# Luna Penの適当な訳 ## 困った要求 エリカの手元に一通の手紙が。 2012年1月12日 Cecil Armstrong(Queensland Office Supplyの社長) ↓ Heinrich Dumart(Lunaの社長) 宛の手紙 内容:「Lunaは本当にいいペンだ。Lunaならこの市場を独占することも十分に可能なんだ。君の代表のFeng氏は確かに言ってくれたはずだ。需要の増大に合わせて、Lunaの製造量を多くすると。だけど納品はしばしば遅れてくるし、さらに顧客のニーズを満たすには不十分な量なんだ。一体どうなってるんだ。君とFeng氏の間の関係を僕はよく知らないけれど、もしLunaの製造・販売に関してFeng氏が完全にあなたの代表としての権利を持っていないならば(あなたに少しでも権限があるのであれば)、僕はオーストラリアでのLunaの可能性を追求したい。」 この手紙にはもう一つ手紙のコピーが添付されていた。この手紙は 2011年11月5日 Alven Feng(Global Service Company(台湾の会社)のManaging Director) ↓ Cecil Armstrong 確かに、新しくペンを送り届けることを約束していた。 Erikaの上司(Mann)「返信してください(やれよ)」 Erika(心中)「どうやって返信すればええっちゅうねん」 ## エリカ・グレーパー Erikaの経歴 - ドイツのオーディオスピーカー製造会社に3年間勤務 - 2009年、テキサス州立大学でMBA取得 - Dell入社 - 2年間Dellに勤務後、DGG入社 DGGでのErikaの上司はWilhelm Mann。Erikaを採用した理由は「非ヨーロッパ文化に対応してきた経験を有するから」。 ## Luna、やばい? ErikaはDGGの過去をほとんど知らなかったので、Dieter Bauerに助力を頼むことに。 - LunaはDumart Familyによって60年ほど所有されていた。 - 2005年、文房具を扱う会社に株の大部分を売る。 - 3年後、DGGがその会社を買収。Lunaはその会社を買収する上で付属でついてきた。 - Dumart氏が数ヶ月前になくなって、それからLunaはほとんど利益をあげていない。 Bauer: 「Lunaは混乱状態です。私たちは大体5,6年前に街の片隅でLunaを作っていた小さな工場を潰してしまい、今では倉庫になっています。もしLunaがあるとしても書類上にあるだけです。」 Erika: 「一体どうしてあの手紙が私の机の上にあるでしょう。」 Bauer: 「簡単です。あなたがアジアの文化に詳しい新人だからですよ。」 Erika: 「ひょっとすると、もう新人がこの問題に頭を悩ませる必要はないかもしれません。。(私がやるしかないのか、、、)」 Bauer: 「そうかもしれないです。DGGの新人の立場としては、もう他の誰かにこの仕事を投げることはできないでしょう。」 Lunaは製造されていないはずなのに、どうしてArmstrongはFengからLunaを供給されているのか。ますますエリカは困惑する。とにかく手紙は書かなくては。 Erika→Armstrong 「お手紙確かに受け取りました。返信が遅れてしまって申し訳ございません。DGGはLunaを買収したので、その点だけに関しては我々が責任をとります。Lunaを褒めていただき感謝申し上げます。調査が完了し次第、追って連絡申し上げます。」 ## Luna、生きてる? Erika、アジアの現地生産者との会議のためマレーシアに。 免税店で偶然Luna penを見つける。 Erika: 「すいません、そのペン見せてくれませんか?」 Global Serviceと書かれた保証書がついていた。 Erika(心中): 「これ、おばあちゃんがくれたペンと一緒じゃない!」 ErikaがまじまじLunaを見つめるもんだから、店員が「お気に召さなかったのか」と勘違い。 店員: 「こちらのエトワール・ドゥ・モンブランの方がお気に召すと思いますよ」 Erika: 「いえ、ごめんなさい。大丈夫です。Lunaの方をください」 店員がっかり。しかし、エリカはとうとうLunaの謎を解明した。彼女が買ったのは偽造品だったのだ。Feng氏もしくはその背後にいる誰かが、DGGが工場を潰したタイミングで、勝手にLunaの名前を使っているのだ。 Erikaはウキウキすると同時に憤りを感じた。 だが心中こう思った。 「私なんでまだ1ヶ月も働いてない新人よ。信用なんてされるはずがない。代わりにLunaのブランド名の潜在価値をどのようにして見落としたのかを聞くくらいしかできないわ。」 香港で調査開始。 Lunaには同じようにGlobal Serviceの保証書がついていた。 ソウルで調査開始。 年老いた店主がLunaのことを覚えていた 「ああ、そうじゃ。ドイツ製じゃ。そんなに高くなかった。だけどもう手に入れられんよ」 どうやらFengはまだ韓国には進出していないみたいだ。 ## DGGの選択肢 フランクフルトに到着すると同時に、Erikaは上司のMannに詳細なメモを送った。追記には「先日言及されたLunaについて興味深い情報を手に入れました。」と。 二日後にMannとの会議。彼はErikaが提出したレポートに大層感心していた。 Erika: 「いくつかお土産です。おそらくご興味がおありでしょう?これはマレーシアから(おそらくLunaの偽造品)。そしてこちらが香港から」 Mannは恐る恐るその箱を開ける。Lunaの名前を見た瞬間、Mannはニヤッと笑った Erika: 「そうです。私たちが所有するLunaですよ。工場もない、職員もいない、倉庫もない、しかしなんでか私たちはまだ万年筆を製造しているのです。そして、ほら、私たちはインクも製造しているみたいです」 Mann: 「とりあえず、Global Service社がLunaの偽造品を売って小さななビジネスをやっていることは確認したとだけ言っておこう。いずれにせよ、私たちはどうするべきだと思う?」 Erika: 「まず最初に、、、私たちのブランドを無断で使用していることで訴訟を起こしましょう。金銭的にも時間的にもコストはかかるかもしれませんが。もちろん、訴訟の脅しを交渉材料として用いることもできます。」 Mann: 「法務部のGunther Schmidtに確認しよう。まず我々がどのような立場にいるのかを知る必要がある。」 Erika: 「あとそのような訴訟が我々にもたらす結果も考える必要があります。受けた損害分は帰ってくるとは思いますが、それでもGlobal社を営業不能にすることはあまり得策とは思えません。私たちが万年筆を取り戻そうとしている限りにおいては。」 Mann: 「賛成できないな。。(熟考)Lunaは私たちのコアビジネスから外れている。我々はLunaを手に入れた時に何も活用しなかった。さらに我々の大手の取引相手が買うのは大量のプリンターリボンだ。彼らは万年筆なんて求めていない。そうだろ?」 確かにMannの言う通りだった。ボールペンやシャーペンが登場したことによって、万年筆が売れなくなってきていることは重々わかっている。しかし、万年筆の市場はは2010と2011年を比較しても確実に成長している。万年筆市場には希望はまだあるはずだ。 Mann: 「最初から市場に参入して有利な地位を占めていないじゃないか(あとから参入しても意味がいないだろう)?」 Erika: 「はい、そうだ思います。LunaはViscontiやPelikan、Montegrappaの中でも安価の商品と同じくらいニッチな商品でしょう。製造コストがどれくらいなのかわかりませんが、これらの会社がとてもうまくいっているように見えます(Lunaも同じようにうまくいくはずだ)。たとえ私たちの正規の事業ではないとしても、Lunaは他から見れば価値あるものに十分見えるでしょう。」 Mann: 「他のメンバーと少しその選択肢を検討させてくれ。だが、私はDGGが万年筆のビジネスに参入するべきではないと思うよ」 ErikaとMannは簡単にDGGの取りうる選択肢をざっとスケッチした。 1. Global社に対して訴訟を起こす 2. Feng氏と今までの使用許諾料とLunaのブランド名を将来的に用いる権利について交渉をする。 3. Lunaの営業権を買いたい企業を見るけること Mann: 「この事案対応するか?」 Erikaは喜ぶ一方で、MannはErikaに忠告した。 Mann: 「我々はアジェンダにもっと大きな重要なことを掲げている。この件から得られるものは全て運良く得られたものだと考えておくように。(たなぼた)」 ## DGGの法的位置 その後一週間の間にSchmidtから、法的な観点からの意見をもらった。 Lunaの名前は確かに国際的にしっかりと登録されているが、これはヨーロッパと北アメリカにおいて重要視されていて、特定のアジアの国々では正当に扱われないかもしれないことを挙げた。 さらにより心配をするべき実際的な問題を加えた。 1. 通常のブランド名の流用のケースでは、訴えた会社の方が損害を計算する。しかし、DGGの場合、自発的に市場を去ったのであって何か損害を受けたのかが怪しい 2. 起訴するのはお金がかかる。ひょっとするとLunaが不当に売られている両国の地方審議会にお金を支払わなくてはならない。そしてもしDGGが敗訴するようなことがあれば、勝訴した方の訴訟費用をこちらが負う可能性が高い。 Erikaは驚くようなことはなかったが、それでも自分がこの交渉であまり強い立場にいないことは認識した。 SchmidtはDGGの権利を主張する積極的な法的活動に一切手を貸さなかった。 状況から鑑みて、Erikaは交渉が必要になりそうだと感じた。 最後に、ErikaはMannからGlobal Service社とFeng氏をより深く調査するために台湾で調査官を雇うことを認可された。 以下、調査の内容 Feng氏とGlobal社についての情報。 ## 交渉に備えて 力尽きました。