フリーランス談義 ============================= * 開催日時:10月15日 16:00〜18:40 * 参加者: * wate * tatamiさん * 野村さん お題 ----------------------------- ### システム開発以外のプロジェクト管理や開発方法ってどんな感じ? (ワテ) #### 背景 システム開発以外のプロジェクトに関わることがほとんど無いので、 Web制作案件のプロジェクト管理や開発手法がよくわからない。 #### 内容 話せる範囲でいいので自分たちはこうやっているよっていう事例を教えてほしい 主に聞いてみたい内容は以下のとおりです * 利用しているプロジェクト管理ルーツってある? * タスクの粒度ってどんな感じで切ってる? * 各タスクに記載する内容ってくらいのボリューム(量)で書いてる? * Gitなどのバージョン管理システムって使ってる? * Gitを使っている場合は以下の内容についても聞きたい * ブランチって使ってる/使ってない? * どんな感じのブランチモデル(ブランチを切るルール)でやってる? * 修正した内容の反映方法ってどうやってる? * FTPクライアント使って対象サーバーに手動アップロード? * Github Actionsとかで自動化してたりする? * オンラインミーティングに使っているサービスや体制なんかも聞きいてみたいかも? * ミーティング時に決まった内容を議事録にまとめてる/まとめてない? #### 話した内容 * やっぱりスケジュールが変わることは多い * 見積金額の改定依頼はある * 見積金額はあくまでも目安として提示 * 客先との間にある担当者が営業だと、開発ディレクションを含めている * 見積をフェイズごとに区切って見積書を作成している * 必要最低限で一旦納品したあと、次のフェイズで見積りをしている * 最初から最後までを一式で出すと損になる可能性がある * ボリューム感から概算を出す * Googleカレンダーからスプレッドシートにスクリプトで吐き出し、スケジュール案を提示 * 開発に必要なドキュメント類(概要設計書など)はすべて納品する前提で見積りしている * トラブルがあれば、納品したドキュメント類で別会社などで開発が可能 * フリーランスだと、一式見積りで明細が不明 * 機能削減などの場合にどうするの? * 品質に影響しない? * システム開発は、作って終わりではない * サーバー構築から運営保守と継続案件につながる * 最終的には、お客さんにどうするのかを選択してもらう * スポットの場合と比べてもらう * とにかく安くしたい -> HTMLとCSSのみのスポット開発が多い * 取次会社に運営保守をする人がいるので、そこまで提案していない * 「WEB製作」以外で名乗りたい * 「WEBディレクション」はどう? * WPのサポートや、記事の叩き台から投稿、効果測定といったトータルサポートできる人材がいない * お客さんとのやりとり * Nortion, BackLog * 別途費用負担ができない場合、運用保守を余剰分でカバーしている * 更新時に金額交渉を行う * バージョン管理している? * Gitでも正しく使えていないところが多い * [Gitflowワークフロー](https://www.atlassian.com/ja/git/tutorials/comparing-workflows/gitflow-workflow) * AIを使う? * 結局は技術力が無いと困る * 業務フローの作成にChatGPTを利用している * ステータス管理をするため、汎用フローチャートを作成している * RedmineとBacklogの違い * Backlogだと、ステータス制御ができない * Backlogだと、ステータスに関わらず、いきなり「完了」にできる * Redmineだと、「完了理由」というコメントを必須にできる * Backlogだと、チケットの破棄された場合などのコメントが分からない * Redmineだと、進捗率がある * Redmineの自己設置だと、5年ぐらいで更新が必要 * サーバー構築費用や運用費用を見たら、Backlogを使うのもあり * サーバー、システム、デザインが分業したい * 言われたことしかできない人だとつらい * 要望に対して、聞き取りをして提案をするところまでやってほしい * [GitHub Actions](https://github.co.jp/features/actions) * サービスからサーバにSSH接続、masterブランチの内容をpullさせて反映させる * 各種ツールに分散しすぎて収拾がつかない状態になっている * プラグインで連携させたい * どこか1箇所を監視すれば、全体情報を見られる状態にしたい * 対外向けにChatwork、内部向けにSlack * [wate / lde (GitHub)](https://github.com/wate/lde) * docsに必要なテンプレートをまとめている * [三点見積り](https://ssaits.jp/promapedia/method/3-point-quotation.html) * 見積仕様書に詳細説明を書く * 例えば、ベース機能って?など * https://tldv.io/ #### 補足事項 一応、以下の本は読んでたりしますが、実際にそこまでやってる?って疑問がある * [Webディレクションの新・標準ルール 改訂第2版 現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント](https://amzn.to/3XRYgfa) * [Webディレクションの新・標準ルール 改訂第3版 リモート時代の最新ワークフローとマネジメント](https://amzn.to/3NbIxCC) * [Webディレクションの新・標準ルール システム開発編 ノンエンジニアでも失敗しないワークフローと開発プロセス](https://amzn.to/3zUv6E7) ### WordPress界隈がかなりきな臭いんですが・・・(ワテ) 以下の件に関してWeb制作界隈の人からはどう見えているんでしょう? また、今後どうなると思いますか? [WordPress公式ディレクトリのAdvanced Custom FieldsがSecure Custom Fieldsに変わってしまう – Capital P – WordPressメディア](https://capitalp.jp/2024/10/15/acf-overwritten-with-scf/) > Automattic VS WP Engineの流れ > そもそもの発端から最近の流れを箇条書きでまとめておく。 > > 1. マットがWordCamp US 2024の質問コーナーで突然WP Engineとその投資会社(Private Equity)であるシルバーレイクを糾弾。 > 2. WP EngineがマットとAutomatticを商標濫用で提訴。マットがゴッドモードに突入する。 マットがこの事件以前よりWP Engineと交渉を繰り返していたことが判明する。現在では和解のための金額が「WP Engineの収益の8%」にまで吊り上がる。 > 3. WordPress.orgにWP Engineの従業員がアクセスできないように。また、WP Engineにホストされたサイトは公式ディレクトリにアクセスできないようになる。 > 4. ライアン・マッキュー(REST APIの作者)ほか、著名なコントリビューターを含めたユーザーがコミュニティSlackやWordPressのXからブロックされはじめる。 > 5. Automatticから大量退職。 > WordPress.orgにログインするためには「WP Engineから支援を受けていないこと」が要求されるようになる。 > 6. Advanced Custom FieldsがSecure Custom Fieldsになる。 > 7. Ruby on Railsの作者DHHなどがマットを批判。マットはそれに対して反論する。