お疲れ様です。 色々思い出しましたので、追加いたします。 若干潤色しています。()の中は実名ですのでお任せします。 よかったら。 ◆混線1 2009年頃、お金のなかった私は、所謂格安の中古の軽を購入しました。 比較的状態も良く、走るのには特に不自由ではありませんでした。 一応「修復歴あり」ということでしたが、一部で人気のある車種でもあった為、満足しながら乗っていました。 一つ面倒だったのは、オーディオがカセットデッキしかなく、私はFMのトランスミッターにコンパクトCDプレーヤーをつけて流すということをして音楽を聴いていました。当時はまだスマホも一般的ではなかったので。 自分の通勤にも使っていたのですが、その道で必ず海が見える大きな橋を通ります。 景色はいいのですが、いつも電波が悪くなるポイントがありました。 特に障害物はないけど、まあ時間によっては車も多いしとスルーしていたのですが、段々その混線をするときに、何か言ってるように聞こえてきました。 「〇〇だよ」と言っているように聞こえるのですが、止まることもできないのではっきりしません。 しかし、そんな日が続いて2カ月後の深夜。ほとんど車が通らない時間帯にその橋を走っていると、またいつもの混線が始まりました。ほかに車もいないのに、やけに長く混線してるなと思っていると、右側に灯台がみえるいつもの地点ではっきりと 「ここだよ」 と女性の声で聞こえました。 一瞬ぞっとした次の瞬間、車が大きな音を立てて故障し、急いで脇に停車しました。 原因は、オイル漏れによるオーバーヒートで、冷却できなかった部品が一部道路に落ちるくらいで済みました。 元々この車はオイル漏れしやすい特性を持っていたので、安易に安い車に手を出さない方がいいと教訓になりました。 ただ、未だにFMから音楽を流しているのですが、別の車に乗っていても、今でも時々同じ場所で、混線は時々起こります。そいて、たまに女性の笑い声も聞こえます。 何か関係があるのか、あの場所で何かあったのか、理由はわかっていません。 ◆混線2 2021年の6月、私は車で山形までという長距離ドライブをしました。車が軽バンになったこともあり、車中泊もできるので、どうせなら節約しながらのんびり行こうと思い。 山形での用事が終わった後、今度は福島経由で2泊ほどして帰ってくる予定でした。 2日目、郡山から都心は避けて山梨径腕で走っていた時、音楽を聴くために使っていたFM電波に、ほかの車の音が入ってきます。 同じ周波数を使っていると、たまに起こる事です。 河口湖を超えて一本道に入った時、また混線がおきました。音楽ではなく人の話し声。おそらく、ハンズフリーで会話している人のようです。電話をBluetoothでつないでいると、その会話もFMに乗るのです。 なんだか大声を出しているようなのですが、こちらも電波が混ざって良く聞こえません。 「え? 声がとおい? 電波悪いんですよここ!」 おそらくこちらの音楽が相手にも聞こえているようです。 焦っているのか、泣いているようにも聞こえて、はじめは何かのラジオドラマかなと思いました。 これだけ長い間混線してるということは、おそらく前後の車のどちらか。 追い越し禁止なので離れることもできません。 しょうがないから周波数を変えようとしたとき 「大丈夫、ちゃんと埋めましたって」 と聞こえてきました。 「…(判読不明)…逃げたら…(判読不明)…お前もだからな」 別の男の声が聞こえてきました。 「運転中か? 聞かれたらどうする」 「大丈夫ですよ。止まってませんから」 私は周波数を変えるのも、音楽を止めるのもやめました。 あちらの声がはっきり聞こえるということは、こちらが操作したら相手にわかるからです。 そのすぐあと、山の方へ続く道が出てきたので、私はそちらへまがり、ナビを無視して十分な距離を走ったあと、もう一泊の予定をやめて高速で帰路につきました。 ◆最後に会った人 小学校3年か4年のころ、の話です。父は建材の卸売業をする小さな会社を経営していました。 昔からの取引仲間でTさんという男性がおり、私が小さいころには良く家にも来て遊んでもらっていました。 Tさんの家は県内を流れる大きな川(手取川)を越えた先にあり、父とはよくTさんの家近くにある銭湯にも通っていました。 数年前、父とTさんは一緒に中国へ出張し、その帰りに露店でもらったという数珠を見せてくれました。 Tさんはそういう装飾品が好きで身に着けていたのですが、父は実家が寺であるためつけない人でした。 夜8時頃に家に来たTさんは父とずいぶん長く話し込んでいました。自分は夜遅くなったので先に寝てしまい、翌日いつ通り学校に行ってから下校すると、パトカーが止まっていました。 警察が帰った後、何事かと両親に聞いてみると、父は。 「実はな、Tさんが亡くなった。家に帰る途中の川に落ちて。警察が言うには、どうやら自殺らしい。それで、おそらく最後にあったのが俺なんで、警察で話をしてきたんだ」 父は任意同行で警察で事情を話したそうで、Tさんが父と話した後に帰る様子を近所の人が見ていたこと、特に動機などもなく、自筆の遺書らしきものもあったことから、容疑をかけられていたわけではないようです。 数年後に聞いた話になりますが、実はTさんは仕事のこと、経済的なことで悩んでいたらしく、あの晩も父に相談をしに来たとのこと。具体的な事情は分かりませんが、父は金銭的なことも含めてできることはするから。と見送ったそうです。 警察の調査では、おそらく精神的な波に襲われて、衝動的に身を投げたのではないかとのことでした。 しかし父はTさんはタフな人だし、 「でも、遺書もあったんですよね?」と警察に聞きました。すると警察は、言いづらそうにこう言ったそうです。 「実は、Tさんの車の中に練炭を燃やした痕がありました。おそらく、一度車内で未遂になり、一度お宅に伺って、その後にまた…」 つまり、あの晩家に来たTさんは、一度死にきれなかったということ。 「それからもう一つ。奥様に確認したところ、いつもつけているアクセサリーが紛失しておりまして」 「ああ、家に来た時は確かつけていました。帰る時も」 「お宅に忘れたわけではなさそうですね。転落の際に外れた可能性もありますが」 後日、Tさんの7回忌ごろに父はこの話をまたして、ひとことつぶやきました。 「あれが、守ってたのか、乗っ取ったのか。どっちなんかなあ」 ◆モドシドコロ M県(三重県桑名市)に住む従兄弟は、市役所に努め文化財管理の仕事をしていました。 具体的には民俗資料館の管理運営や、博物館の学芸員さんとの交渉などを行っていました。 数年前に遊びに行ったとき、従兄弟は観光がてら文化財や資料館を案内してもらいました。 彼が扱っている民俗資料館には珍しい建物があります。 「産屋(うぶや)」と呼ばれる、当時の女性が出産をするための小屋です。 「出産は命の危険もあるし、血も流れる。胎児はまだ人間になる前の存在という考えから、『ケガレ』ということで、隔離されていることがあったんだ。ここに産婆さんを呼んで、出産まで行われた実物だよ」 民俗学や伝承が好きな自分としては、色あせた木造の小屋はとても興味深く、ちょっと恐ろしくも見えました。 そしてその小屋の裏に、水路に繋がった小部屋が見えました。そこから幅60㎝位の水路が伸び、川の支流から水が流れています。二つの川に挟まれた土地なので、川と川とをつなぐ役割をしているようでした。 「これは…お手洗い?」 「そこは、モドシドコロって言ってね。つまり、事情があって子供を『あっちに戻す』ための場所だよ」 当時の人々が「産みますか?戻しますか?」という言葉を使っていたことも知っていたので、私はすぐにその意味を察しました。すると従兄弟は続けました。 「今はカメラが付いてるからなくなったけど、前任の人が言うには、前はいまだにここで…戻す人がいたんだって。学生とか…」 「ああ…公園のトイレみたいな…」 「そう。忍び込んで手にかけて。それだけじゃなくてさ。あの水路の先」 従兄弟は、もう一つの川へ続く水路脇の土でできたあぜ道を指さしました。 「3回位さ、あのあたりから戻ってきた痕があったんだってさ。ずーっとこの場所を超えて向こうまで」 従兄弟は、水路から産屋まで。産屋から敷地の入り口の方へと示して言いました。 ◆コーヒー 中学のころ、私は食後のコーヒーが好きでした。しかもクリープだけで砂糖は無しという変なこだわりがありました。母もコーヒーが好きだったので、分量が絶妙だったこともあり、ほぼ毎食後に淹れてもらうよう頼んでいました。 ある日、食後にどうしても用事があり、自分の部屋に戻って作業していました。 1時間くらいたったころ、さすがに眠気が襲ってきたので、リビングに戻り、母にコーヒーを淹れてと頼みました。 母は「2杯も飲んだら寝れないよ」 と言います。僕は「2杯?」と聞くと、母は「あんたさっきも飲んだじゃない」 あれ、どっかで寝ぼけてたのかなと思いながら、母が用意してくれたコーヒーを飲みました。 すごく甘くて、私は驚いて「砂糖入ってるじゃん」と母に言いました。 すると母は「あら、間違えちゃった。……としのり」 私の名前を言うときに、一瞬思い出すような変な間でした。 それに私の前にコーヒーを飲んだ私がいる? 気味が悪くなって、そのまま寝てしまい、翌朝からはいつも通りの日々でした、 母にも昨夜のことは聞けないままでしたが、特に違和感はなかったです。 もしかしたら寝ぼけていたのかもしれませんが、変な体験でした。
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