# シン・エヴァンゲリオンはお子様ランチなのかフレンチのフルコースなのか ###### tags: `misc` このエントリーのタイトルにはほとんど意味は無く、プレースホルダーですが、フレンチのフルコースみたいなお子様ランチを夢見てきた人が9年の時を経て「これで良かったんだよ」と言いながら鍋をつついているところで終わるみたいなのがより正確な感想です。 ## 三行で - 「露骨に考察するべき謎が残されていないので、純粋に感想を言う時間がある」という状態にエヴァンゲリオンみを見出せなかった - あらゆる心情を通り越してただ生活があるのみという所にこの作品がたどり着いた事に寂しさと、それを上回る良さを感じた - 「序」の2発目、「破」の覚醒、「Q」の槍直しのような正しい流れと正しい劇伴に支えられたひとつののクライマックスがあるわけではないが、満腹感があった ## 映画作品として思ったこと 細かい話なので先に言ってしまうと、 IMAXで見たのでとにかく戦闘シーンの音がとんでもない音量でびっくりした、何度も見たはずの0706作戦とあまりにも違って感じられた。というか、違った。リツコのヘルメット越しの音声には通信上のノイズのようなものがかかっていたしSEは説明できないがなんか違った。あと映像にも手は入っていて降りた時のブーツのかかとの印字が無かったところに吸着機構があることを示す文字列などが追加されていた。 細かい話以上。 前半が村での日常パート、中盤が旧南極大陸上空での攻防、後半が裏世界での父との対話と、流石に放映時間相当に内容が多い。 この三部分でどこが一番好きだったかかで言うと、前半村で暮らす委員長とトウジと黒波がひたすらによかった。黒波がきちんと名前をつけてもらえなかったのが本当に可哀想。ここは一緒に映画を見に行った友人と意見が一致したのですが別時空の黒波稲作黄金伝説スピンオフ作品を心待ちにしております。釣り人シンジ5分アニメ枠があっても良い。 --- 今までのシンジ君はやる事為す事全部裏目に出てしまっていたが、覚悟が決まって自発的にエヴァに乗ると決めたシンジ君は頼もしいシンジさんになってしまっていた。 > 自分の願望はあらゆる犠牲を払い、自分の力で実現させるものだ。 > 他人から与えられるものではない。 > シンジ、大人になれ。 ゲンドウは孤独な「大人」だった。が、シンジはポカ波も黒波も救えないながらもふたりと触れ合い、ニアサードの被害にあいながらも村で生きる人達と触れ合い...だからこそミサトさんから槍を受け取るところまで辿り着けた。 > 他人の死を乗り越え、想いを受け取れる... > 大人になったな、シンジ。(うろ覚え) 普通にただただいい話。立ち直ったシンジがゲンドウを立ち直らせる流れはシンプルで必然的。 戦闘シーンに関してはシンプルに突っ込んだりするのが画面のうるささとマッチしなかったり敵戦艦多すぎたりするのが好きじゃなかったし、アスカの下り本人の作中での発言なども思うと好きだった。シンクロ率∞%の勢いはTRIGGERみを感じた、実際TRIGGERはそこら辺担当しているんですかね。†量子テレポーテーション†といい、これには育ちの良いアホを感じる。 --- 後半の映像表現に関してはまごころを、君にを前日に見て耐性を付けておいて本当に良かった。セル画の謎技法の代わりにバラエティーの3DCGセットみたいなのがあってギャグっぽい。ユ〇バーサルスタジオとかにありがちなスクリーンから飛び出して映画館の客席にぶつかったみたいな演出があるんじゃないかとビクビクしていたが流石に無くてよかった。総じて、自分は庵野監督ほどウルトラマンが好きではない、みたいな微妙な感想になった。 お気に入りシーンは第13号機が初出撃オマージュする初号機を高いところに座ったヤンキーみたいな恰好で待っている場面。ゲンドウくんもエヴァに乗ってそういうポーズしたくなっちゃったんだね。 ## エヴァンゲリオンの答え合わせとして思ったこと あまりにも解説が丁寧なので野球実況かと思った、情報量が単純に多いのでまだわからないことが多いがインディアナ・ジョーンズ博士が古代文明の壁画を読み解いた結果宇宙船が出てくるクラスの驚きはもう無いと言い切っても良さそう。 自分には解説する能力が無いので感想しか言えないが、やり直した世界というのは未来日記を思い出したし、全てのエヴァンゲリオンが必要ない世界を作るというのはまどか☆マギカを思い出した。 アディショナルインパクトはDLCっぽいし、使徒とエヴァと槍を両陣営共アニメ版遊戯王ばりに突然揃えるのがギャグっぽい。トリガーとなった生命体に進化や生物としての融合とかの次元ではなく時間の巻き戻しレベルの権限があるのは考えていなかったけれど、アダムを胎児に還せる世界観なのだからあり得ないことではなかった。 ネブ鍵が使用されているシーンが無かったのは残念。カヲル君が空中浮遊するのは分かるけれどもゲンドウがあの目からビームしているのはゼットンみたいで面白い。 真希波・マリ・イラストリアスが何者かという話については様々な考察があったと思うが今や正体についてはそこまで興味の湧くところではなくて、単純にシンジがくっつく相手として散々お膳立てされてきたことに最後の最後まで気付かなかった自分にあきれている。これだから若い男は。 次にアスカについて。任意の考察サイト/掲示板でアヤナミタイプがいるならシキナミタイプがいてもおかしくないという説見たことがあった。個人的にはリリスの魂の器とするアヤナミタイプの対となるのはアダムの魂の器とする「ナギサタイプ」で、シキナミタイプの線は薄いと思っていたので驚いた。ケンスケに関してはふしぎの海のナディアの復習をしていたせいで頭にジャンのにやけ顔がよぎる。 ### 分からなかったもの - シキナミタイプの魂 - 惣流・アスカ・ラングレーの魂はエンディングの海辺にいたし、何があの体に入っているのかわからなかった - ポカ波 - これは本当に情けない話だが初号機にいるはずの彼女が今作どんな形で出てきたか覚えていない、どこにいたっけ...初号機に母親がいたところまでしかわからなかった - 冬月曰くマリは「イスカリオテのマリア」 - 「イスカリオテのユダ」でも「マグダラのマリア」でもないのは自分の知らない人物へのreferenceなのかどうかもわからない - 「マグダラのマリア」はイエスが磔にされた場面、復活する場面に立ち会っている人物だし、真希波・マリ・イラストリアスはシンジが覚醒・封印された場面、封印が解かれる場面に立ち会っている人物だがこれが意味するところはわからない --- また見ます。 以上。
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