# 2019/12/18 ###### tags: `ビジネスエコノミクスI` ## オークションの分類 * シングル・オークション * 売り手を決める場合と買い手を決める場合 * 売り手を決めるオークション→公共事業の業者選定など * 買い手を決めるオークション→美術品のセリなど * ダブル・オークション * 売り手も買い手もオークションに参加し、bidする * 株式市場など * ここでは、シングルオークションで書いてを決めるものとを考える * 売り手を決める場合も基本的には同様 * 私的価値と共通価値 * 私的価値=対象への評価が人ごとに異なる(絵画等) * 共通価値=対象への評価は共有→不確実性が存在 * 石油の採掘権など * 一般に不確実性のない共通価値の財についてのオークションは行われない * 例えば、一万円札をオークションで売却はしない * しかし、1万円札が入っている福袋があって、そこにいくら入っているか知らされていない場合には * オークションをし得る * 勝者の呪い * ここでは、私的価値オークションについて考える * さまざまなオークション * 封印式オークション(Sealed Bid Auction:[入札]) * 第1価格式(→オランダ式)(First Price Auction) * 一番高い価格を投じた人がその価格で落札 * 第2価格式(→英国式)(Second Price Auction) * 一番高い価格を投じた人が2番目の価格で落札 * 公開式オークション(Open Bid Auction:[セリ]) * 英国式(English Auction) * せり上げによる * オランダ式(Dutch Auction) * せり下げによる * 花卉市場 ## 例 * 3人の参加者:Aさん、Bさん、Cさんn * 販売物:ある画家の絵 * 最低売却価格=100万円 * **支払意欲(Willingness-to-pay)** * **その絵を購入するためにしはらってもいいと考えられる最高価格→絵の主観的「価値」の尺度** * Aさん=150万円、Bさん=190万円、Cさん=120万円 * 勝者とその人の購入価格は? * 勝者はいずれもBさん * 購入価格:第1価格式=190万円、第2価格式=150万円 * 英国式=150万円+α、オランダ式=190万円 ## 戦略的疑問 * 第2価格式 * Bさんの思考 * もし自分が1番ならば、 * 190万以上で入札するか?→No * 190万以上を書いても1位であることは変わらない * 支払額も変わらない * 190万未満で入札するか?→No * 190万よりちょっと安いと状況は変わらない * 2番目以下を書く→他人が勝者 * もし自分が2番目以下ならば * 190万以上で入札するか?→No * 190万よりちょっと高い入札→落札できない状況のまま * 190万よりかなり高い入札→彼が1番になり、2番目の価格で落札 * 190万未満での入札はするか?→No * 彼は2番目以下なのだから、より安く入札すれば状況は変わらない * 第1価格式=オランダ式では、うその選好表明の可能性 * ほどほど低めの支払意欲を表明する誘因 * あまり低すぎると他人が勝者になってしまうリスク * あまり高すぎるとうそをつく利益がほとんどなくなる * 第2価格式=英国式ではうそをつく誘因がない * ただし価格は低めになる * 「収入等価定理」(あるいは単に「等価定理」) * 一定の条件(プレイヤーはすべてリスク中立的、など)の下で、4つのオークション・メカニズムがもたらす平均価格は等しくなる ## 補足:リスクに対する態度(1) * 2つの抽選券 * 抽選券1 * 1等賞金10万円(確率1/3) * 2等賞金5万円(確率1/3) * 3等賞金0円(確率1/3) * 抽選券2 * 1等賞金10万円(確率0) * 2等賞金5万円(確率1) * 3等賞金0円(確率0) ###### レポート内容 * 動画を見て、感想を書く * 制度設計のケーススタディについて