--- title: 'AdCentの投資方針' tags: TMG, AdCent --- # AdCentの投資の方針 :::info ・作成: 2020/03/01 ・更新: 2020/05/22 ・更新者: 高田 ::: ## このドキュメントについて AdCentの風当たりが強くなってきているように感じるため、今後のプロダクトの方針について整理したものです。さらなるプロダクト開発に向けた認識合わせに利用する想定で、長期的に参照されるドキュメントではないです。**なお、このドキュメントの内容は現時点での考えであり、変わる可能性が十分にあります!** ※ 2020/05/22追記 → [AdCentロードマップ_20200522](/8z3UustWSYehw6j0Np4PGQ)が最新です。 ## 目次 [TOC] ## 開発リソースの配分状況 AdCentの開発リソースは、以下に分散しています。 1. 社内の基幹システム的機能(請求・報告) 2. 広告運用の推進の機能(管理画面・トラッキング・API連携・レポーティング・成果管理系) 3. 運用なし企業向けの機能(管理画面・2と類似の管理系機能全般) 4. メディア向けの機能(簡易レポーティング) 5. 1〜4の維持(インフラ・テスト・保守) 6. その他(汎用ASPなど) また収支の概略は以下のようになっています。 **▍利益** * 運用あり: 150万円/月 * 運用なし: 220万円/月 **▍コスト** * 開発費: 112.5万円 * 保守費: 30万円 * 監視: 12万円 * サーバー・ドメイン代: 10万円 ## AdCentのプロダクトとしての性質 アフィリエイト広告管理ツールを、APIや承認機能付きで外部に提供している例はありません。したがって、ニーズが顕在化した層に対して適切に伝達できれば、高い確率で成約します。一方でツール単体で使いこなす難易度はかなり高く、"玄人向け"のツールであるといえます。 こうした玄人向けのツールを販売していく場合、主たる販売戦略は(リストを精査した上での)営業と、顧客/ASP/代理店経由での紹介になります。一方で直接の成約は無いにしても、認知度や信頼度の向上、リードの確保を目的としてWeb上の施策(公式サイト/リスティング/事例記事など)も展開している状態です。 他方、最近ではツール単体では使いこなせない企業が多いため、AdCentだけでなくコーチング等も組み合わせて「インハウス支援」という文脈でのコンセプトに変更しています。 ## 最近のAdCentを取り巻く環境 ### アフィリエイト 検索面の変動が大きいことやASPの機能性低下で、a-worksでもそれ以外でも直取引が加速します。「小型メディアの大量買い付け」は(特にYMYLジャンルで)実質的に機能しづらい状況で、有力メディアの面の奪い合いになり、結果的にメディア報酬を高めるために直取引の加速に繋がる、という感じかな。 ### トラッキング ITPその他、特に3rd Party Cookieが利用できないような状況になると思われますが、AdCentを維持する上ではトラッキングの機能は必須です。一方でASP各社も精度維持には必死で、AdCentとトラッキングの方式が衝突する可能性があります(ASPが推奨する方式でAdCentが対応できない、とか広告主ドメイン対応が遅い、みたいな)。この衝突が原因で「ASPがAdCentを推奨しない」ような状況になることが想定されます。a-worksとしてはAdCentでのトラッキング精度を維持しつつ①ASPに頼らない機能(直メディア向け機能)や②ASPに対しての交渉力を高める機能(推定やASP紹介機能など) ### a-worksの事業 既存の事業に加えて、直取引メディアの増加、自社メディアの増加、クリエイティブメニューの強化、広告コンサルティングなどがスタートしています。ここを支援するような機能はAdCentとしても貢献度が大きいと考えており、特に「直取引メディア向けの機能」は**広告主のお金で直取引メディアが改善できる状態**を作ることができればかなり魅力的です。例えば、直取引メディアが送客したLPのヒートマップがみられたり。 ## 今後のAdCentの展開について ### 大方針 * 運用なし企業の体験は機能ではなくCSで担保する。 * AdCentの投資対効果を保つために、運用なしへの拡販は継続。とはいえ大量拡販は狙わない。既存のお客さんからの拡散を狙う。 * 開発リソースは①トラッキング/②リスクヘッジ/③社内基盤/④直メディア向け機能の優先度で着手する。 * あとは最近はレントラックスが担いでくれるような動きもあるので、拡大しそうなら積極的に乗る。 ### CS(対社外) 紹介が生まれるサイクルをつくる。 * 紹介を得られるような顧客メリットを作成し、顧客に提供 * 使いこなしに繋がるような体験(質問の投げかけなど)を積極的に提供 * 差分を徹底的に削る * 外から見たときのAdCentの使い勝手をどうにかして(疑似)体験する * あたりまえですが、紹介が一番良い ### CS(対社内) 社内の業務効率の向上に寄与する。 * TMGとしては、ブリッジ人材の育成が最優先。ブリッジ人材に次のブリッジ人材を育成してもらえる状態を目指す。 * 企業タグの導入などの効果計測に必要な業務は継続。 * 外部連携機能の活用などで社内の効率化を。 ### 開発 ①トラッキング/②リスクヘッジ/③社内基盤/④直メディア向け機能の優先度で。 * 直メディア向け機能は運用なしの媒体管理機能にも適用 * 請求周りの自動化も重要なプロジェクト * 汎用トラッキングの開発は随時実施 * 月の開発費は20万円〜30万円程度、削減を視野に入れる。 ### 運用なし拡販 * 事例記事とリスティング、メルマガ中心とした方策は変更無しでOK。 * メルマガは既存企業の担当者が困ってることを調査して、その調査結果をキュレーションするようなのでも良いかもしれない。一石二鳥。 * 一方で、リソースはCS施策の半分程度で良い気もする。 * 公式サイトは継続的に改善。特に「ツールなのか何なのか?」という疑問に対しては鋭いメッセージで回答する必要がある。