%82%99%E3%83%A9%E3%83%95%E6%8F%8F%E7%94%BB.ipynb) の `temp` と `prep` を適切に書き換えてグラフを描画する. 3. CSVファイルからのグラフの描画に挑戦してもいい.[Colab気象庁CSVファイルを読み込む](https://github.com/nagae/ICL_B_2022/blob/main/Colab%E6%B0%97%E8%B1%A1%E5%BA%81CSV%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%BE%BC%E3%82%80.ipynb)を参考にして,気象庁からダウンロードした`data.csv`を用いて,グラフを描画する. 4. グラフを描画したら `savefig` 関数を使い,グラフを `C9TB9999_weather.pdf` という名前で保存し,ダウンロードする. 5. グラフ描画に用いた Colab Notebook のメニューから 「`.ipynb`をダウンロード」を選び,`C9TB9999_plot.ipynb` という名前に変更する ![](https://i.imgur.com/m6pvJRk.png) なお,ダウンロードした `.ipynb` ファイルは,通常,ダブルクリックしても開くことはできない.適切なファイルがDLできているか確認するには,`ipynb`のビューワーアプリを入れるか,ダウンロードしたファイルを Google Drive において Colab で開くか(こちらの方が手っ取り早い)すること. 6. CSVを用いてグラフを描画する場合,`data.csv`を`C9TB9999_data.csv`という名前に変更する. 7. Classroom>授業>課題>課題1 から,`C9TB9999_weather.pdf`,`C9TB9999_plot.ipynb`および(必要に応じて)`C9TB9999_data.csv` を提出する. 8. 課題の提出方法については[こちら](https://support.google.com/edu/classroom/answer/6020285?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja)も参照のこと.