# Terrain OS / Mobility OS platoronical : 2015/01 --- ## 1. 問題意識(Why Now) - 世界中で「地図上は近いが、実際は遠い」場所が増えている - 地上インフラ(道路・鉄道)は高コスト・時間・政治リスクが大きい - 災害・人口減少・地形制約により、既存インフラは限界 **空は、まだ十分に使われていない公共空間である** --- <div style="text-align: left;"> ## 2. 日本で顕在化している課題 - 山が多く、海で分断されている - 都市部は鉄道が強すぎて空の価値が出にくい - 郊外・地方は「近いのに遠い」区間が多い 例: - 山陰 ⇄ 山陽 - 和歌山 ⇄ 四国 - 四国 ⇄ 九州 - 東北内陸 </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 3. 都市ではなく「地形」を見る - 空モビリティは都心向きではない - 本命は以下のタイプ **地形分断型ルート** - 山脈分断 - 海峡分断 - 盆地・高原 → 地形が時間を引き延ばしている場所 </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 4. 提案:Terrain OS / Mobility OS ### 何を実現するのか(What) **地形によって分断された人・物・機能を、 三次元の移動レイヤで再接続するためのインフラOS** Terrain OS / Mobility OS は、 移動手段そのものを置き換えるものではない。 </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 4.2 Terrain OS / Mobility OS ### 実現されるもの - 車・鉄道・船・航空 - 有人・無人 - 固定翼・回転翼・eVTOL これらを **否定も比較もせず**、 **「どの手段を、いつ・どこで・どう組み合わせれば、 地形が生む距離を最短化できるか」を制御する層**である。 </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 5. なぜ「OS」なのか - 機体そのものが価値ではない - 空域・高度・回廊・時間・運用ルールを統合管理 - 有人と無人を組み合わせる **インフラを“動かす側”の仕組み** </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 6. 基本アーキテクチャ - 発着:既存ヘリポート(有人) - 移動:専用回廊+高度レイヤ - 格納:無人・集中・立体 **人が関わる時間を最小化** </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 7. 有人と無人の分離 - 有人:発着・旅客対応 - 無人:再配置・格納・整備 効果: - 騒音・安全・社会受容性が向上 - 日本の規制・文化と相性が良い </div> --- --- <div style="text-align: left;"> ## 8. 日本で最初に成立する用途 - 医療搬送 - 災害対応 - 行政・インフラ保守 - 観光(高付加価値) **個人の贅沢ではなく、公共性のある時間短縮** </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 9. なぜ日本でPoCすべきか - 地形制約が凝縮されている - 規制が厳しく、安全基準が高い - 成立すれば世界で通用する 日本は「世界の縮図」 </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 10. 世界展開の必然性 ### 同型課題を持つ地域 - アフリカ(ラスト1マイル以前の問題) - 中東(点在都市+国家投資) - 中央アジア(山岳・盆地国家) - 離島・外洋地域 </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 11. 投資家視点での位置づけ - ❌ eVTOLメーカー - ❌ 空飛ぶタクシー - ✅ **地形を短絡するインフラOS** Woven City = 都市OS **Terrain OS = 地形OS** </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 12. スケールの仕方 1. 日本で限定ルートPoC 2. 制度・安全・運用モデル確立 3. 地形類似国へ横展開 4. 機体非依存のOSとして拡張 </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 13. 最終ビジョン > 空を飛ばすことが目的ではない > 地形が作った「距離」を消すことが目的 **Terrain OS / Mobility OS** 三次元インフラの最小実装 </div> --- <div style="text-align: left;"> ## 14. メッセージ - これは日本特有のニッチではない - 世界中で必要とされる基盤技術 - 今はまだ「名前がない」だけ **最初に言語化し、設計した者が主導権を握る** </div>
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