--- lang: ja --- この記事は、[茨大 Advent Calendar 2020](https://adventar.org/calendars/5043) 13日目の記事です。 # ラストマン戦略についてのはなし 先日、クレディセゾン常務執行役員CTOの**小野和俊**さんの講演を聴く機会がありました。 ## 小野和俊さんとは 詳しくはここをみてくれ。 [小野さんの紹介](https://type.jp/et/feature/14193/) あとこの本↓を書いている人です。 [その仕事、全部やめてみよう 1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」(小野和俊 著、ダイヤモンド社)](https://www.diamond.co.jp/book/9784478108598.html) ## 今日の本題 ラストマン戦略とは 小野さんの紹介ページにもある、「ラストマン戦略」についての話をします。 簡単に言うと、**自分のグループの中で一番になれそうな分野を見つけ、 それを極めることでグループ内での最後の砦になるという戦略**のことです。 - 自分のグループ 会社でいうと所属の部署ないし、プロジェクトチームなど。 学生なら研究室とか、あとはアルバイトメンバーとかとか まずは最小単位のグループを考えてください。(大学全体・会社全体で、とかではなく) - 一番になれそうな分野 講演の中では、分野 = 業務に関わるような情報技術 を指していました。 私の解釈としては、別に情報系の技術だけでなく、 例えば料理、歌、スポーツなどなんでも良いと思ってます。 **具体的に説明します** ラストマン戦略のサイクルは以下の通りです。  1. 「僕のグループではこの分野で誰もトップと言える人はいないなあ」 ⇒ やってみる 2. 「いざやってみたが、正直むいていないなあ」 ⇒ あきらめて別の分野を見つける 3. 「グループ内ではトップになれたな。よし、もっと大きなグループでトップを目指そう」 ざっくり言ってしまえば、 うまくいったら**もっと大きな目標を目指し、だめなら別の道を探す.** というものです。 **何がいいのか** - **小さな目標**からスタートし、**いつでもやり直し**がきく - ラストマンになれた暁には、その分野については**他の人に頼られる** - 自分が一番であるという**自信が持てる** ## 実践してほしいこと 特に駆け出しのエンジニアは、「はやく業務を覚えたい」とか「先輩の役に立てるように知識をつけたい」などのような考えに陥りがちだと思います。(僕だけかもしれません) 既にその会社にはその道のプロがいるのに、そこまで業務知識が重要でしょうか? いや重要です。(どっちやねん) 重要なんですが、すべての時間を業務にまつわる学習に充てるのはどうでしょうか。 私から言いたいことは、 もし時間があるなら、**自分の生きる道と言える分野を見つけてみましょう** ということです。 ずっと会社みたいな組織での話をしていますが、 ラストマン戦略はどういう状況にも当てはめることができると考えています。 もし今自分が属する組織の中で、自分というものが確立できない人は、 ぜひ**これだけは**という分野を見つけてみてください。 だめでもすぐにあきらめてやり直せるのです。 ## 最後に 今年ももう終わりそうです。(唐突) 今年一年はあまり正しい方向性を歩めていなかった気がします。 来年(というか今月)からは、少しずつ自分の生きる道と呼べる分野を探す旅をしてみたいと思います。 (あと自分探しの旅もします。山梨県へ。) ラストマンと呼ばれるその日まで、精進します。
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