# Gyoson風の歌詞表示を作る【AviUtl】
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[2024年MISW57thアドカレ](https://adventar.org/calendars/10514) 12/10
ボカロ企画など映像制作で引き出しになるかも?
## Gyosonって誰?
Gyosonは2019年から活動している詳細不明のアーティストです
2011~2013年に活動していたボカロp トーマの転生した姿であることは公然の秘密
トーマ時代の10曲がニコニコでミリオンを達成しており、これはニコニコ史上5人目の快挙
キタニタツヤ、syudouなどが影響を受けたボカロpに名前を挙げており、トーマとしての活動が途絶えて10年以上が経過した今も名だたるアーティストからカバー曲が発信されるほか、ネット音楽シーンには強い影響を受けた楽曲、アーティストが散見されます
トーマについて語るときりがないのでここでは作品紹介にとどめます
トーマ時代の代表曲
魔法少女幸福論
<div
style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"
>
<iframe
src="https://embed.nicovideo.jp/watch/sm20503130"
style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;"
allowfullscreen
scrolling="no"
allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture;"
></iframe>
</div>
<br><br>
九龍レトロ(カバー例)
{%youtube vRaifr5xKfM%}
<br><br>
ヤンキーボーイ・ヤンキーガール(カバー例)
{%youtube GGwF2-BNqL0%}
## 本題
本記事では Gyoson-Lowland に出てくる歌詞表示方法の再現を解説します
{%youtube rXhZx3I7MR0 %}
こんな風に歌詞がスロットみたいに回って止まるやつ
### 準備するもの
- パソコン
- パソコンの空き容量
- やる気
### AviUtlの導入
既にしている方はスキップ
AviUtlは言わずと知れた無料動画編集ソフトです
筆者、逆にこれしか触ったことがないらしい
AviUtlで動画編集をするには、AviUtl本体と拡張編集プラグインのインストールが必要です
またこれ以外にも、音声・動画ファイルなどの読み込みに必要なL-SMASH Works、その動作に必要なInputPipe、作成した動画を書き出すエンコーダを導入します
なんか[AviUtl Package Manager](https://t.co/oQv7NEK0bD)という、上に書いた導入を自動でやってくれるソフトがリリースされているらしいので、それを使っておすすめ一括インストールするのが一番楽かも。
一応手動インストール手順を載せておきます
1. [AviUtlのお部屋](https://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/) ページに飛ぶ
2. AviUtl110.zip をダウンロード
3. exedit92.zip をダウンロード
4. [L-SMASH-Works_r1150_Mr-Ojii_vimeo.zip](https://github.com/Mr-Ojii/L-SMASH-Works-Auto-Builds/releases) ページに飛ぶ
5. L-SMASH-Works_r1150_Mr-Ojii_vimeo.zip をダウンロード
6. [InputPipePlugin](https://github.com/amate/InputPipePlugin/releases/) ページへ飛ぶ
7. InputPipePlugin_2.0.zip をダウンロード
8. エンコーダ [かんたんmp4出力](https://aoytsk.blog.jp/aviutl/34586383.html) ページに飛ぶ
9. easymp4.zip をダウンロード
10. AviUtl110.zip を解凍 AviUtlフォルダができているのを確認する
11. exedit92.zip を解凍 exedit92フォルダができているのを確認する
12. exedit92フォルダの中身をすべてAviUtlフォルダに入れる <br>AviUtl.exe と同じ階層にあればOK exedit92フォルダは消してもよい
13. AviUtlフォルダ内にPluginsフォルダを作成する Pluginではダメなので注意
14. 他のzipファイルを解凍する<br>筆者の場合、解凍後のフォルダ管理が面倒なのでAviUtlフォルダに纏めて保管してます
15. 解凍後、各フォルダ内の auc auf aui auo exeファイルをPluginsフォルダに入れる<br>各フォルダをそのままPluginsにいれてよいかもしれないが、動作未確認なので非推奨
解説動画があるのでこれを参考にしてください(一部情報が古いので注意)
{%youtube DN3f3gmrKSA %}
余談ですが、intel製CPUのパソコンであれば、より高速でエンコード可能なqsvエンコーダを導入することもできます(筆者はこっち使ってる)詳細は[こちら](https://aviutl.info/qsvenc/)
### シャッフルレタースクリプトの導入
歌詞がスロットみたいに回って止まるやつの正体、それこそが「文字コードずらし=シャッフルレター」です
ありがたいことに、rikky様がこれをスクリプトとして配布しています
1. [シャッフルレター配布](https://hazumurhythm.com/wev/amazon/?script=%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BCtL8) ページに飛ぶ
2. SL.zip を解凍 SLフォルダができているのを確認する
3. AviUtlフォルダ内にscriptフォルダを作成する 誤字に注意
4. scriptフォルダにSLフォルダを入れる
### プロジェクトファイルを立ち上げる
1. AviUtl.exe を起動する
2. 表示->再生ウィンドウを表示 をクリック プレーヤーが表示されればOK
3. 設定->拡張編集の設定 をクリック<br>拡張編集ウィンドウ(素材を配置するタイムライン)が表示されればOK
4. 拡張編集ウィンドウのタイムラインを右クリック 新規プロジェクトの作成をクリック
5. 画像サイズ、フレームレート、音声レートを選択<br>こだわりがなければ 1920x1080 px、60 fps、44100 Hz にしとけばいいです
### シャッフルレターの使い方
シャッフルレターはテキストオブジェクトとして使用するのが汎用性が高いので、今回は「テキストオブジェクト用@文字コードずらし」を使用します 「テキストオブジェクト用@文字コードずらし」スクリプトは、テキストの貼り付け先になる図形オブジェクトと参照するテキストオブジェクトで構成されます
#### 図形オブジェクトの配置
1. 拡張編集ウィンドウのタイムラインを右クリック->メディアオブジェクトの追加->図形<br>シークバーを合わせた時に再生ウィンドウ上で白円が表示されるのを確認する<br>この図形がテキストの貼り付け先になります
2. できた円(図形)オブジェクトのタイムラインをダブルクリックしてプロパティを表示
3. 右上の+ボタン->アニメーション効果をクリック<br>アニメーション効果フィルタがプロパティウィンドウに追加されるのを確認
4. アニメーション効果フィルタの<kbd>すべて表示</kbd>をクリックするとスクリプトのフィルタが開くので、SLを選択<br>*SLフォルダがscriptフォルダに格納されていないとSLがリストアップされない
5. デフォルトでは「単体用@文字コードずらし」が設定されている<br>これを「テキストオブジェクト用@文字コードずらし」に変更する<br>再生ウィンドウから白円が消えていればOK
6. アニメーション効果フィルタの<kbd>設定</kbd>をクリックするとパラメータ設定が開くので
- spt を1にする
- 進行方向1~2 を1にする
- 種類を揃える にチェックを入れる
- 後で使うので コピペ用 の文字列を全選択 ctrl+Cでクリップボードにコピー
#### テキストオブジェクトの配置
1. 拡張編集ウィンドウのタイムラインを右クリック->メディアオブジェクトの追加->テキスト
2. できたテキスト[標準描画]オブジェクトのタイムラインをダブルクリックしてプロパティを表示
3. 文字毎に個別オブジェクト にチェックを入れる
4. 一番下のテキストボックスに先ほどコピーした文字列をペースト<br>再生ウィンドウに文字列が表示されていればOK
5. 適宜 ここにテキスト を打ちたい文字列に編集する カッコ内の''を消すと壊れるので注意
6. その他パラメータで位置と文字サイズを調整する
#### シャッフルレターを動かす
ここまでくれば下準備は終了です 実際にスクリプトを動かして文字をバグらせましょう
1. 円(図形)オブジェクトのプロパティを表示
2. <kbd>シフト数</kbd>->直線移動を選択
3. 左右の数値を任意に変えてスロットのように文字をずらす
4. <kbd>進行度</kbd>->直線移動を選択
5. 左側を0、右側を100に設定し、時間経過で正しい文字列が揃うようにする
ありがたいことに、SLフォルダ内にサンプルプロジェクトがあるのでそちらも参考にしましょう
今回は実用する部分のみ説明しましたが、もっと知りたい方はrikky様が動画を出しているので良かったらどうぞ
<div
style="left: 0; width: 100%; height: 0; position: relative; padding-bottom: 56.25%;"
>
<iframe
src="https://embed.nicovideo.jp/watch/sm24941460"
style="top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; position: absolute; border: 0;"
allowfullscreen
scrolling="no"
allow="accelerometer; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture;"
></iframe>
</div>
### ランダム点滅と組み合わせる
SLスクリプトと同様に、さつき様のスクリプト ランダム点滅@ANM1 を導入して使います
[導入方法はこちら](https://aviutl.info/anm1/)
1. テキストオブジェクトにアニメーション効果->ランダム点滅@ANM1を追加する
2. <kbd>しきい値</kbd>を80 <kbd>間隔[s]</kbd>を0.06くらいにするといい感じ
### プロジェクトファイルを保存する
ファイル->編集プロジェクトの保存 で名前を付けて保存
専用のフォルダを作成しておくと楽かも
### 動画を書き出す
ファイル->プラグイン出力->かんたんMP4出力 で名前を付けて保存