関治之 Open Office 第5回 === ###### tags: `OpenOffice` 2020/08/26 17:00〜18:00 ゲスト:シミズシュウジ さん ## 自己紹介 清水秀次さん 再起業を支援するための、日本再起業支援協会を立ち上げ、NPOとして申請予定 美容理容業界で会社を27年間経営してきたが、2015年に倒産してうつ病になり、1年間ひきこもりに。 なんとか1年後に運よく社会復帰できた。 再起業をしたいと思って活動をしたが、 失敗をしたという外からの評価や、信用の問題があってとても難しかった。 毎月1万社を超える創業があるが、1万1千を超える廃業がある。 再チャレンジのための支援を調べてみた。 →経産省に聞いてみたが、特にそういう制度が無かった。 提案したいと思ったが、前例がないと言われた。 美容の技術があったので、自分自身は再起ができた。 活動をする中で、再起について頑張っていた人がブログなどを書いていた。 仲間が増えてきて、一緒に活動ができるようになった。 NPOを立ち上げ中。来月申請。 現理事が4名、社員4名ほど候補がいるが、あと2名コロナでちょっと会いづらい。 ## 活動内容 毎週土曜日、週末に相談会をやっている。現在コロナで対面中止。ZOOM、 実際に廃業を経験した人たちが、相談者の話を傾聴し、自身の体験を話す。 経営自体のサポートや支援は行政や、東京商工会議所さんがやっている。法律、会計は専門家に。倒産破産などのアドバイスは踏み込まない。各専門家と相談して、あくまでも経営者自身が決断する事というスタンス。 相談者は、廃業、倒産したらどうなる?という不安と恐怖に押しつぶされそうになっている。 パニックになりそうな人に対して、不安を軽減、解消するのが目的。うつ病を発症して今うと当協会ではサポートできなくなり、専門の心療内科などで受診が必要になる。そうなる前にコンタクトしてもらえば社会復帰までに期間を短縮できると思う。 自分自身、見えない不安や恐怖におびえていたが、実際に経験したら、なんとかなることが分かった。 それを伝えていく。清水の[うつ病before after]1年間笑う事、怒るこることをしないで恐怖におびえた毎日を過ごすと顏の表情筋が機能しなくなり、のっぺりとした顔付きになっていることがわかる写真。この写真は背広を着て面接用の写真なので状態としてはかなり良くなっている。7(https://againtokyo2019.wixsite.com/saikigyou/blank-7) Q. 今はどれくらいの人数が参加している? 今は毎週1人くらい。あとはメールでも相談。 口コミで少しずつ広がっている。 Q. オープンオフィスで話したいことは? コードフォージャパンは、一人の力から、広がっていくことを進めているので参考にしたい。 ## 相談者を増やしていくうえでの課題 * 多くの人は、事業がうまくいかなくなりそうだとSNS上からもプロフィールを削除してしまう * リーチしにくさがある * そもそもの団体の信用力が無い * 親切なふりをして近づいてくる悪徳団体もあり、違いがわかりにくい * 相談予約をいれていても、突然キャンセルも多々ある。 実際に相談に来てくれた人は、価値を感じてくれている。 ただし、ここに来ればなんでもやってくれるわけではない。 認識の違いもある。日本再起業支援協会はギリギリの判断を迫られている経営者、再チャレンジをしたい元経営者のサポート機関であり、事業再生、経営立て直し、経営相談は提供していません。 破産や倒産に関する直接的なアドバイスはしない。(行政や専門事業者の役割) (今はどうやってこの協会にたどり着くのか?) * 口コミが多い * 当事者は、ウェブ検索はいろいろする * ただ、適切なところにたどり着くのは難しい * 当事者だったことが最大の強みではある →非営利団体向けのITサポート、[TechSoupが、検索広告枠を無償提供しているので使えるかも](https://www.techsoupjapan.org/G4NP_launch) Q. 対応できる限界もありそうですが 今は理事、プロボノさんとボランティアで進めている。 ずっと持ち出しでやっているのできつくなっていく。 これからコロナで相談も増えつつあるので、できれば専業にしていきたい。 破産、倒産者はお金がない。どこからお金を貰うか。 行政では、どこが担当になるのか? 例えば、東京都の産業労働局が、トウキョウリスタートという事業を始めた。 失敗ダービーという企画をやっているので応募してみた どのような失敗をして、どんな課題があり、どのように乗り越え、目指すゴールは。 自殺、生活保護の回避、医療費削減にもつながる。 日本の2万1千の自殺者のうちの15%が経営者といわれている。 自殺しないまでも、うつ病などで他にも影響していく 重度のうつ病になれば仕事も出来なくなり、生活保護のお世話になることも。 当然ながら病院に通う頻度も多くなり国の医療費負担も増える。 助成金はペーパーワークが結構大変 Q. 企業向けのサービスってありうる? 企業系の助成金ならあるかも 再起業をして成功した人から補助してもらえないか? しくじり交流会というのをやっている※コロナで延期中止 8/30開催 [自由が丘スタートアップガレージ](https://againtokyo2019.wixsite.com/startup-garage)という、投資家:[関戸明夫](https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=crmas&p=%E9%96%A2%E6%88%B8%E6%98%8E%E5%A4%AB)氏が1年間家賃無料で提供してくれスペースもある。今回のオープンオフィスで知ったと[申請してもらえれば現地説明見学会無料招待。](https://againtokyo2019.wixsite.com/saikigyou/contact) ●独立する前に自分のビジネスプランを試したいチャンスが欲しい ●アイデアには自信があるけど、お店や事務所を借りるための資金が不足している ●以前経営していたが倒産。【その時】の経験を活かして再起業したい ●学生だけどいいアイディア、仲間がいるので起業したい ●お互いのアイデアをアウトプットしブラシュアップできる仲間を見つけたい 失敗を経験として評価されない空気を変える必要がある。 失敗談をYoutubeで公開とかどうでしょう? 暗い感じで話をしていると人は離れていく 一方、明るい感じで面白おかしく話をすると相手もポジティブに反応してくれる 理美容業界は、以前は30代で独立してきた。 今は以前よりも大変な環境。周囲で独立をした友達がことごとく失敗廃業倒産。 そういう状況を見ている若手はチャレンジしたがらない。 何故か。失敗した事が原因ではなく、失敗した後、明らかに今までより生活環境、仕事環境、家族問題、借金、金銭的に苦しく、再チャレンジできない環境を目の当たりにして起業することを避けている若者も多くいる。 再チャレンジが当たり前の社会的風土に変われば、必然的に創業率も上り日本経済の発展につながると思う。 東京都失敗ダービーをきっかけに、そこから案件化できれば。 再チャレンジ専用のシェアオフィス、再チャレンジマイスター講座で再起業家育成事業 金融機関は? 政策金融公庫さんが再起業の支援もしているが、審査が相当厳しいという事を信金の人に聞いた。 整理屋、悪徳コンサル、様々な罠がある。 業績がいい時にも沢山の罠が待っているが、危ない時にも沢山の罠がある事を忘れないでほしい。 大変な時に優しく近寄って悩んでいる経営者をだますことはとても簡単。 私の場合は自ら吸い込まれていった。餌が付いていない釣り針に一目散に食いついた!という表現がしっくりくる。 知っておけば回避軽減できる事はたくさんある。失敗すると思って起業する人はいないが、[人の失敗経験](https://againtokyo2019.wixsite.com/saikigyou/blank-9)、経緯を知識として入れておくことは経営者としてとても重要な事。 経営者向けの情報発信は必要 コンテンツが強いので、note とかで発信してはどうだろう? 視聴者の中でもいろいろコメントしているひとがいる。ぜひつながってください。(関) 日本再起業支援協会は 団体、企業、個人との協働、連携を募集してます。 1.再チャレンジ専用シェアオフィス【Rise Up】設立を目指しています。 2.社会課題解決団体と協働シェアオフィス設立を目指しています。 賛同して頂けるお知り合いや団体さんがおりましたら[是非ご紹介ください](https://againtokyo2019.wixsite.com/saikigyou/contact)。 以上