# 超知性的ネットワーキングに関する分野横断型研究会 RISING2023 ## 会場 北海道立道民活動センター かでる2・7 札幌市中央区北2条西7丁目道民活動センタービル ## 日時 ### 日付 2023年 10月 30日(招待講演) 2023年 10月 31日(発表当日) ### 日時 10時45分から11時30分 ## 発表形式 ポスターセッション(A0縦 1枚) ## 提出物 abstract(電子情報通信学会の研究会原稿フォーマットに従ってタイトル,著者情報,アブストラクトのみ作成) ## Abstract 本稿では,自動的に電力フローを切り替えるシステムのプロトタイプ実装を報告する.著者らの開発しているVirtual grid hub (VG-Hub)は,USB-PDのハブであり接続された複数の電源を集約し,複数の負荷へ給電する装置である.VG-Hubは複数台のポートを相互に接続したVG-Hubネットワークを構成することで規模の拡張が可能である.従前のシステムは,電力フロー制御時にポート制御を順次実行した場合13回の制御回数を要する.本研究の目的は,ユーザの要求を満たしたVG-Hubネットワーク内の電力フローの自動決定とポート変更時の時間を削減する上で必要な時間的コストの見積もりである.各ポートの受給電を切り替える際には,ネットワーク全体あるいは局所的な受給電制約を満たしながら各ポートを適切な順序で設定する必要がある.本稿では,これらの電力フローの切り替えが破綻なく実施可能であると共に,電力フロー制御時のポート設定毎の制御所要時間を見積もるためのシステムの開発について報告する. ## 出張報告 ### 質疑応答 #### 質問者:三菱電機 平 明徳 様 Q: 制御にAIは用いるのか A: 現在はAIの利用を想定していないが、能動的なシナリオ導出の手法としてもちいる #### 質問者:大阪市立大学 江種 大希 様 Q: 自動化の必要性は何か A: ユーザの誤操作を防止することと制御の制約を破綻させずに電力フローを切り替える必要があるから #### 質問者:信州大学 田久 修 様 Q: 実装はどの段階まで完了しているのか A: プログラムの解析に時間がかかってしまい、 実装途中である。プログラムの解析は7割程度完了しているため、完了次第着手する #### 質問者:京都大学 米村 樹 様 Q: この研究のメリットは何か A: ユーザの操作回数削減と、制御所要時間の定量的な値を提示できる事 ### 聴講報告 特に関心を持ったのは以下の2件である。 #### 1. 分散機械学習推論手法Split Computingの実装と評価 依田 光仁 氏・太田翔己・前島航太・小寺奏怜・堀川裕太郎・西尾理志(東京工業大) ##### 概要 AIをIoT機器で利用する時に処理をサーバ側と分散する割合を最適化して、データの秘匿性を保持した状態でIoT機器の低い処理能力での利用を可能にする ##### 理由 VG-Hubとサーバ用PCで分散処理を行いAIによる能動的なシナリオ生成ができるのではないかと考えたから #### 2. 進化計算とその周辺のアルゴリズム 棟朝 雅晴 氏(北海道大学) ##### 概要 生命の動作や進化の過程を基にした機械学習モデルの紹介 ##### 理由 蟻の行列を基にしたモデルを電力フローの設定に応用できるのではないかと考えたから ### 所感 ポスターセッションの大まかな流れをつかむことができた。 全体的に説明が長い傾向にあったが、特に分かりやすいと感じた方の説明はおよそ1分半から2分程度、発表の内訳は全体の概要を20秒、要所要所の説明を各20秒程度で説明していた。初めに概要を話すことで聴講者の理解を促せることが分かった。今後の発表に積極的に活用しようと考えている。 自身の発表については、大まかな質問はSSS@青学と似通っているが、Whyが多いと感じた。例としては何故制御に制約があるか、なぜ自動制御したいか等 個人的に関心を持った内容は、エッジAIを活用した自動制御である。現在のシステムには不必要ではあるが、今後のシナリオの能動的な生成にて活用できるのではないかという意見を頂いた。
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