{%hackmd 8MPIwZedRFaULmNj3QbgWw %} ## レイモン・ラディゲを読む(担当者:朴志祐) ## 花、あるいは星たちの言葉 > 僕がしばらくの間住み着いたある家では十二人の少女が一年の各月々と似ていた。彼らと踊るのもできたが僕の主権とはそれだけで、口外することさえ僕には禁じられていた。ある雨の日、旅路から収めてきた花を、彼ら各々に贈りあげた、仕返すために。わかってくれるものが何人かいた。彼らが死んだ後、強盗に変装したのは他の少女たちを怖がらせるためであった。彼らはわざと気づかないふりをしていた。夏にはみんな気晴らしに行ってた。僕たちはそれぞれに映る星を数えた。その中、余り過ぎた一つの星を見つけたが、僕は何も言わなかった。 > 雨の日々は過ぎ去ってのか?再び空は閉まり、貴方たちの中にかなり繊細な耳など見つかりやしない。 ## 꽃, 혹은 별 들의 말 > 내 얼마간 정주停駐했던 어떤 집에서는 열 두 소녀가 일 년 각 다달과 닮아 있었다. 그네들과 춤출 수도 있었으나 내 주권이란 다만 그것뿐, 발설조차 내게는 금지되어 있었다. 비 오던 어느날, 여로에서 거두어 온 꽃 하나하나 그들에게 바쳤다, 앙갚음하겠다고. 알아주던 이 몇 있었다. 그네들 죽고난 뒤, 강도로 변장했던 건 다른 소녀들을 겁주려는 심산에서였다. 그들은 부러 눈치채지 못 한 척했다. 여름이면 모두 바람을 쐬러 가고는 했고. 우리는 각자에게 비치는 별들을 헤아렸다. 그 중 과람過濫하다 싶은 별 하나 발견했어도, 나는 아무 말 하지 않았다. > 비 오던 나날은 지나간 것일까? 다시금 하늘은 닫히고, 웬만큼 섬세한 귀[耳]란 당신네들에게서 찾아볼 수가 없다. ## Le Langage des fleurs ou des étoiles(Les Joues en feu) > J’ai demeuré pendant quelque temps dans une maison où les douze jeunes filles ressemblaient aux mois de l’année. Je pouvais danser avec elles, mais je n’avais que ce droit, il m’était même défendu de parler. Un jour de pluie, pour me venger, j’offris à chacune des fleurs rapportées de voyage. Il y en eut qui comprirent. Après leur mort, je me déguisai en Bandit pour faire peur aux autres. Elles faisaient exprès de ne pas s’en apercevoir. En été tout le monde allait prendre l’air. Nous comptions les étoiles chacun de notre côté. Lorsque j’en trouvai une en trop, je n’ai rien dit. > Les jours de pluie seraient-ils passé ? Le ciel se referme, vous n’avez pas l’oreille assez fine. ## 〈レーモン・ラディゲとは?〉 ・ レーモン・ラディゲ(Raymond radiguet、1903年6月18日 - 1923年12月12日、20歳没)は、フランスの小説家、詩人である。出身はサン=モール=デ=フォッセ(Saint-Maur-des-Fossés)。 ・ 早くから才能を開花させ、14歳で詩作を始めた。またコクトー、ピカソ、モジリアーニなどとも交際。 (自宅で父親からギリシア語とラテン語を習いながら、徐々に詩作に手を染める。15歳の時に父親の知り合いの編集者のつてをたどって知り合った詩人のマックス・ジャコブに詩を評価され、同じ詩人のジャン・コクトーに紹介される。コクトーはラディゲの才覚を見抜き、自分の友人の芸術家や文学者仲間に紹介してまわる。数多くのコクトーの友人との交友を通して、ラディゲは創作の重心を徐々に詩作から小説に写し始める。) ・ 17歳前後に2冊の詩集を出版。『燃ゆる頰Les Joues en feu』、『休暇中の宿題Devoirs de vacances』。 ・ 代表作である『肉体の悪魔Le Diable au corps』は18歳の時、『ドルジェル伯の舞踏会Le Bal du comte d’Orgel』は20歳の時に書いた。「フランス心理小説の傑作」に仕立て上げていることから、「夭折の天才」の名にふさわしい文学的実力の持ち主であったと評されている。 ## 〈謎〉 ・«filles»から、«autres», «nous»に至るまで語り手と同棲している、一緒に暮らしている少女たちの得体、または象徴は何か? ・(«il m’était même défendu de parler.» «je n’ai rien dit»など)何かを口にだすのが禁じられているのは? ・«Bandit» ・«en trop»の意味 ・最後の連の«vous»は誰に向かっているのか? ・耳 ## Le Pluriel des noms(Devoirs de vacances) Il y a des boîtes à bijoux dont le couvercle est un miroir. Le fleuve sur lequel patine Narcisse emprisonne ses paroles. Larive et Fleury : Narcisse se change en fleur dès qu’on veut mettre son nom au pluriel. ## 名詞の複数形 蓋が鏡である宝石箱がいくつかある。ナルシスがスケートで滑る川が彼の言葉を閉じ込める。ラリーブとフルーリによると、彼の名前を複数形にする時からナルシスは花に変わるという。 명사의 복수형 뚜껑이 거울로 된 보석함이 몇 있다. 나르시스가 스케이트를 타며 미끄러지는 강이, 그의 말을 유폐시킨다. 라리브와 플뢰리에 따르면, 그 이름을 복수형으로 두는 순간부터 나르시스는 꽃으로 변한다고 한다. ・ほりたつおによる翻訳がある Les joues en feu ・他の作品は韻文メイン ・1920年(17歳頃の作品) ・月日の流れを女性にたとえ、一ヶ月ごとに一人ずつ死んでいく。自分は強盗して、奪っていく。 ・口外することは禁じられていたが、少女たちに一方的に襲撃をもらっている感じだったが、彼女らが死んだ後、何かを盗って、むしろ俺がその彼女たちを襲撃する(主客の転倒) ・時間に仕返しをすることができる人間はいない。 言語に汚れがないものとして、純粋の極まり(踊りとして彼女たちと遊ぶことはできる) 言語化するのがある種の罰だったのではないか。(言語化するのは禁止されていた) 雨の日のために、復讐のために(本当は言語化したかった?)、雨が落ちるという意味で、 言語を理解するのは、純粋から離れる。 気付かないふりをして、 耐えられないくらいの協力すぎる 肉体的に封されている、話すのを禁止されている。 花の言語 出ることすらできなかった? Chacun de notre côté : 視覚を共有できない。