この記事は [茨大 Advent Calendar 2020](https://adventar.org/calendars/5043) 14日目の記事です。 # ふたご座流星群 すっかり冬の寒さが凍みる季節になりましたね。この寒さを感じてると思いませんか? 流星群の季節だなぁ って。え、ならない……? ## 三大流星群 しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群、そしてふたご座流星群の三つは、毎年安定して多くの流星が流れる三大流星群として知られています。 それぞれ季節は、1月、8月、12月。 そう、冬には大きな流星群が二つもあるんです。これは見なきゃ損ですね!?!? しかも!この記事を投稿してる本日12月14日はふたご座流星群の極大日なのです。 ## 極大 流星群で地球に降り注ぐ流星は、彗星などが放出した塵が由来だと言われています。ふたご座流星群であれば、Phaethonと呼ばれる小惑星が昔彗星として放出した塵になります。 そうした彗星は、決まった軌道で太陽に接近し、太陽風の影響を受けて軌道上に塵を残します。この塵の軌道が決まっているため、これに地球が接近すると決まった時期に流星群が流れるのです。 そして、この塵の軌道に最も接近する時間帯が極大と呼ばれ、流星群が流れる期間の中で最も多くの流星が流れます。 今年2020年のふたご座流星群の極大は14日10時頃のようです。つまり見ごろは13日から14日にかけての夜。今すぐ見上げるしかありませんね!? ## 星座 ふたご座流星群って言うからにはふたご座の方を見なきゃいけないんでしょ?星座とか分かんないし…… って人もいるでしょう。でも心配いりません! 流星群の名前についている星座は、その星座付近から流星が流れるからです。 しかし、流星群の観測をするときは、星座の場所にとらわれずに**より広い空を視野に収めることの方が重要です。** むしろ、ふたご座から離れた場所の方が、より長い距離を流れる流星が多くなるといった傾向もあります。 星座なんて気にせず見ちゃいましょう。 星座が分かる人は、ふたご座の方から流れたかどうかで、流星群の流星か、まったく別の流星かを判別してみると良いでしょうね! ###### ここから個人的な話 そもそも、私個人的にはあまり星座は好きな方じゃないんですよね……宇宙の本質じゃないよなと。たまたま星の位置関係が今の状態になってて、それを地球から見たらこう見える、ってだけじゃないですか…… しかも、多くの星座はギリシャ神話が元になってるんですよね。要するに、星の話じゃなくてギリシャ神話の話なんですよ。 いや、ギリシャ神話も面白いと思いますよ。みんなで共通の星座を共有して、星の座標を分かりやすく指せるのも利点だと思います。 けど、残念ながら私が興味があるのは宇宙や星であってギリシャ神話ではないんですよね。(~~知らんがな~~) 宇宙とか好きって言うとよく聞かれるんですよ。何座が好きなんですかって。私はオリオン座って答えるんですけど、好きって言った割には誰でも知ってる星座じゃないかって顔されるんですよね。 いやいや、じゃあ星空を見て、あの星々は何座だ!ってすぐピンとくる星座とかあります……?大抵の星座って、明るい星を結ぶことまではできても、これは何座って言われてなかなかそうは見えなくないですか……?全然そんな風に見えない~そうなんだ~くらいだと思うんですよ。 そんな中で、じゃあ星座の本質はなんだろうと考えたら、 * どんな星が * どのように並んでいるか だけだと思うんですよね。全ての星座の中で、最も美しく並ぶ星座といえば……やはりオリオン座でしょう。だって、普通の星分からない人に聞いても、多数の人はオリオン座くらいは見れば星座だということが分かるんじゃないでしょうか?その、誰が見ても分かる星々の並び、それこそがオリオン座が最も美しい星座である何よりの証拠ですよね……?(個人的見解です) もっとも、星空はもっと自由なキャンバスであるべきだと思うんですよ。今一般に共有されてる星座だけにとらわれずに。色んな形の雲を見て、何々に見える!ってやるような、そういう自由な発想を展開できる場であっても良いと思うんですよね。 長々と個人的な話をしてしまってすみませんでした! ## 最後に 流星群の観測をするときは、寒さ対策を万全を期しましょう!夜に外出てて風邪ひきましたでは後味悪いですからね。 寒ささえ対策してしまえば、密にならないイベントですからコロナ対策はバッチリです! もうふたご座流星群の時期過ぎてからこの記事見ちゃったよって人も遅くありません!冬にはもう一つ、1月3日から4日にかけて極大を迎えるしぶんぎ座流星群があります! また、来週12月21日ごろには、木星と土星がみかけ上非常に接近するコンジャンクションと呼ばれる現象もあります。 今後の天体現象もお楽しみに!では