# 皮革製品手入れ覚書 #1.0 最終更新日: 2020/01/08 --- <br> ## 1 なぜ手入れが必要なのか <br> ## 2 道具について ### 2.1 必要な道具 | 名称 | 用途 | 参考価格[円] | 必要性 | オススメ商品 | 備考 | | -------- | -------- | -------- | -------- | -------- | -------- | | 豚毛ブラシ | クリーム均一化 | 1000 ~ | ○ | [[M.MOWBRAY]プロ・ホワイトブラシ](https://www.amazon.co.jp/dp/B004FLOKO2/ref=cm_sw_r_li_dp_U_kCPfEb5SZMHHC) | 靴など硬い革製品にクリームを塗る際,ブラッシングすることで満遍なく**クリームを広げる**ことができる.艶もそこそこでる. | | 馬毛ブラシ | ホコリ落とし,艶出し | 1000 ~ | ◎ | [[Collonil]馬毛ブラシ](https://www.amazon.co.jp/dp/B0169ZDOC0/ref=cm_sw_r_li_dp_U_zxPfEbZGFDQ40) | 何はともあれこれ.使う機会が多いので1本はあると便利.値段はピンキリだが,**持ちやすいもの**を選ぶと良い.| | 山羊毛ブラシ | 仕上げ磨き | | △ | | **高い💴**.手植えのものは高価(6,000円とか)だが抜けにくい. | | 柔らかい布 | クリームの拭き上げ,クリーナー併用で汚れ落としなど | | ◎ | | できれば綿.着なくなったTシャツをカットすれば0円.専用のものは高いので**買う必要はない**. | | デリケートクリーム | 水分補給(油分も少量)| 880 ~ | ○ | [[M.MOWBRAY]デリケートクリーム](https://www.amazon.co.jp/dp/B002A7L8OS/ref=cm_sw_r_li_dp_U_YyAfEbC06DZ3Y) | ~ほぼ~どんな革にも使える魔法のクリーム.ロウが少なく光らないものが多い. | | 乳化性クリーム | 水分補給,油分補給,艶出し | 880 ~ | ○ | [[Saphir]ビーズワックスファインクリーム](https://www.amazon.co.jp/dp/B002QET03G/ref=cm\_sw\_em\_r\_mt\_dp\_U_fvAfEbXDX4KD4) | オールマイティに使えるクリーム.革靴用のものが多いが,バッグなどにも使えることが多い. | | 油性クリーム | 油分補給,艶出し | 2420 | △ | [[SaphirNoir]クレム1925](https://www.amazon.co.jp/dp/B01LEY0IF2/ref=cm\_sw\_em\_r\_mt\_dp\_U_lsAfEbAEC5MY7) | **よく光る**ものが多い.名前の通り油分が多いので,塗りすぎないように注意が必要.溶剤を多く含むため,クリーナーとして使う人もいる. | | ワックス | 装飾,傷からの保護 | 600 ~ | △ | [[KIWI]SHOE POLISH](https://www.amazon.co.jp/dp/B001ANBVZ4/ref=cm_sw_r_li_dp_U_hLAfEbG47TRXX) | 削れやすい革靴の爪先を保護できるほか,華やかな靴に仕上げることができる.使う際は芯があり硬い部分にのみ塗らないと割れてしまうので注意. | | クリーナー | 汚れ落とし | ~ 2000 | ○ | [[M.MOWBRAYステインリムーバー](https://www.amazon.co.jp/dp/B002A7NCS8/ref=cm_sw_r_li_dp_U_etBfEbXXJFGGF) | 油性汚れやワックスを剥がすときはクリーナーを使うと良い.いろいろあるので用途別に使い分けたい. | | ローション/オイル | 汚れ落とし,油分補給,ツヤだしなど | ~ 2000 | ◎ | [[Saphir]ユニバーサルレザーローション](https://www.amazon.co.jp/dp/B002OHHGHW/ref=cm_sw_r_li_dp_U_euBfEbW8WHV7F) | ロウ,溶剤,オイルがほどよく含まれたローションは布につけて拭きあげるだけで,ほとんど手入れが完了するので簡単.オイルは皮を柔らかくするが,塗りすぎると光沢が失われるので注意. | | 磨き布 | 鏡面磨き | 400 ~ | △ | [ネル布10枚入り](https://www.amazon.co.jp/dp/B004C4XR0K/ref=cm_sw_r_li_dp_U_UyBfEb5V5SX62) | 目の細かい柔らかい布.専用品は高いので,市販のネル布を切って使うと良い. ワックスが固まってカチカチになっていなければ,洗濯して再利用できる.| | アビィスティック | 繊維を寝かせて整える | 1000(カッサ棒なら)| △ | | コードバンと呼ばれる牛のお尻の革の繊維を整えるのに使う固く滑らかな棒.カッサ棒などで代用できる.レザーソールの手入れに使うこともできる. | | シューキーパー | 靴の型崩れを防ぐ | 2000 ~ | ○ | [[Sleipnir]シダーシューツリー](https://www.amazon.co.jp/dp/B00D3VKPYE/ref=cm_sw_r_li_dp_U_LnPfEbZ2JMDFC) | シューツリーとも言う.革靴があるなら用意しておこう.シワを伸ばし,長持ちさせることができる. 木製のものは**吸湿効果**もある.| ◎: 必要 ○: あると便利 △: なくても良い オススメ商品はAmazonに出品されているものから選定. ### 2.2 ケア用品の比較 :::info ### 使い分けたいクリームたち 革製品用,特に靴用クリームの数は多い.ここではいくつかの代表的なクリームについて述べる. 1909シュプリームクリームデラックス : 乳化性? : Collonil(コロニル) : 仕上げに使うとすべすべして良い匂いがするが,==水に濡れると曇る==. 靴の内側(インソール・ライニング)や,手袋.財布などに使うのが良さそう. ビーズワックスファインクリーム : 乳化性 : Saphir(サフィール) : 色数がとにかく多く(==75色==),補色力も高い上に安くてそこそこ光る. ワックスが多めなので,芯があり硬めの革製品に使うべきだろう. クレム1925 : 油性 : Saphir(サフィール) : ==靴を光らせたかったらこれ==.よく伸びるし色も多い. ただし,油分が多いため,塗りすぎるとペタつく. 光る=ロウも多いため,靴以外には使うべきでないだろう.使うならよく伸ばすこと. リッチデリケートクリーム : 乳化性 : M.MOWBRAY(M.モゥブレイ) : もはや使えない革はないのではないかと言う製品. 起毛皮革・エキゾチックレザーには使用できないと書いてあるが, 今まで使った分には問題が起きたことはない. 通常ライン(リッチじゃな方)のデリケートクリームがラノリンを油分として用いているのに対し, 本製品はアボカドオイルを用いている. いい匂いがするし,ラノリンよりはすべすべする気がする. ::: <br> ## 3 手入れ方法 ### 3.1 プレメンテナンス - プレメンテナンスは新品の製品を使う前に行うメンテナンスのこと. - 店頭に長時間ディスプレイされていたような製品は乾燥していることが多いので,<br>使用前に水分と油分を補給しておくと良い. - ほぼ全ての革製品(スムースレザー)についてこの手順が行える. #### 手順 1. ホコリ落とし 2. 古いクリーム・汚れを落とす 3. 水分補給 4. 油分補給 ### 3.2 普段のメンテナンス 基本的にはブラッシングをする以外に特別することはない. 乾燥してきたと感じたり,汚れが付着したときは,[ユニバーサルレザーローション](https://www.amazon.co.jp/dp/B002OHHGHW/ref=cm_sw_r_li_dp_U_euBfEbW8WHV7F)を布にとって全体を拭き揚げたあとブラッシングをする. <br>