2日目午後2@研修3部屋 === 日時:2017/09/24 15:00 - 16:15 Code for Japan Summit 2017 # 市民発の情報共有でつくる未来 清水 義弘(ためマッププロジェクト) / 笹谷 康之(自転車安全マップ) / 石塚 康司(Code for Nara) ![](https://i.imgur.com/KpdUG0x.jpg) ![](https://i.imgur.com/9nPxSSh.jpg) (内容予定) * オープニング:講演者紹介 * ためマッププロジェクト      (清水) * 自転車安全マップについて     (笹谷) * 奈良の自転車安全マップの取り組み (石塚) * 質疑応答 **ためマッププロジェクト    (清水)** **地域活動のチラシを活用した未来づくり** ためまっぷ → 地域情報をシェアするアプリ 元々SEとして働いていた頃、夜遅くて子供と遊んであげられない 土日に子どもたちを連れていってあげるだけ 近所の公園・・・何回も行くと飽きてくる →大型ショッピングモールに行く・・・最初は子どものテンションは高いけど、継続的な繋がりはない 震災を気に考え方が変わった! “つながりの強さ”を実現していきたいと考えるようになった いつか子どもたちの人生で、も寄ったり困っても、 親や先生以外の誰かに学びや心からの励ましを貰える社会にしたい ↓ 行政の施設に行ってもチラシが乱雑に置いてある → 多すぎるので後から見ようと写真に撮っていた事で気づいた 「アプリ上にあれば」→「最小の労力」で「最大の効果」の投稿閲覧 <ためまっぷ> 近所の地域活動(イベント)を伝える・見れるように → ジャンルや料金の絞込、日付順、エリア指定、終わったイベントの非表示など チラシ掲示実績32,000件 地域が抱える問題が見えて来た → 子どもたちの得る情報源がTwitterかTVしかなかった ・子どもたちはみんな「地元が好き」と言ってくれた → 理由は「便利だから?!」コンビニがある、電車があるとか… → そんな子たちが都会に行った後、同じ事が言えるのか? ・子育てお母さんの孤立 ・深刻な過疎高齢化 ・観光振興と産地消滅の聞き 1年間運用してみて得た結果・・・ 「知ってたら行ったのに」と言う人が少なくとも5%は反応してくれた  →情報を知るタイミングが大事(チラシの反応率は0.01%〜0.2%程度) この5%が突破口になるのではないか?! ●普及と事業化のコミュニティ専用モデルの概要 年配の投稿が以外と多かった! ●コミュニテイ専用モデルの収益化について 町内会、地域事業者を巻き込んで協賛金を集める仕組みを作る →2つに1つの団体が前向きな回答 廿日市、東広島市、安芸郡府中町、福山尾道など、20団体が採用してくれている 2018年以降、全国的に広めていきたい ●企業との連携も視野に セブン銀行(社会実現プロデュースと銀行アプリ連携)や コープ神戸(住民に届く低コストの地域情報プラットフォームとして普及支援)、 東京会場日動火災保険(奈良県から代理店5万店舗、全国拠点での普及支援)など 地域の見える化、ゆるく繋がる社会を「ためまっぷ」で実現へ 地域で孤立しない社会づくり 後々は広告表示、管理画面も準備中 お出かけが増えると・・・  30億円の消費UP/年(予想)! 「ためまっぷ」の名前の由来・・・ ためま・・・○○の為の間(場所) Q.実際に導入する時は? A.無料で使って貰えるけれど、まずは投稿する人を増やさないといけない  → 地域運営組織(RMO)を軸に広められていく可能性を感じている ex)学校でプリントとして配布して親に渡して貰う、町内会への呼びかけなど 自治体主体で実施する事は可能だけれど、とても時間が掛かる(NPOの5倍程度の時間) ——————————— **自転車安全マップについて     (笹谷)** **みんなで作ろう自転車安全マップ** 大学生協共済連・・・この4年間で自転車事故は約1.6倍(賠償事故の過半が自転車) ※全体的に交通事故は減っていると言われているけど学生による自転車事故は実は増えている 何が問題か? ・土地勘がない ・イヤフォンしながらの運転 ・高齢者の増加 → 学生向けの自転車安全マップアプリを作ろう! 警察発表の事故情報や、学生自身が危ないと思う箇所をマッピング →マッピ上のPINをタップすると事故の詳細情報やストリートビューが見える 背景地図を切り替える事も可能で、動作性も早い 投稿も気軽にできるようになっている → 報告したい場所をタップするとそこにPINが立って入力するだけでOK ●課題 非常に評価は良かったが、「ためまっぷ」のような仕組みが作れていない →全部の大学生協に横展開される事が理想  →自転車が購入できる場所や病院など他の情報も記載された地図にする必要があるのでは。 ●自転車危険箇所のデータと分析 一般的に危険箇所と言われている場所と、学生たちが申告したヒアリハット箇所は必ずしも一致しない 【自転車活用推進法】 2017年5月1日施工 * 二酸化炭素排出 * 自動車の混雑緩和 * 健康の増進 * 東京オリンピック・パラリンピックへの対応 自転車による役割を拡大して交通安全を図る目論見 もっと多くの人に使って貰えるようにGitHubでオープンソース化へ &ヒアリハット情報もオープンデータとして提供へ 社会参加型マップへの展開 ——————————— **奈良の自転車安全マップの取り組み (石塚)** **Code for Naraとしての活動・取り組み** ・奈良市保育所マップを、Code for Sapporoの保育所マップをベースに作成 ・Web晩バリアフリーマップをNPO団体フリーダム21の協力の元作成 ●自転車安全マップの取り組み ・オープンソース化への協力(HitHubで公開) 奈良県版の環境を構築し、事故データの提供を警察本部交通企画課に依頼 ●現在の課題 ・システム構築・・・事故データの量が多いおで整理・入力、絶賛作業中... ・広報・・・どのように幅広く呼びかけるか ・継続性 ●将来展望 ・オープンデータ化・・・一部地域のデータだけが充実していても意味がない ・シームレス化・・・地域ごとに区切られていても意味がない ・更に将来・・・事故削減に向けたソリューションの一旦となれば良いな 「車椅子で通行こんなんな場所」の共有 「多目的トイレの設備詳細や画像」の共有など、自転車にこだわらず横展開できれば良いな ——————————— Q.自転車安全マップはすぐ使えるのか? A.生協版はすぐに使えるけど、一般向けをCode for Naraと準備中 Q.GoogleMapなどで落としたPINの緯度経度情報の以降はライセンス的にグレーだけれど、そこら辺はどうか? 登録の時の地図情報をどうするか? A.背景地図をGoogleMapにして許諾を取るか、OSMにするか。大事な事なので一般化に向けて検討します Q.プッシュ通知は検討中か? A.確かにナビにすると本末転倒なので必要だと思う 静岡県神南町 「思いやり1.5m運動」 愛媛県のしまなみ海道の自転車を使ったまちづくりの成功例 → 自転車が増えてしまった事で事故が増えてしまった → 車が加害者になるので車との距離を1.5m開けよう → 海外では当たり前の取り組みなので、もっと日本で広める必要がある → 日本でも法案に取り込まれる事がほぼ決まった! 自転車に乗る人自身が気を付ける必要がある→自転車マップの取り組みは非常に興味深い 地域の学生たちが自分たち自身で安全マップを作る事は非常に有益 オープンデータ化が進んで、日本一事故率の高かった沼津市の事故率が下げてみせよう!! Q. 危険な場所や事故情報のその後の活用方法は? A. 実は保険会社の報告書は曖昧なので、そこに活用できるのでは。 分かりやすい危険な箇所だけでなくても事故は起こるので、情報の蓄積n 関連リンク * ためまっぷプロジェクト http://www.tamemap.net/ * ためまっぷFBページ https://www.facebook.com/tamemap * 自転車安全マップ https://bicyclesafetymap.jp/ * Code for Nara(FB) https://www.facebook.com/Code4Nara/ **このノートは誰でも編集可能です!ぜひ議事録取りに協力願います。**