# 【Cチーム】西日本初学者実践研修記録シート ## チームメンバー * 田中悟さん * 阿部浩孝さん * 鹿沼大典さん * 南谷真さん ### チームで策定したコミュニケーションルール * 分からないことはteamsで気軽に質問します * こまったことをフォローしあいます。 * 60分間に1度、意見交換の時間をとります `↑↑ Day1 13:30くらいまでを目処に入力` --- ## 1. 取り組む課題 `あなたのチームが取り組む課題は?` #### プロット型(地図にプロットして提供するサービス) 1. 断水が多く発生しているにも関わらず、給水所が少ないエリアがある。給水所をニーズに合わせて配置したいが、必要なエリアの特定ができていない。 2. 住家被害が特に多く発生している地域があり、避難所のキャパシティが足りていない。避難所をニーズに合わせて配置したいが、必要なエリアの特定ができていない。 #### マッシュアップ型(いくつかのデータ・技術を組み合わせてつくるサービス) 3. 市民からすると空いている避難所がどこか分からないので、一部の避難所は定員オーバー、コロナ禍にも関わらず密な状況を避けるのが難しい状態。空きのある避難所にバランス良く市民が避難できることが理想。 4. 土地勘のない外国人観光客に避難所情報や食糧等の配給情報が行き渡りません 5. 近隣自治体から集まってきた多くのボランティアのマンパワーを有効活用できていません。各ボランティアセンターでの情報管理はアナログで、どこに人手が必要で、どんなボランティア活動が可能なのか、リアルタイムで情報が届かないためボランティアの方々の待機時間がとても長くなっており、勿体無い状況です。 6. その他 ## 2. 課題に対するアプローチ 「外国人が避難所の位置や情報がわからない問題」を解決するために、 「QGIS、[AvenzaMAP](https://avenzamaps.jp/?page_id=5)」と「避難所の位置情報」を使い、 「土地勘のない外国人観光客」に対して、 「GEOPDFを利用した地図を作成」をして、 「現在位置と避難所の位置の情報がわかる」ようになる。 ## 3. 役割分担 `あなたのチームに必要な役割のみ項目を残して活用してください` * 進行管理:阿部さん * データ収集:田中さん、鹿沼さん、阿部さん * ドキュメント整備(このHackMDの利用を推奨):全員 * コミュニケーションデザイン:全員 * 開発:南谷さん * デザイン:南谷さん `↑↑ Day1 15:00くらいまでを目処に入力` --- ## 4. 中間報告 ### a. 選択した課題 4.土地勘のない外国人観光客に避難所情報や食糧等の配給情報が行き渡りません ### b. 開発進捗概要 QGISでジオPDFの変換、ExportにGDAL3.0が必要と表示されて、うまく作成できない状況です。 位置だけではなく、言語対応や病院、インフラとしてのWiFiを可視化したいのですが、どのあたりの地域をモデルにすべきか悩みます。 ### c. チーム運営・コミュニケーションについて teamsを使うと、途中でもくもくしてしまうのは仕方がないかもしれません。リンクや資料の共有が悩ましいところです。teamsのチャットはテキストを保存できないような感じです。 ### d. 技術について QGISでジオPDFの変換 (GDAL3.0のインストールを試行してみます) AvenzaMap 酪農学園大学の先生が書かれた以下のテキスト 「QGIS を用いた洪水ハザードマップ作成手順」を参考にしようと考えています。https://rakuno.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=5082&item_no=1&attribute_id=21&file_no=2 ### e. チームの成長・得られた観点 外国語を母国語とする人が被災した場合、避難所、言語、病院が予想以上に大きな課題ではないか? 各々が持つ知見や情報を持ち合わせてハックに取り組み、チームとして前進中。 ### f. 困っていること・ヘルプが欲しいこと どこをモデルに進めるかとジオPDFの作成が課題です。 `↑↑ Day1 17:00までに入力` --- ## 5. サービス内容 ### サービスの名前:「やさしいひなんちず」 ### a. ターゲット(主人公) 外国人旅行者 ※応用として、小学生や未就学児 ### b. 課題の背景  日本政策投資銀行が2020年6月2日~12日でおこなった「DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査」の「新型コロナ影響度 特別調査」によると、新型コロナウイルス感染症終息後の海外旅行の意向は強く、旅行先としての日本の人気も依然として高いことがわかりました。 また、2019年に観光庁が行った「訪日外国人旅行者の医療に関する実態調査」の旅行業者・宿泊施設向け調査では、調査対象の旅行業者・宿泊施設の56%において、これまでに旅行中の外国人旅行者が怪我・病気になったことがあると回答し、そのうちの93%が、医療機関に行くことが必要になったと回答しています。 さらに、NTTレゾナントが2017年3月9日に行った各国の訪日外国人旅行者などを対象にした防災意識に関する調査では、日本人に劣らないほど強く災害対策を求めていることが明らかになっています。 また、「日本で被災した場合に最も困ること」という質問項目では「日本語へ通訳」を回答する人が最も多く見られるほか、約9割の回答者が自国語に対応した防災アプリをインストールしておきたいと回答しています。  これらのことから、コロナ後は日本に訪れるインバウンドが急増することが予想される一方、訪れる外国人旅行者の防災意識は高い傾向にあり、自国語に対応した防災アプリへのニーズがさらに高まることが予想されます。 ![](https://i.imgur.com/MzOhQq1.png) ![](https://i.imgur.com/9B3nla7.png) 出展: ・[日本政策投資銀行](https://www.dbj.jp/) DBJ・JTBF アジア・欧米豪訪日外国人旅行者の意向調査(2020年度新型コロナ影響度特別調査) https://www.dbj.jp/topics/investigate/2020/html/20200818_202801.html ・[やまとごころ.JP](https://www.yamatogokoro.jp/) コロナ終息後の訪日意欲高く、日本の魅力は「清潔さ」 —アジア・欧米豪圏の訪日客 旅行意向調査 https://www.yamatogokoro.jp/inbound_data/39677/ ・[観光庁](https://www.mlit.go.jp/kankocho/) 訪日外国人旅行者の医療に関する実態調査を行いました https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000329.html https://www.mlit.go.jp/common/001335700.pdf ・[訪日ラボ](https://honichi.com/) 訪日外国人観光客の防災意識 | 9割が自国語対応アプリを希望・アジア圏は日本人よりも敏感/意識調査 https://honichi.com/news/2017/03/17/honichikyakuno9wariga/ ### c. 使う技術 * QGISのGeoPDF作成機能 * Avenza Map(スマホ向けジオPDFビューア) * Maps.me(CSVからKMLに変換して、地物のレイヤを作成) Avenza.mapとMaps.meはオフラインでも動きます。 * Glide.apps ### d. 使うデータ * 愛知県丹羽郡扶桑町の避難所、医療機関リスト * 扶桑町施設画像(Wikipedia commons、撮影写真) * Free Wi-Fiリスト(観光庁 Japan Free-Wi-Fi) ### e. サービスの内容・特徴 * GeoPDF(位置情報を付加したPDF)地図により、災害時に必要となる病院や避難所、宿泊先などの情報を提供する。 * GeoPDFを利用する手段として、スマートフォンアプリ-AvenzaMap-を活用する。 * オフラインの地図情報(スマートフォンに格納されたGeoPDF)を利用するため、通信手段の確保が不要 * スマートフォンのGPSにより、GeoPDF上に現在地が表示されるため、目的地への案内が可能となる。 * 外国人向けの案内地図として、 * 「やさしい日本語」 * 「ローマ字表記」を採用 <img src="https://i.imgur.com/mtHlHJs.png" width=100%> ![](https://i.imgur.com/wOBKQLT.jpg) ![](https://i.imgur.com/BZDMTI7.jpg) ### Avenza.comにアップロードされました(2021/03/12 now) #### やさしいひなんちず(Yasashii_hinan_chizu) https://www.avenzamaps.com/maps/1238150/yasashii_hinan_chizu?link=9804 <img src="https://i.imgur.com/rwGJ4SB.png" width=27%> #### ローマ字版 (Easy-to-use evacuation map) https://www.avenzamaps.com/maps/1238180/easy-to-use-evacuation-map?link=9792 <img src="https://i.imgur.com/853iLaL.png" width=27%> #### Glide https://complex-summer-5389.glideapp.io/ ![](https://i.imgur.com/Ct6KGGH.png) #### やさしいひなんちず ![](https://i.imgur.com/R8mnYMn.png) ![](https://i.imgur.com/ozyMC8q.png) #### Easy-to-use evacuation map ![](https://i.imgur.com/c4chMj4.png) ![](https://i.imgur.com/aZPf4NR.png) #### QGISでジオPDFのマップをつくってAvenza.comで公開してみた https://hackmd.io/@Nanya/HJuxNN8W_/edit ### f. 課題と解決に関わるステークホルダーとその役割 #### (ア)訪日外国人への認知度アップ とにかく「知ってもらう」ことが第一歩 ```graphviz digraph hierarchy { T [label=" 渡航情報提供の一環としてアプリ紹介のお願い " color=Black, fontcolor=black, fontsize=11, shape=box] S [label="観光庁、大使館・領事館、 航空会社、空港 宿泊事業者、旅行会社" color=Black, fontcolor=black, fontsize=11] T -> S; } ``` :::warning 課題:国の機関や大企業にどれだけ協力が得られるか? ::: #### (イ)アプリをインストールしてもらう動機付け 地域の商店とタイアップし、災害対応以外の付加価値を追加 * 観光マップとしての利用 -観光・食べ歩きガイドマップ- * クーポン * スタンプラリー :::warning 課題:観光利用へのパートナー探し ::: #### (ウ)地図の更新とサービス持続化 * 地域の観光協会・国際交流協会との協業 :::info 展開:定期的な更新・地域密着の情報掲載が期待される。定住外国籍住民もターゲットに。 ::: * 観光ガイドマップとしてビジネス化する事によりサービスを持続化 * ガイドマップ等の更新タイミングで防災情報をアップデート >事例:観光マップ、防災マップの制作事業者が紙媒体の地図製作と合わせてGeoPDFをメンテナンス >[株式会社 武揚堂](https://www.buyodo.co.jp/avenzaについて/) > ### g. サービスによって課題が解決された世界のイメージ 災害時における外国人旅行者へ正確な情報を確実に伝える手段を整えることにより、安全で安心な渡航先としての「日本」をアピールすることによりインバウンドの拡大につなげます。 ### h. そのサービスが実際にターゲット(主人公)に届き活用されるまでのストーリー 子供の頃からの夢であった日本旅行を実現したGeorge(ジョージ)さん。日本人の友人の影響で石原裕次郎の大ファン。今回の旅の目的は映画「黒部の太陽」でも有名な黒部ダム観光で、愛知から岐阜を経由して富山に抜けるルート。愛知の観光案内所で外国人でも簡単に使える避難所検索アプリ「やさしいひなんちず」を紹介された。防災意識の高いGeorgeさんは、日本で被災した際の対応に不安を覚えていたため、早速自身のスマホにインストール。とはいえ1週間足らずの旅行。本当に被災するんなんて思ってなかったけど・・ 名古屋観光の後、犬山城へ向かう電車に乗車中、突然の地震発生。慣れない異国の地で災害に巻き込まれ、パニックに陥るGeorgeさん。 乗務員にどうしたらいいか聞こうにも、日本語がほとんどわからない。乗務員もGeorgeさんの言葉がわからず意思疎通が図れない・・。通信も殆ど使えず途方に暮れる。 「そうだ、あの地図があるじゃないか!」 「やさしいひなんちず」を開いたGeorgeさん。地図のローマ字を頼りに最寄りの柏森小学校が避難所であることを知り、地図を頼りに避難する。避難所にたどり着くとベトナム人のグェンさんがいた。ケガをしているようだが、病院の場所がわからない。そこで、Georgeさんはグェンさんに「やさしいひなんちず」を教えてあげた。グェンさんはひらがなが読めるので、この地図を頼りに最寄りのクリニックへと向かった。 「やさしいひなんちず」のおかげで速やかに避難でき、今回の地震の被害もさほど大きくなく、Georgeさん自身も無事だったため、目的地である黒部ダムに向けて再出発!早速、SNSを使って「やさしいひなんちず」のすばらしさを全世界の友人に向けて発信。鉄道会社やバス会社もいざというときに使えるツールとして、駅やバス停の掲示板にQRコードを掲載、積極的なインストールを推奨。その後メディアにも取り上げられてダウンロード数も大きく増加。現地を訪れる外国人観光客数も順調に増えている。 ### i. サービスへのリンクURL(あれば) `↑ Day2 17:00までに入力` --- ## 6. 振り返り ### a. ユーザーフレンドリーなコミュニケーションデザインの設計について ターゲットが明確だったことが奏功。 ひとつひとつ、パーツや段階を追って進められた感があり、ストーリーにうまく落とし込めた。 ### b. 技術・デザインについて 災害時の通信の遮断を想定して、オフラインツールに特化。 そのため、代替手段は検討していなかった。 ただし、今後の課題として、オンライン・オフライン・代替と考える必要があると感じた。 ### c. 「社会課題に資するG空間人材のあるべき姿」について(作ったサービス・プロセス) 4名のメンバーがそれぞれ得意分野や知見を活かし、お互いに補い、教えあいながら進めていく中で、各々の特性を活かし、シナジーを生みだしていくシビックテック、そしてG空間人材のあるべき姿を学べた。 物理的距離があるなかでも、オンライン上にあるツールを活用して各々が役割分担をして課題に対する成果物を作り上げた。 ### d. 役割分担は適切だったか・他にどんな役割が欲しかったか 技術担当が1名で負担が大きかった。 (かわりに教え合ったり、データ作ってもらったりという良い面も) デザイン、デザイナーの役の人が欲しかった。 ### e. どのような知識・スキル・データが欲しかったか 当初想定していた地域では、避難所・医療機関などのデータが見つけられなかった為、データ揃っている地域で作成を行った。必要なデータの場所がカタログ化されていればと感じた。 ノーコード開発のスキル。kintoneは活用できればよかった。 デザインのスキル(簡単な絵や4コマまんが、文字や色合い) ### f. 本日の学びや作ったものを今後どのように活かしたいか 地味ですが、コミュニケーションルールの60分の意見交換が大事でした。 大企業や規模の大きな自治体でなくても、必要な人に必要なツールを作成して届けることができると実感できた。 オンラインで「文字や文章」を共有、同時に編集できることは、大きな可能性がある。思っていることを文章の形で書き、同時に編集すると作業が捗る。 ### g. これから地理空間技術を学びたいと思った人に伝えたいことは? 周りにいる知見や知識のある方に遠慮せずに教わること、また、逆に自身の知識や知見を周りの人に伝えていくこと、仲間を増やしていくことが大事だと思います。意外と初対面、オンラインでもなんとかなるものです。 予備知識ゼロからでも、気になったらまずやってみることが大切。 `↑ Day2 最終発表後にチームで振り返りながら入力` ###### tags: `GHP2020`