# オープンデータと可視化 ## シビックテックオンラインアカデミー #15 シビックテックにまつわるいろんな話をオンラインで配信する、オンラインアカデミーです。毎回さまざまなゲストを招いて、お話を伺います。 ## 収録動画 {%youtube mnVfwTAV-zo%} 収録日時:2019年7月31日 17:30〜18:30 [UDトークによるログ](https://docs.google.com/spreadsheets/d/1VtrA-TtUYodO-4uS6FPWpkCi7VFynmiGb19GOPhH5mE/edit?usp=sharing) ## 主催 Code for Japan ## 話者 [東 健二郎](https://gihyo.jp/book/2019/978-4-297-10582-2)(京都府、京都大学) [関 治之](https://github.com/halsk/profile/)(Code for Japan) ## テーマについて 行政のオープンデータは、可視化して始めてその中身が分かる・・・(いろんな意味で)。実務での活用や大学院授業での取り組みなど実例を交えてお話したいと思います。 - 京都府オープンデータポータルサイト「京都データストア」での可視化事例 https://www.datastore.pref.kyoto.lg.jp/integrationindex/ - 京都大学公共政策大学院「地方行政実務」シラバス https://ocw.kyoto-u.ac.jp/syllabuses2019/274/3/4270000 - 東ほか『プロ直伝 伝わるデータ・ビジュアル術―Excelだけでは作れないデータ可視化レシピ』(技術評論社、2019年) https://gihyo.jp/book/2019/978-4-297-10582-2 ## 簡易議事録 アイデンティティは祇園祭! 今年は祇園祭1150年の節目。京都の文化を作っている真髄。 京都のルーツに参加できるのが好き。 今日の話 オープンデータと可視化についての理解 * 標準的な理解 * オープンデータと可視化は相性が良い * 逆説的な理解 * 可視化することで、なぜオープンデータじゃないとだめかがわかる ![](https://i.imgur.com/xGRyhHc.png) 技術評論社から本を出版。他にもいろいろな書籍がでてきている。 ![](https://i.imgur.com/iowEbxF.png) 以下の3つの要素がある * 探索 * 分析のもとになる気づきを得る * 分析 * 気づきをもとに仮説を確かめる * 表現・伝達 * 分かったことをシェアする ![](https://i.imgur.com/d5njiaQ.png) 「ああ、なるほどな」という点に意味がある。 可視化技術は、ITスキルではなく、「なるほどな」と人間が感じるメタ理解が必要であり、どう興味・関心・注意を引かせるかの技術が必要。その意味では、ファシグラのような「マジックで描く」とも同じ作用(なので、それを可能にするメタ理解が必要)。 また、可視化を使う目的から考えることも必要で、ファシリテーションやPDCAのためのもの。 ![](https://i.imgur.com/2RUYYDs.png) ![](https://i.imgur.com/GaBRVOi.png) 自治体で、何に興味があって、何をしってもらいたいか?がわかってくる 京都府は20くらい可視化している 活用事例 * 地域課題解決 * 大学の教育活動 * 京都のオープンデータは大学からのアクセスが多い ![](https://i.imgur.com/xau7Q4b.png) 「容易に利用できる」という点がポイント ![](https://i.imgur.com/UX0Sl9F.png) ![](https://i.imgur.com/LJ0OZIN.png) 「分かる」や「使える」を具体化する必要がある 京都府のオープンデータでは、ただデータを公開するだけでなく、わかりやすく簡単に操作でき、誰でも容易に利用できるサイトを目指している。データ連携も活用。 ![](https://i.imgur.com/gOBafcC.png) 参加者の中でも、地元の方がより実感していた。 「ああ、なるほどな」 まずはBIツールで表現をしてみると、オープンデータの価値がわかる ![](https://i.imgur.com/FNSJ7vW.png) 大学院の授業でも、課題にトライをしようとしたときに関連データの入手に苦労することが多い ![](https://i.imgur.com/RSNP1OJ.png) ![](https://i.imgur.com/poRV8ah.png) 学生でもいきなりはできない。ある程度実践することでできるようになる Q.県政出前講座、とか市政出張授業など市民向けにありますが、そういうところでオープンデータは活用されてますでしょうか? A.現状は使われていない。そういう時に冊子や資料を用意しているが、その時に使っているデータも含めて渡すことができれば、すごく良いことだと思う。 (追加コメント:出前講座で話してることはほとんどオープンにできるものなので、オープンデータ化できますね。) オープンデータは2.0時代になっている。初期のオープンデータ1.0時代の透明性・信頼性の観点がやや後退していないか気になるし、「これによって何ができたか?」というのがふわっとしてしまっている。また、オープンデータだけが独立して取り上げられ、本来はデータ利活用という点では、RPAやAIと連続している話だが、切れてしまっている。 Q.職員向けにこのような技術を伝えていくのは、進んでいるのか? A.あまりすすんでいない。東さんとしては、京大公共政策大学院の授業が答えの一つ。 自治体の職員にも授業に参加してもらっている。 ![](https://i.imgur.com/ns4SFg9.png) ![](https://i.imgur.com/4zbV4RA.jpg) ![](https://i.imgur.com/ZzWKqBJ.jpg) Q. そもそもデータで評価をするようなレビューのプロセスが自治体内に必要では? A. スキル的なものではなく、文化的なもの。自治体内でそのような評価をするには、手持ちのデータだけでは仮説検証できないときもある。 Q. 他の大学でこのようなことをやっている事例はあるのか? A. 行政職員がここまでコミットしている事例はあまり聞かない。 Q. 行政職員だけではなく市民自身がオープンデータセットから可視化・分析できるようにすることにも大きな意義があると思います。行政は自部署の責任が問われると思うと、ついお手盛りや忖度しちゃいかねないかも? A. データジャーナリズムに注目している。Webのツールが充実してきた結果、NHK等がデータを使った表現を始めている。 ## オンラインアカデミーの議論用チャットグループについて Code for Japan のSlackチャンネル内に、#civictech-academy というチャンネルがあります。 今後の配信内容を知ったり、内容について議論をしたい方がいましたら、ぜひご参加ください。 [Slackへの参加はこちら](https://cfjslackin.herokuapp.com/)からできます。 ## 過去や今後の配信内容一覧を見る https://hackmd.io/c/BJ3IEJMZE/%2FDCbfwbsFQFGUTiHPMCbO- ###### tags: `CivicTechAcademy` `データ活用`