# 04-フィヨルドブートキャンプで大変だったところ ◆komagata フィヨルドブートキャンプで大変だったところを教えていただけますか? ◆今泉 大きく二つあります。一つは、分からないことがあるということに慣れること。もう一つは、フィヨルドブートキャンプは長く取り組むことになるので、モチベーションの維持が大変だったなと思いますね。 ◆komagata なるほど。確かに現役の受講生の中にも、モチベーションの維持もそうだし、分からない、難しい問題に対する向き合い方について悩んでいる方が多いですね。それについて、自分はどう克服したとか、フィヨルドブートキャンプの受講生にアドバイスはありますか? ◆今泉 分からないことも、モチベーションの低下も、自分の中で抱え込んでいるとどんどん深刻な方に行ってしまって、自分一人ではなかなか深みから出られない状態になってしまうと思います。分からないことも、正直今モチベーションが下がってますということも、人に話していくといいと思います。 ◆komagata 確かに、受講生同士のコミュニケーションなどを今泉さんは上手く使われてる感じでしたね。 照屋さんは、ブートキャンプで大変だったところはどこですか? ◆照屋 私も二つあリます。一つは、今泉さんと同じで、モチベーションや学習のリズムを保つのが難しかったと思います。もう一つは、デプロイのプラクティスがとても大変でしたね。今まで学習して修得してきたものを全部集約してつくったアプリケーションをデプロイして完成というのがテーマだと思うんですけど、すごく難しかったです。でも、無事にデプロイできてウェブ上につくったアプリケーションを公開できたときはすごく嬉しかったです。 ◆komagata デプロイのプラクティスはnginxとPumaを連携させてRailsアプリを動かすというプラクティスなのですが、デプロイのプラクティスは難し過ぎるし時間もかかるので、「必修からは外してもいいんじゃないですか?」って意見があったので、今は外したんですよね。発展編にはあるので、やりたい人だけがやる形になっています。でも、必修から外したらデプロイのプラクティスをクリアした卒業生から、「あれはいいプラクティスだったのになんで外すんですか!」みたいな意見が...。なかなか難しいところなのですが。 デプロイのプラクティスがクリアできるようになるために、その前にいろんなプラクティスがあったというところもありますよね。Linuxをがっつりやったのは、これのためだったとか。それ以外にも、分からないことを自分で探していけるようになるとか、問題が起きたらログを見て解決するとか、バグをデバッグするにはどうすればいいかとか。だから、デプロイのプラクティスがクリアできたら自走できる人になってるというのは、すごく感じてましたね。 デプロイのプラクティスは、これとこれとこれを見てやればできますとはなってないんですよね。完了条件にキーワードみたいなものはあるけど、基本的に自分で調べたり、必要になった技術は自分で会得しながらやらないといけない。これができれば、全く新しい技術が出てきても、同じような感じで習得できるって感じかな。難易度は高いので、全員にクリアしろっていうのはちょっと酷なところなんですが。もう少しマイルドな形にして、いつか復活できればと思っています。もっと実践的な形にして、AWSにデプロイするとか。でも、クリアした人は本当にすごいと思いますね。