# 静止タグと移動タグの区別をするための初歩実験? #### 止まっているタグと動いているタグを設置し、データを取得する。 #### 以下の枚数で実験をおこなう。静止タグと移動タグの区別をどの値で行えそうかを確認する。 - 止まっているタグ1、動いているタグ1 - 止まっているタグ1、動いているタグ5 - 止まっているタグ5、動いているタグ1 - 止まっているタグ10、動いているタグ5 - 止まっているタグ5、動いているタグ10 - 止まっているタグ30、動いているタグ5 - 止まっているタグ5、動いているタグ30 ### 実験環境 #### 静止タグを設置し、その手前を移動タグが通過するようにした。 #### 静止タグはアンテナから1m、移動タグはアンテナから50cmの位置で移動させた。 #### 実際の画像は後日上げます... ### 実験結果 #### 静止タグにおけるRSSIや位相値の変化は以下のグラフのようになる。 - tag1![](https://i.imgur.com/zGAxDsP.png) - tag2![](https://i.imgur.com/zJOLKpQ.png) - tag3(サンプル数が極端に低いやつ)![](https://i.imgur.com/11IDmpB.png) #### 移動タグにおけるRSSIや位相値の変化は以下のようになる。 - tag1![](https://i.imgur.com/pOzYKLk.png) - tag2![](https://i.imgur.com/Yl4mvYb.png) - tag3(サンプル数が極端に低いやつ)![](https://i.imgur.com/JdLXqj5.png) #### グラフからわかること - 基本的には、タグの枚数が増えても同様のグラフとなることがわかった。 - 静止タグのRSSIと位相値と比較して、移動タグのRSSIと位相値は大きく変化しやすい。 - 移動タグのRSSIは、最大値と最小値が10dBm前後変化するのに対して、静止タグは5~7dBm程度の変化にとどまる。ただ、一部の結果では、静止タグでも10dBm程度変化することがあるため、RSSIで識別できるかは微妙。(分散値や標準偏差を使うといけるかも??) - 静止タグの位相値は、おおよそ1rad前後変化する。それに対して、移動タグの場合は、5rad以上の変化が見られる。そのため、静止タグとの区別がしやすいと考えられる。(補正処理かける前のデータグラフですが、大体の動き方は綺麗にわかる) #### その他 - 今回は、タグの枚数が最大35枚で実験しているが、実際はより多くのタグが存在する状況になるので、タグを増やしていきたい。 - タグの向きはアンテナと対面する形で設置している(靴下の陳列とかダンボールに貼られたタグを想定)が、実際は重ねて管理していたりするので、重なる場合の影響も測定しなければ...(むしろこっちの方が搬出としては現実的かも) - 一部のタグで、極端に読み取り回数が少ない状況が発生する。読み取り回数が少ないタグは特定のタグ(今回は2つ)のため、タグの配置もしくはタグの形状によって異なるのかも?はたまたリーダーモードによって、このような現象が発生するのか? →読みにくかったタグは画像の二つ ![](https://i.imgur.com/IRw87bz.png) →同じ配置のまま、アンテナに近づけると読み取る頻度は改善されたので、配置とバックスキャッタの大きさが影響してる? - リーダーが定期的にタグを読みに行くわけではないので、読み取り回数はランダム。モードによって1秒間に読める回数が変わるので、タグを読み取る回数をどれくらいまで落とせるのか、リーダーモードによってタグの読みやすさが変わるのかを考慮していく必要がある。 →リーダーモードについてimpinjが出してくれてた [https://support.impinj.com/hc/en-us/articles/360000046899-Reader-Modes-RF-Modes-Made-Easy](https://) #### 平均や分散からわかること - RSSI平均値については、静止タグと移動タグで違いは見られなかった。 - 位相の平均値については、静止タグの方が、移動タグよりも小さい。これは、静止タグがアンテナの正面にあり、距離が小さいため。また、移動タグのRSSI値が上昇し、降下するため、平均値が高くなる傾向にある。 - 分散値については、RSSIおよび位相値の両方において、移動タグの値が高くなる傾向にあることがわかる。 - サンプル数が低いでも、分散値が異なるため区別できそう?(この値の閾値をどうするのかが問題ですが。) #### アンテナ出力を30dBmから3dBmずつ下げてみた結果 - 出力30dBmでは35枚全てのタグを読み取ることが可能であったが、出力を下げるほど読み取るタグの数が減少していくことがわかった。10dBm(最弱)の場合では、18枚のタグしか読み取ることができなかった。 - また、出力を下げるほど、1つのタグあたりの読み取り回数が減少する傾向にあることもわかった。 - 出力が低い場合、移動タグの位相値の分散が大きくなる傾向がみられた。サンプル数が少ないことで、少しの変化でも値が大きくなることが挙げられる。 - また、RSSIの分散も大きくなる傾向が見られる。