# ドローンデザインについての調査 ドローン開発におけるイメージを固めるにあたり、WEB画像検索を中心に、収集ジャンルをいくつかに分けて画像収集調査を行った。各ジャンル別画像における共通点から意匠仕様の方向性を抽出する。 ## OUR MISSION  >山小屋へ食料などを運搬する大型ドローンの開発に挑戦しています。 >山小屋と登山者を支える物流ヘリコプタービジネスは収益の悪化により次々と姿を消しており、閉鎖に追い込まれる山小屋も増えています。山岳の無人地帯を飛行する最大積載量100kgのドローンを開発し、山小屋の運営とみなさまの快適な登山をお手伝いします。 ## 現状想定されている使われ方としては ・100kg程度の山岳物流(過酷な環境下である程度ラフに扱っても壊れないことが求められそう) ・現状PoCの段階のためデザインでは大きく夢を描きながらもまずは実証実験に耐えうるものが求められる ## 山小屋に必要な物資とは https://www.sanno.ac.jp/undergraduate/library/cpir4n0000005s3x-att/4002_06.pdf >先ず注目したいのが山小屋の機能である。一般に登山者が山中で目にする施設としては、<b>飲料やスナック類、お土産物等を提供する売店、食事、喫茶等を提供する茶屋、食堂、そしてそれらに加えて宿泊を提供する山小屋</b>などである。 (中略) 宿泊機能を有するか否かは山小屋を分類する上で重要な基準となる。何故ならば宿泊機能を有償で提供する場合は、旅館業法第二条2項ならびに3項の「旅館・ホテル営業」あるいは「簡易宿所営業」という扱いになる。これらはさらに旅館業法施行令第一条によりその構造設備の基準が定められており、このことは山小屋の経営特性という点では非常に大きな影響を与える要素と言えるからである。 >登山道沿い、稜線上や山頂近くの山中にある山小屋は、<b>水、電気等のライフラインの確保ならびに食料やその他の資材の調達</b>に多大な労力を要し、そのコストが山小屋を経営していく上で大きな負担になっている。 ライフラインの水や食料や電気、売店の物資、登山道や小屋自体の整備設備物資が中心か。 ## ■山岳物資輸送の歴史と現状、実態とイメージ まず、旧来の山岳輸送の手段について画像検索にて調査を実施した。 ### 歩荷、背負子 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A9%E8%8D%B7  https://pin.it/7ggsbBR ### クローラー(自動追尾含) https://www.agriz.net/fs/nouki/okn-kd50  https://pin.it/2LUr2u5 ### 索道(ゴンドラ) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%A2%E9%81%93  https://pin.it/1shzlWq ### 輸送ヘリ https://snkk-net.com/transport/  https://pin.it/4J0eDKx 輸送に使われる機器のイメージとしては無骨な印象のものが多い。カラーリングもモノトーンや素材色+危険色という配色のものが多く、意匠を足し算する考え方よりは、構造部品のみの出来成り、もしくは構造部品そのものを美しく見せようという意図の方がより強く感じる。 ## ■デザイン性を重視したドローンの外観(コンセプト含) まずはジャンルを問わず、意匠性が高いと感じたドローンのデザインを独断と偏見でピックアップした。  https://pin.it/6pjtMqW ### 収集した画像に対する共通点 シンプルなジオメトリで構成されたスッキリしたデザインのものと、有機的な曲面で構成された流線型デザインのものに大別できる印象。前者はカメラドローンユーザー向けかつライトユーザー向けのようなコンセプト、後者はレースドローンなどのユーザーに向けたハイエンド製品のようなコンセプトが多いのかなと想像できる。 有彩色を採用しているモデルは少数派で、モノトーンや素材色をメインカラーとしているモデルが多い。有彩色はモーター付近など危険なエリアにポイントカラーとして差し色しているものがいくつか見受けられる。また導光部品を用いてロゴマークや注意を引きたい場所を効果的に視線誘導しているものも見受けられる。 ## ■輸送に特化したドローンの外観(コンセプト含) 主に箱類を持ち上げる形の輸送方式を想定されているであろうドローンを中心にピックアップした。  https://pin.it/dxaw7hD ### 収集した画像に対する共通点 こちらは意匠性に重きをおいているものはあまり多くなく、必要最小限の構成要素で作られているものが多い印象。 実証実験フェーズのものもまだ多いこともあるのか、その外観の多くは全体的に量産性や意匠性というよりは<b>細かなチューニングのしやすさ</b>に重きが置かれているように見える。(一部はブランドイメージに基づいたカラーリングが施されているというくらい) プロダクトの性質として<b>必要な構造やモノとしてのあるべき姿形に収束していく</b>性質があり、遊びの入り込む余地がまだ少ないプロダクトだが、<b>機能美のような美しさがあり、山岳輸送を意識するならば最小限の要素を追求する点が共通しており馴染みやすい世界観</b>ではありそう。 パーツ単体としての妥当性のある形状の美しさや既存部品との組み合わせにおける外観のクオリティコントロールがキモになりそう。 完成形としての構造が確立した暁には企業におけるブランドイメージ戦略や量産性に基づいて意匠性が盛り込まれてくるのかもしれない。 #### 意外と6枚羽が多い? 収集した画像を俯瞰して眺めている中で6枚羽が多いことに気づいたため、レイアウトをひいてみた。  箱が四角形を想定していることもあるが、レイアウト不利で空間的にロスになりやすい<b>箱四つ角の収まりが非常に良い</b>(現状使用を想定しているカーゴボックスと同等のサイズ)中心からの距離も短く抑えられ、山小屋近辺の限られた土地の中で空間を無駄なく使いやすいレイアウトになりそう。 ※箱自体の形状や運びたいモノの重さにもよる ## ■まとめと、デザインコンセプトの方向性 用途によって適した形に進化してきているドローンの現状がある程度見える化できたと思う。 山岳輸送の歴史も含めて振り返ることができたので、山岳輸送にまつわる世界観も見えたように思う。 以下はざっくりまとめた軸に対する棲み分け。  左上のエリアが該当する開発になると考えられるが、登山客や山小屋のスタッフにとって本サービスはライフラインに直結する救援物資インフラになる必要があるため、それに即したイメージを確立するのが意匠機能には求められるように思う。 極端な例だが、<b>物資が底を尽きそうな時、飛んでくるドローンを見て「助かった!」と思ってもらえるデザイン</b>が意匠機能を十分に果たしている良いデザインと考えられそう。 <b>・安心感や信頼感が感じられるデザインがベター、過度に物々しい雰囲気のものはミスマッチ ・ダークカラーよりは明るいトーンの配色の方が意匠機能にマッチしそう(消防車よりは救急車) ・過度に複雑で無骨な面構成よりは柔らかでシンプルな面構成の方が安心感に寄与しそう ・素早い積み込みや荷降ろしに耐えてくれそうな剛性感のある強そうなアフォーダンス</b> 意匠のイメージづくりとしてどの方向にどの程度振るかは相談が必要。 ## 追記 2021/2/16 打ち合わせの中で決めた意匠に関する注意点 ・羽枚数は6枚で今回は進める ・面構成は可能な限り少なくしたい(山岳の突風による制御不能に陥る事態を防ぐため、フレーム構成が良い?) ・カメラは3箇所程度付く想定 ・航空法の絡みもあるため灯も付ける必要あり(進行方向の明示) ・羽にはカバーがあったほうが良い(安全性) ・羽同士のクリアランスは確保しないとリスク → 線膨張係数を要確認、変形に強い構造を検討 上記を踏まえて基本レイアウトを修正した(羽同士のクリアランス100mm化) 
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