2021年2月13日(土)「みんなで作る地理院地図ファンクラブ」について考える会 #1 # 地理院地図ファンクラブ(Chiri-in Chizu Fan Club; CCFC) 1. 趣旨説明(西村、ikiya) 2. 参加者ひと言自己紹介 3. ファンクラブの進め方 * 議論のメイン、組織、基本的な形、頻度、運営 * 使う側の人の立場にたってのファンクラブ # みんなで作る CCFC のモチベーション ## モチベーション1:マッパー 一年365日、地理院地図(標準地図)を使っているので、地理院地図の勉強会やファンクラブがあるとうれしい。 形を問われればテーマ制のユーザーフォーラムみたいなものになってしまうのですが、それではいまいち違うかなと。もう少し市民よりの、「・・・にもわかる地理院地図」レベルでここどう?これは?みたいな間口広いコミュニケーションがとれればよいと思っています。一年中使っている地理院地図なので思いの風船は膨らむ一方なので、日頃、共有出来たらなと考えています。標準地図の利用が多いので「基盤地図情報」としての切り口でもよいのですが、"基本情報の顔"として一般的に理解しやすい、なじみやすいのは地理院地図と思い、地理院地図のファンクラブを提案したいです。もちろんキレキレの技術情報についての意見交換、共有の場もあってもよいと思います。 ## モチベーション2:教育研究(西村) * 大学での地理学の教育にウェブ地図はすでに欠かせない存在であり、特に地理院地図は不可欠・重要な位置を占めている。それは学生の卒業後一般社会で地理情報を取り扱う際の利用のしやすさ・多様なコンテンツが存在していることが理由 * 高校地理の必修化・GIS教育の受け皿としての地理院地図 * 大学(地理学だけでなく、フィールドワークを伴う学科、Web地図なので情報系も)での基礎教材としても有用なので、xxな科目でxxに使えるというノウハウが共有できるとありがたい(瀬戸) * 防災教育と地理院地図 * 研究での利用 * フィールドワークでの利用 * 卒業論文などでの利用 * 市区町村地誌での利用 * 空中写真・地形図の時系列的利用 * 地理院地図ベクター * 地理院地図の将来:地理の学習と現実の場所を結びつける(例えば、景観写真・mapillaryとの連携) ## モチベーション3:業務での利用 * プログラミングや地図利用(地理院地図タイルなど)自体の敷居が低くなってきていることに期待 ### とにかく利用するノウハウを揃える - [基盤地図情報をまとめてGeoPackagesにする](https://smellman.hatenablog.com/entry/2021/02/10/011323) ## モチベーション4:趣味 * アートやエンタテインメントとしての地理院地図 # 要素特定 ## 要素分解(関心を持つ点) 1. 地図の内容(コンテンツ)について 2. 地図の操作・機能について 3. タイルの技術について 4. ガワ(gsimaps)の技術面について ## 分析 * 一年365日お使いいただいているということは、間違いなく、地図の内容のほうが主題になる。地図を地図として本当に使っている方々の、地図の内容についての話になるはず。 * どの場面(分野・業界)でどんな使われ方をしているかも合わせて気になる * 機能面(ツール)も日々深化-変更されており技術面と共に気になるところ ### コミュニティの規模はどのくらいになるか 地図コンテンツについてのコミュニティでインパクトのある成功例が出たことは少ないように思われる。 コミュニティの規模は、20〜30人程度になるのではないか。 その場合、持続することは容易ではない。他方で、持続することを目標に含めるのかということも考える必要がある。目標を達成したら解散することを想定してアプローチするのも一案である。その場合には、何らかの成果(文書)を残すことを想定することになるのだと思う。 # Common Purpose(共通の目的)の設定 コミュニティのキモは common purpose:共通の目的 の設定であると考える。できうれば、ToR のような形で明文化しておいたほうがブレなくてよい。 # プラットフォーム 勉強会やファンクラブのプラットフォームはどうあるべきか。 COVID-19 の状況であるから、当面、face-to-face の会合というよりはオンラインプラットフォームを使うことになる。 ファンクラブが会話型なのか、プロジェクト型なのかによって一つ設計が変わってくるように思う。 おそらく、会話型である。 ## 非同期型 非同期型のメリットは参加可能となる確率を高められることであるが、参加いただくための熱量を確保することが困難である。 いわゆる「パソコン通信のボード」のようなコミュニティを狙うことになるが、既存のコミュニティとの食い合いが心配になる。 他方で、長期持続を目標に含めるのであれば、熱量低めを狙い済まして、非同期型のコミュニティとして最初から設計するのも一案であるはずで、「1,2週間に一度しか投稿がないけど、何年でも持続する」コミュニティは、それはそれで存在価値があるはずである。 ### プラットフォーム候補 * Mailing List * ~~Facebook Group~~ * Hackmd * [Campfire Community](https://community.camp-fire.jp/) ## 同期型 ## 地理院地図ナイト@オンライン 話題を持っていらっしゃる方が話題を提供して楽しむタイプのイベント。地図倶楽部のようなセッティングになる。 # ペルソナ(ファンクラブ構成員) ファンクラブの構成員についてペルソナを考えて分析するのが有用であるように思える。 ## ペルソナ1: お仕事で地理院地図を使われる方 FIXME ## ペルソナ2: 学術系で地理院地図を使われる方 FIXME ## ペルソナ3: 地理院地図 中の方 FIXME ## ペルソナ4: マッパー(OpenStreetMapユーザーなど) FIXME ## ペルソナ5: 古地図マニア FIXME ## ペルソナ6: 登山する方 FIXME ## ペルソナ7: 街歩き、郷土史愛好家 FIXME ## ペルソナ8: 鉄道愛好家 FIXME ## ペルソナ9: 地図アート愛好家 地理院地図を使ったアートな地図を作っている人や、その「地図アート」を鑑賞する人。地理院地図とアートの融合を通しての地理院地図のアウトリーチ活動の一環として。 「干渉色標高図」や「色抽出標高図」などの地理院地図によるアート作品の披露や観賞、テクニックの情報交換の「交流の場」として。以下、「地理院地図アート」についての参考情報です ●地理院地図アートの作例 「神奈川沖浪裏」千葉達朗 画伯作 https://tinyurl.com/y52y3f6g 「火の鳥」地図アート研究所 作 https://tinyurl.com/y66n3lkl ●みんなの地図アート(Facebookグループ) https://www.facebook.com/groups/2659704437630262/ ⇒地理院地図を使った「地理院地図アート」をはじめとした地図のアート作品を共有しています ●地図アート研究所(干渉色標高図) https://ymd5022002.github.io/map-art-jp/index.html こちらの下のほうに地理院地図アートのギャラリーがあります ## ペルソナ10: 地理院地図ハック # 議事録のようなもの ## ファンクラブのイメージ - 「使う人の立場に立って」 - 地理教育における GIS の代替としてのウェブ地図 - コンテンツを「引く」ことが大事 - ベクトルのウェブ地図 - 基盤地図情報をカジュアルに使うこと - 総務省 Geospatial Hackers Program - スマートフォンの写真を地図に貼ってシェアするユースケース - 行動変容が重要 - 利用者の可能性を広める - 地図を楽しむ、地図を道具として使う - 地理院地図は地理院タイルを材料にしてハックできるところが楽しみ - ハックする敷居は下がってきている - 地理院タイルというハックの材料 - 遊び道具としての地理院地図 - みなさんが知るためのきっかけを作ることが重要 - 「アートな地図」、「機能」を見せていくことが有効では - 干渉色標高図 - 赤色立体図の千葉さんとともに、さまざまな表現のバリエーション - 地理院地図を見るきっかけを作る - 裾野の方に重点を置き、地理院地図の知名度を上げていきたい - みんなに使ってもらう - 地理総合、防災、グローバル教育のうち、防災のニーズはカバーできるが、操作が難しく、説明が難しい。自然地理学の専門用語の知識が必要になっている。地理院地図を使えることで、地理を教えるに当たっての自信になると良い。地理院地図の改良につながると良い。地理総合の持続のためにも重要である。 - 裾野 - 操作が難しい。 - QField も、直感的に使えないという課題があった。 - 分かっている人向けになっているのが問題。 - 検索で始めたウェブ地図がわかりやすかった。検索からの普及などどうか。 - 「検索」 - 「見せる」 - サイクリングで地図が必要であった。地図を見ると分かってくる。 - 地図を読むこと - ファンクラブ - 色々な使い方、見せ方がある。 - 細かく分かれるというのも一つであるが、それならばそれぞれの業界でやれば良いかもしれない。教育や業務でどう楽しくあるいは便利に使っているかということに興味がある。 - 使い方を知れる方が良いのではないか。 - 地理院地図を作る、調整する人を巻き込みたい。 - ファン、という概念を大切にしたい。CCPN と対比してみれば、注文というよりは、建設的な話ができれば良い。 - 地理院地図は遊べるが、地図を読めない人が多いのではないか。 - 認知度の低さは痛感する。 - 柾版 - 旧版地形図(廃刊になった地形図) - (藤村の個人的な感想追記)私は紙地図を尊敬している。紙地図のユーザコミュニティを尊敬しているし、読図は重要だと思う。地図コンテンツを楽しむ場がなく、紙地図を持っていることを前提とせずに地図コンテンツを楽しめる場を作る必要がある。CCFCでは、「地図+デジタル」あるいは「地図+ウェブ」というよりは、「紙地図ー紙」というような切り口でコンテンツを語ることができると良いように感じている。 ## 運営 - セクションを作った上で横に連絡するということでどうか。屋台骨をどうするか。 - 定例会をすれば情報共有はうまくいくのではないか。 - 若い人は Facebook を使っておらず、プラットフォームを選ぶ必要がある。 - 敷居の低いところから始めたい。HackMD でも良い。 - 今のメンバーで揉みながら、クラブ活動にしていくとよい。 - 非同期と動機をどのように設定するか。 - 規模を見ながら、段々と改善していく。 - 非同期の方がやりやすいだろうが、数人でも同期の場を運営した方が良い。月1あるいは週1で同期をやると良いのではないか。非同期は追いつきづらいところがある。 - 月1ミーティングで形を作りつつ、進める。 - 地理院地図は変化が激しい。動きの情報をどこで見れば良いのか、月1ミーティングで案内を出してくれると良いと思う。 - 色々な人が入っているのが面白い。 - 使う側、楽しみ方、の情報の他に、やや専門的な情報の共有があっても良い。 - 女性がいらっしゃらない。多様性を高めることが重要である。 ## 結論 - ファンクラブ(FC)は作る、検討していく - 月1で Zoom で集まる - 長くせず、集中的にやる。第二土曜日にフィックスする。 - HackMD でとりあえずつなぐ。 - 時間帯は、なるべく多くのかたが参加しやすいところに設定することも検討する。 ### イベントに参加できなかったので追記 * [GSImaps 公式レポジトリの Issues](https://github.com/gsi-cyberjapan/gsimaps/issues) 活性化と、自主的な勝手メンテナンスをすることは大事だと思います。できれば [GitHub の Discussion 機能](https://docs.github.com/ja/discussions/quickstart)も中の人にONにしてもらって、そこで議論してもよいかもしれません。
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