# リモートマネジメントの教科書 ## 2021/10/08 樫﨑 ## 書籍情報 [リモートマネジメントの教科書](https://amzn.to/2YwXYzB) 武藤久美子 著 ## どんな本? - 著者について - 株式会社リクルートマネジメントソリューションズで組織・人事のコンサルタントとして150社以上を担当 - 働き方改革やリモートワーク、人事制度関連がメイン領域 - IT畑の人ではなく、非エンジニア職の事例が大半 - 302ページ - リモートワークにおいて何が起こるのか、マネジメントでは何を大切にすべきなのか、具体的にどんな施策を取るべきなのか、について説明している本 ### 章立てと概要 - 序章:リモートワークの現在地 - 昨今実施されている人事制度面の概況(オフィスの縮小廃止、ワーケーション、リモート手当等) - 第1章:リモートワークがもたらす変化とチャンス - プラス面もマイナス面もあるという話 - 第2章:リモートマネジメントとは - 本書の核になる章(参考にすべきトピックで詳述) - 第3章:場面別、メンバー別でみるリモートマネジメント - リモートワークにおける問題の短編ケース集×15 - 第4章:リモートマネジメントのポイント - 「まずはここから」と「プラスアルファ」を表にまとめた章 - 第5章:個として立つ - 第4章の具体的施策 - 第6章:心の距離が近い - 第4章の具体的施策 - 第7章:ここがいい - 第4章の具体的施策 - 第8章:これまでのマネジメントとリモートマネジメントの違い - 各章に散らばっていた差異をまとめたような内容 - 第9章:リモートマネジメントを助ける環境整備 - リモートワーク導入の壁とリモートワークしやすくなるしくみ - マネージャというより人事部門向けっぽい内容 ## 参考にすべきトピック ### リモートワークの下ではメンバーの責任も増す - 周囲を安心させる責任 - 成果を上げること - 適宜の報連相 - 仕事環境をデザインする責任 - 仕事に適した場所やツールを整える責任 - 1日の過ごし方を組み立てる責任 - 心身の健やかさを維持する責任 ### メンバーの3つの「こ」を意図して支援すること 1. 個として立つ 自律的職務遂行:そのまま 自律的協働:メンバーが必要に応じて様々なメンバーと仕事をして成果を出せるように セルフブランディング:何ができる人なのか分かってもらえるように 2. 心の距離が近い メンバーが会社・自組織の方向性に共感し、自分の仕事との繋がりを感じられるように マネージャ、同僚、先輩、後輩、社内外関係者に自分の存在が受け入れられ、周りの「みんな」の存在を感じられるように 3. ここがいい 個として立つことができたメンバーが「○○があるから(□□がないから)ここで働きたい」と思える状態を作る 第5,6,7章では、各「こ」の詳細な説明と具体的な施策が「まずはここから」と「プラスアルファ」の2段階で述べられている ### 偶然やついでの機会を使う」から「意図して行う」マネジメントへ - 同じオフィスで働いていれば収集できたメンバーの様子や雰囲気の情報が取れない - 始まる前の雑談なく本題に入ってしまうオンライン会議 丁寧に時間をかけて意図的に行動する必要がある ## 所感 - 平易な文章で読みやすい - ラクーンおよび技術部では既に実施できている内容もあるので新たに得るものは多くないかも - 何か行き詰まりを感じた時に読み返すと発見がありそう感じ - 第3章は「あるある」が多いので単純に読み物として面白い - 総じて技術・デザイン部よりは事業部あるいは総務の人に刺さる例が多そう ## お勧め度(☆☆☆☆☆) - ★★★☆☆ ## 質疑応答