1日目午後1@ワークショップ部屋 === 日時:2017/09/23 12:00 - 16:00 Code for Japan Summit 2017 共有ノート # 神戸市データアカデミー体験講座 田村 健(yahoo!)/ 長井 伸晃(神戸市) 12:00 - 12:45 長井>企画調整局 オープンデータやイノベーション創出の部署。人のつながりでイノベーション起こす。078実行委員。 神戸2020ビジョン”デザイン、シビックプライド、ICT、イノベーション” のうち、イノベーション担当。 共同、参画によるオープンガバメントを担うためのICTに強い人材を育成するために「オープンアカデミー」を始めた * 最初は課長級に強制参加で始めた * その後現場に実践的な実習など * 地域のコミュニティとのつながり * 女性とのポップなワークショップも。 * 今年はyahoo!に委託。各職員に合ったシラバスを作成。 * 地道に続けていくことが重要。 田村>本社yahoo!データ部門から関西へ。2016年神戸市のコーポレートフェロー。 * データアカデミー今年度のポイント * データに基づいた意思決定 * データを使った業務の効率化 * 研修概要 * データを扱う力(座学) * データを読む力(座学) * 実践でデータを活かす(実践) * 自分の好きなコマをとる。 * 座学はカテゴリーごと 90分2〜3回 * 実践は180分3日 * 上記を年2回 * 今日はデータを読むの圧縮版 * ナイチンゲールの死因可視化 * 二宮金次郎の田んぼと畑について耕作放棄地、税金料率の可視化(税収不足という課題への対応) * データの読み間違い例 * テロリスト判別装置(分母の差が激しすぎる) * 2種類の治療法の男女別生存率(男女別と全体で確率が逆転する) * チョコレート消費量とノーベル賞受賞の関係(疑似相関:相関はあるけど因果関係はない) * 海賊と地球温暖化(疑似相関の例その2) * yahoo!のビッグデータレポート参照 https://about.yahoo.co.jp/info/bigdata/ * 1636年アメリカ大統領の世論調査(調査対象者の偏り) *データの読み間違いい注意! * データを見る課題を設定する! * 仮説検証型アプローチを中心に授業している * 探索型アプローチもあるけどデータスキルが必要 * 目的課題に応じて、適切なデータを選定収集する(定量or定性) * 対象を見るor対象に聞く * アンケート作成時の注意点 * 曖昧な表現は避ける(「よく」の頻度は?「若者」の年齢は?) * 複数選択肢がある回答が発生する問いは避ける * 他の質問により回答にバイアスがかかる問いは避ける(ネガティブなイメージを想起させる問いが前にあるなど) * 仮説設定の例「近畿圏からの観光客がおおいので、日帰り客が多くて宿泊者の割合が少ないのではないか」 * 観光客の出発点と「日帰り可能な圏内」をデータを使って分析した # 課題 × 行政 × スタートアップ http://urban-innovation-kobe-1.peatix.com/ 13:00 - 15:45 ![](https://i.imgur.com/w1xVibU.jpg) ![](https://i.imgur.com/vnPmV0b.jpg) ![](https://i.imgur.com/Du14O1y.jpg) ![](https://i.imgur.com/x4yny6T.jpg) 60人満席です! * UIKについて(神戸市 田名部) * 神戸市はスタートアップの育成をしている * 久本市長が副市長のときに、ITを使ってワクワクすることを考えるように言われた。それまではITは注目してなかった。 * 500start up KOBEのきっかけは、オープンデータ・オープンガバナンスの調査だった。 * 原動力はITの会社でしかもスタートアップであることが分かった * 2年前に、オープンデータとスタートアップ支援の2本柱で事業を始めた。 * ミントにスタートアップ支援オフィスを設置 * 500suなどスタートアップ支援を行政でやるならば、地域課題の解決の目線が必要なのではないか * スタートアップと行政職員が協働し、地域課題解決のためのサービスを開発する。 * 市民の声を聞いて使われるサービスを作ることが重要 * 継続性のためには市民が「使いたい」「使わざるおえない」ものを作る。これはスタートアップが最重要視をしていること * 課題を出す部署を探し出すのが、行政の中で一番難しい。 * Q:課題を出した部署は何故この二つなのか? * A:普通に募集しても手をあげないと思う。新規事業をしたいと思ってる部署をリサーチして声をかけた。 * 神戸市役所からプレゼン * 消防局「真に救急車が必要とされる救急要請に応えられる神戸市にしたい」 (内藤さん) * #7119が開設される * 病院行く前に相談できる。必要に応じて救急要請 * 救急出動にはならないが、様々な理由で自分で受診できない人もいる。 * その方達は民間の搬送サービスを使わないと行けない * 救急車以外で病院に行くには? * 利用しやすい救急搬送手段の確保 * 病院に行きたい人と救急搬送サービスを繋ぐものが必要 * 今回は、「救急搬送手段」と「利用者」をつなげるサービスを作りたい! * 病院情報との連携も必要 * #7119との連携もしたい * 利用のしやすさが重要! * 緊急ではない人は適切に受診を待つ社会にしたい * Q1:#7119からの配車サービスではないのか?アプリなどにすると使えない高齢者が出てきてしまう。 * A1:#7119は他部署管轄なので、難しい部分がある * Q2:高齢化が進んでいる地域では、アプリが使えない、コミュニティの不健全化という課題があるがどう考えているのか? * A2:電話窓口の一本化を別の事業を考えている。 * 思わず健康的な行動をとってしまう仕掛けをつくる * 「運動」「食」「休養」のうち「運動」にフォーカス * 活動量が増え、習慣化するしかけづくり。 * 健康にとって正しいという理由だけで選択しない * 正しいことを伝えるだけでは変わらない * 環境・外部サービスを変えることが必要ではないか * 生活習慣は5〜10年で徐々に悪化していく * 今から市民の方に届くようなやり方でしないと行けない。 * 環境を変える事例 * 子供の感染症発生率低下の方策 * 石鹸にミニカーを埋め込む * 10回スクワットしたら地下鉄が無料 * ゲーミフィケーション(ポケモンGO) * Q1:市から具体的に提供できるもの、環境はなにか? * A1:広報、現場の利用者の意見収集、統計データ。 * Q2:UIKのマイルストーンとなる評価値はるか? * A2:歩かせる「歩数」が指標になる。人の移動。健康というワードを使わずに。 * Q3:西区は病院が全然ないなど、神戸市の特殊性(問題)をどう捉えているのか。神戸市の持っているデータを活用する必要があるのではないか。 * A3:一緒にやりながら考えていく取り組みである。 * チームビルディング * 「やりたいこと、できること、できないこと」を一人30秒で共有! * 全員で発表!リンクドインの創業者曰く「起業は限られたリソースでいかに工夫するか」 * 小さなチャレンジの積み重ねが大きな成功には必要 * ネットワーキング&チームビルディングタイム * 神戸市職員への質問タイム * 救急1 * 夕張は救急が呼べなくなったので、健康に気を使うようになった * 帰宅だとタクシー読んでも来てくれないので救急車を読んでしまう。 * 思ってるよりスマホ使う高齢者はいるではないか * 救急車有料化議論は昔からある * 往診の強化をしてはどうか * #7119はわかりにくい(プッシュしにくい)のではないか? * 健康1 * 検診はうけないけどパチンコに行くようなターゲットを狙う * インセンティブは対費用効果が不明なので疑問がある? * 健康2 * データを見やすくすることが大事 * 行政データを市民に返すことが大事 * 業務を超えた情報共有は難しい * 利用について市民への説明が必要 * 他部署のデータを繋げる難しさ * 行政にデータを使うスキルがない * UIKはこれからが本番です! * プロトタイピングと顧客検証 * (会場からの質問)ブラッシュアップは職員とするのに審査員が同じ職員になるのはどうなの?