# 情報をカタチに 壊すメディアから作るメディアに ![](https://i.imgur.com/ChAlZYb.jpg) 制作者:宇井さつき(M1 MD領域) ## 作品概要 身の回りは“メディア”で溢れている。メディアの意味を考えると、メディアであるものを探すよりも、メディアでないものを探す方が難しい。そこで私はシュレッダーに着目した。シュレッダーの主な用途は、個人情報や機密情報を隠すことである。つまりシュレッダーはメディアとして本来持っている情報を壊していると考えた。本作品では壊すメディアであるシュレッダーをつくるメディアとして表現した。 日常生活で主にシュレッダーを使用し壊す情報として、住所がある。住所とは家の所在を表す情報である。本作品では、家の所在を表す情報をシュレッダーにかけることで、鳥の巣を作り出した。つまり本作品でのシュレッダーは情報(家の所在地)をカタチ(家そのもの)に作り変えるメディアである。 本作品を通して身の回りにメディアでないものを探す難しさと、メディアでないものでもメディアになる可能性を感じてもらえたら嬉しい。 ## 体験の流れ(体験方法) ![](https://i.imgur.com/5Ytg5lM.png) ## 作品解説 ### コンセプト・背景  メディアとは何かを考えた時に、自分で考えた時はSNSやテレビしか思いつかなかった。今までメディアを探すことが難しかったが、他の受講生や先生の話を聞いた後は反対にメディアでないものを探すことが難しく感じた。その時自宅にあったシュレッダーが目に留まった。シュレッダーはたとえば郵便物に書かれた住所などの情報を壊すものであると考えた。その壊すもので新たな形あるものを作りだすことを目指した。  この作品は、観覧者が自由に紙を持ち込みシュレッダーにかける事を想定している。そのため、観覧者によって完成する巣の見た目が変化する。見る人も作品に参加できる要素がある。 ### 構成 自由に記述。図や写真の挿入も可。項目も自由に変更してOK。 ## 制作プロセス ### プロセス 初めに行ったメディアに関する調査を行なった。その際に感じたメディアの特徴として、相手に何かを伝えるものだと考えた。その考えをもとにちょっと不思議なものとしてシュレッダーを取り上げ、プロトタイプを制作したのち、この形に辿り着いた。 ### スケッチ ![](https://i.imgur.com/76TbEPQ.jpg) ### プロトタイプ <紙の落下> ![](https://i.imgur.com/16rPEPd.jpg) 初めはスロープを用いて落下させようと計画した。スロープの角度・高さを調節し、うまく形が形成されるように工夫した。だが見た目が不恰好になってしまったため、シンプルにするために結局スロープは無くし、自然に落下させるようにした。 <鳥の巣> ![](https://i.imgur.com/BvHjrVn.jpg) ![](https://i.imgur.com/kpbLIk2.jpg) ![](https://i.imgur.com/kyrIKA7.jpg) 初めは、土台を強度のある素材で輪を作ることで鳥の巣の見た目を再現しようとした。完成した形は良かったが、輪が目立ってしまった。そこで透明なフィルムで形を作り、遠くから見たときに見えないくらい目立たなくなったものの、形があまり綺麗ではなかった。そこで、重力を利用し、あまり形を決めすぎないことで、簡潔でわかりやすい見た目に落ち着いた。