# 新 コーチングが人を活かす 割当:下田 # 書籍情報 鈴木義幸 (著) https://www.amazon.co.jp/dp/B089GMQX97/ # どんな本? コーチングの入門書 ## コーチングとは > コーチングとは、問いを2人の間に置き、一緒に探索し、その中で相手の発見をうながすもの ## 目的 ### 主体的な人材に育てる > 今、目の前にいる人の主体性に働きかけ、その人が、未来に向けて飛躍するように、いかに自分のコミュニケーションを使うことができるのか > 前例のない課題に対して解を見出すためには、部下や後輩に問いかけ、彼らと一緒にそれを探り出していくようなアプローチが必要 ### 挑戦を促す > 挑戦をうながすためには「挑戦しろ!」と鼓舞するだけでは不十分で、部下に問いかけ、彼ら彼女らの視座を上げ、視野を広げ、視点を変えるコーチングが機能する ## アプローチ > コーチングはあくまでも、問いを2人の間に置き、一緒に探索しながら、相手の発見をうながしていくというアプローチをとります ### まとめると 主体的な人材に育てるため、視座を上げて視野を広げ、自ら発見できるように促すもの。内発的な動機にアプローチするもの。答えは内から出てくるものであるのでコーチは知らないので、スキルが上である必要がない。 # 参考にすべきトピック 書籍の構成がテクニック集となっています。必要に応じて拾い読みできるので、人によって参考にすべき異なるので、下田が参考になったトピックをピックアップしています。 ### チャンク・ダウン かたまりをほぐす ### チャンク・アップ かたまりにする ヒアリングするときは、塊をほぐすようにする。 >「ハワイ旅行どうだった?」ときいたとき、いきなり具体的に「あそことあそこに行ってこんなことをした」と話しはじめる人はあまりいません。 とりあえず「すごく楽しかった」とか「まあまあだったね」とか、その体験を代表するひとつの言葉で答えます。 > 「すごく楽しかったって、具体的にはどんなことがあったの? 教えてよ」 と、より具体的にしていくテクニックをチャンクアップと呼ぶ。 実行しなければならないことがあるとき、細かい複数のことを、一つの大きな言葉にしたほうが力強くなる。アイデンティティ定義で色んなワードを出して、「おかしくない」という塊にまとめるテクニックをチャンクアップと呼ぶ。 引き出すときはチャンクダウン、後押しするときはチャンクアップなのが対比的で印象に残りました。 ### いやなことを30分話す 相手がやってみたいことを発見してもらうことが一つの目標。しかし、望むことを見つけるのは意識している人が少なく、意外と難しいこと。 逆に「何をしたくないのか」は敏感に意識しているので見つけやすい。なので、いやなことをたっぷり話してもらい、それと対比させる形でやりたいことが浮かび上がってくる。 ### 苦手な対象について30分間話す - 嫌なことを話していないと、近視眼的になる - 10分間話すと、少し距離を置ける - 30分間話すと、客観視して冷静に見ることができるようになる 何か問題や不満を持つ人がいたら、とりあえず聞いてあげればよい。 ### 新しい切り口を与える 「妥協していることは何ですか?」「やろうと思ってるのに完了していなことはなんですか?」「要求を受けるか断るかの境界線はどこですか?」など、普段その人が考えてないであろう切り口で考えてもらうと、盲点に気づくことがある。 ### とんでもないリクエストをする まず、「50万円貯金するにはどうしますか?」と聞く。それに対して、その期間で100万円貯めるにはどうすればいいか、とリクエストすると、最初の問いで自分の限界を無意識で設定したことに気づき、限界を打ち破るモチベーションが湧く。 ### クライアントにコーチングしてもらう 逆の立場になると、視野が広くなる。 ### 落とし所を用意しない 落とし所は提案しない、誘導しない。 解決策を見つけて提案するのがコンサルティング、原因究明するのがカウンセリング、自身で答えを見つけ出させるのがコーチング。 相手が答えるまで問い続ける。大抵2回でok。 ### チームの状態を観察し話題にする チームのコミュニケーション状態をチームのコミュニケーションの話題にする、メタコミュニケーションをすると、雰囲気が変わるかも。 ### チームで問いを共有する 問いは連鎖する。 ほっておくと自己保身的な、上司に怒られないためにはどうしよう、などの問いが連鎖してしまう。 リーダーがチームの存在目的について問うと、その問いは連鎖して、みんな常に存在目的を考えるようになる。 たしかに田邨さんも「デジタルコミュニケーションカンパニーとはいったい・・」と言っていて、私も色んな人に「これってデジタルコミュニケーションカンパニーなんだろうか」と問いがしていったような・・ ### 対話を起こす環境をデザインする 肘がぶつかるほど小さいテーブルに座れば、会話は勝手に起きる。遠い席に座れば、会話は起きない。 人間はそういうもんなので、勝手に話が始まる環境をデザインする。 そういえば全体会議ですし詰めに集まってた頃、会話が弾みすぎて怒られたことがありました。 ### こんな場合はこのスキル もともと本の中に読むべきトピックがケースごとに書いてあります。 # 所感 全編を通して、何を目的としているか、コーチングのスコープなど、コーチングとは何かを軸に解説されています。ティーチングやコンサルティングなど、似た概念との違いを説明できなかったのですが、説明できるようになったと思います。 5年目研修でラクーンの給料は二極化するという話を聞きましたが、そのキーポイントは内発的動機をどれだけ持っているかによるように思っています。私の場合は勝手に湧いてくるものなので、育て方がよくわかってなかったのですが、そこだけにフォーカスした考え方なのだなと理解しました。 昨年度行ったアイデンティティの再定義の目的とコーチングは共通する目的が多いと思いました。定義したアイデンティティをどう活かしていくか、実は少し持て余していたのですが、本書で解説されている具体的なテクニックと組み合わせると、活用方法が見つけられそうな気がしました。 内発的な答えを求めるコーチングでは、コーチは必ずしもクライアントが高めたいスキルを持っていなくても良いというのが目からウロコでした。技術部のいつもの方針では、人物的にも技術的にもティーチングできる人を当てていますが、コーチングスキルを持っている人であればその必要はないのかもしれないと思いました。 # お勧め度(☆☆☆☆☆) ★★★★★ コーチングについて学びたいときに軽い気持ちで手に取る本としては最適だと思いました。 文量は少なく、網羅性が高い書籍です。疎結合な文章構成なので、拾い読みもできます。 Kindle unlimited対象なのの気軽に手に取れます。
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