# みんなも目にしたことある!?クレーンゲームの機種たち! ###### こちらの記事は「MIS.W 55代 Advent Calendar 2022」の20日目の記事です。 みなさまお元気でしょうか、アプテノ(ダイト)です。年末で忙しいにもかかわらずこの記事を開いていただいてありがとうございます。 早速ですが皆さんはゲームセンターに行かれたことはありますでしょうか?きっと多くの人が一度は行ったことがあると思います。 ゲームセンターでは **クレームゲーム、メダルゲーム、音ゲー、アーケードゲーム、プリクラ** などが遊べますよね。今回はその中でも皆さんが一番遊んだことがあるであろう **クレーンゲーム**、それも **機種** について記事を書いていこうと思います。 ## そもそもクレーンゲームって? クレーンゲームは景品を取ることを目的としてプレイするゲーム機のことを指します。 大体の機種(設定)では上方にある **2本もしくは3本のアームのついた機械(クレーン)を、下のボタンやスティックを操作する** ことで景品を運ばせます。 景品が獲得口に落ちてきたら景品GETです。 これはプレイしたことのある皆さんはわかるかと思います。 ## 意識しない?クレーンゲームの機種 普段クレーンゲームをやるときに意識するものと言えば、 **景品、設定** くらいですよね。 **「クレーンゲームの機種ってなんですか?」** こんな認識だと思います。 **でも機種を意識すると少しだけ、クレーンゲームの面白いところが見えてくるんです!** ## これってクレーンゲーム?UFOキャッチャー? 先ほどから「クレーンゲーム」という表記を使っていますが、普段の会話では「UFOキャッチャー」という言い方をする人もいるでしょう。 ### 「クレーンゲーム」と「UFOキャッチャー」の違いは? 実はUFOキャッチャー(正式にはUFO CATCHER)は **セガの登録商標** なんです。 つまり、 **セガ以外の機種は正式にはUFOキャッチャーじゃない** のです。 一方でクレーンゲームはどうでしょうか。 これは特に誰が商標を持っているわけではないです。 **セガ以外の会社(例:バンダイナムコ、タイトーなど)も自由に使えます。** UFOキャッチャーはクレーンゲームの一種です。セガが作ったクレーンゲームをUFOキャッチャーと言うこともできます。 以上のことをまとめると下のような図の通りとなります。 <img src="https://i.imgur.com/qV5rbYQ.png" width="70%"> ここでは2本爪クレーンゲーム以外の機種も載せました。 ## 機種紹介 いよいよ本編です。 ゲームセンターにある様々なクレーンゲームの機種を紹介したいと思います。 ### UFOキャッチャーシリーズ 言わずもがな、クレーンゲーム界の王、UFOキャッチャーです。 SEGAが開発、販売しています。 その歴史は古く、1985年から続くシリーズとなっております。 一般的な2本爪のクレーンゲームで、2つもしくは3つのボタンにより操作します。 #### NEW UFO CATCHER ###### 画像がない 1991年稼働の名機です。 UFOキャッチャーという名前を世に知らしめました。 流れるBGMがソニックのBGMであり、このBGMが印象に残っている人も多いです。 →[BGMリンク](https://www.youtube.com/watch?v=YP61xB66_Ic) 今でもゲームセンターで残っているところも多いですが、年々減ってきているのが現状です。 #### UFO CATCHER 7 ![](https://i.imgur.com/aT7yjjL.jpg) 2001年稼働のこちらも名機です。 近年のクレーンゲームの基礎となった機種といえます。 BGMを聞けばわかる人も多いのではないでしょうか。 {%youtube jxpbagcqt18 %} アームパワーが簡単に変えられるようになっているので、単純な持ち上げ設定以外が作られることが多くなりました。 (突っ張り棒2本の上に景品を置く橋渡しが有名ですが、この機種の欠点として景品獲得口が固定ということもあって、近年では「ここに落ちてもGET」の張り紙を多く見ることになります。) オンラインクレーンゲームとの相性が良いので、今でも多くのオンラインクレーンゲームで採用されているのを見ることができます。 #### UFO CATCHER 9 ![](https://i.imgur.com/fS5ujMy.jpg) 2014年稼働の最新機種です。 多くのゲームセンターで見ることができます。 今までのUFOキャッチャーと違って印象的なのはボイスがついていることでしょう。 (上には紹介していませんが、ボイスがついた機種は過去にもありました。しかし、現代ではあまり見ることができません。) アームパワー以外にも、押しの強さなどを変更することができます。 かなり定着した機種であるので、真似した機種があるとかないとか... ### クレナフレックスシリーズ UFOキャッチャーの**ライバル**とも言える機種がこのクレナフレックスシリーズです。 バンダイナムコが開発、販売しています。 2004年稼働と歴史はそこまでではありません。 実際バンダイナムコ(旧ナムコ)はクレナフレックスシリーズの前もクレーンゲームを作っていました。 しかし、クレナフレックスシリーズの最初の機種、CLENA-FLEXが爆発的に普及したためにUFOキャッチャーのライバルとも言える存在になったのです。 #### CLENA-FLEX ![](https://i.imgur.com/A3vJiHS.jpg) 2004年稼働で、クレナフレックスシリーズの最初の機種です。 この機種は爆発的に普及し、UFOキャッチャーシリーズ(当時はUFO CATCHER 7)に迫る勢いとなりました。 その理由は獲得口にあります。この機種はパネルを入れ替えることで獲得口を自由に変更できるのです。 UFO CATCHER 7にはなかった自由度を取り入れたことにより、この機種は広まっていったのです。 (この自由度は後にUFO CATCHER 8に取り入れられることになります。) ちなみにこの機種の元になった機種としてトレトレクリッパーがあります。 欠点をあげるとしたらこの機種が完璧すぎて、後の機種があまり広まらなかったことですね。 #### CLENA HYBRID ![](https://i.imgur.com/a0j4Kck.jpg) 2019年稼働の機種です。(ですが既に後継の機種が存在します。) UFO CATCHER 9、それ以上に華やかなLEDが特徴です。 この機種の特徴は操作方法をボタンかレバーか選べることと、2本爪だけでなく3本爪でも稼働できることにあります。(画像は2本爪のレバータイプ) UFOキャッチャーにはないようなシステムを導入することにより差別化を図りました。 しかしながら、多くのゲームセンターはUFO CATCHER 9をメインにしているのが現状です。 (例外として自社のゲームセンターであるnamcoがあります。しかしそこでもUFO CATCHER 9が導入されています...) ### カプリチオシリーズ クレーンゲーム界のダークホースです。 UFOキャッチャー、クレナフレックスには及びませんが、立派な機種を出しています。 タイトーが開発、販売しています。 特徴的なのは、3番ボタンでクレーンが回転できることでしょう。 そのおかげで今までにないような獲り方ができるようになりました。 近年は2本爪のクレーンゲームを出していないのが残念なところです。 #### CAPRICCIO G-one ![](https://i.imgur.com/EWXrkPb.jpg) 2003年稼働の機種です。 マイナーチェンジ版が多く出されるようなカプリチオシリーズの名機です。 カプリチオシリーズの特徴であるクレーンの回転を踏襲しており、レバー操作なのも特徴的です。 現在のゲームセンターではレア機種になっています。 ## 最後に まだまだ紹介したい機種はありますが、とりあえずは以上となります。 紹介した機種を見かけたら「あっ、あれだ」くらいに思っていただけると嬉しいです。 みなさんも身近な機械について調べてみてください。 ちなみに著者の好きな機種はUFO CATCHER 7です。(BGMがいいよね) 最後に、ゲームセンターはいいぞ。 以上アプテノでした。