## 科学技術史 発表第二回
#### Open Source文化はいかに生まれたのか
坂本惇一郎
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### テーマ
open sourceの開発文化がどのように生まれ、根付いたのかについて知りたい
そのために権威とされるESR氏の発言から自身がopen source開発に移行した経緯について調べる。
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### Eric Steven Raymond

通称ESRという名前で活動しているプログラマ、作家。
GNU/Linuxの開発に携わっており、彼自身もオープンソースソフトウェアであるfetchmailの開発に携わった。
代表作である「伽藍とバザール」はその時の経験をもとに執筆した。
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### 経歴
* 1957年 Bostonで生まれる
* 1980年~1985年 私有ソフトウェアの開発。
* 1996年 Open Sourceでfetchmailを開発
* 1997年 「伽藍とバザール」を発表
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### 論文・テクニカルライティングの推移

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### open sourceに関する代表的な文献
* 伽藍とバザール
従来の開発モデルとopen source開発に関する考察
* 魔法のおなべ
open sourceの資金手当を受けるためのビジネスモデルについて
* ハロウィーン文書
Microsoftのopen sourceに対するリアクションについて
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### 伽藍とバザールとは
* 伽藍建築方式
中央集権的でコアな部分は少人数によって慎重に組み立てられる形式。
e.g.
FSF,Emacsのコア部分
* バザールモデル
コードや開発をオープンにして、良いものならば誰からでも受け入れる方式。
e.g.
Linux, Lisp
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### 「伽藍とバザール」での発言
#### 法則
* ユーザを共同開発者として扱うのは、コードの高速改良と効率よいデバッグのいちばん楽ちんな方法
* はやめのリリース、ひんぱんなリリース。そして顧客の話をきくこと
* ベータテスタと共同開発者の基盤さえ十分大きければ、ほとんどすべての問題はすぐに見つけだされて、その直し方もだれかにはすぐわかるはず。
> 「目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない」、「デルフォイ効果」
* ユーザーが多い、ユーザーからのバグ報告などのフィードバックがダイナミックに来る。
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### 「伽藍とバザール」での発言
#### 条件
* 最初からコードは勝手には生まれない、なにか動いて、テストできるものが必要
* バグや雑さ、ドキュメントの不十分さはあまり問題ではなくて、ソフトとして目に見えて可能性を感じられるものであることが大事
* 他の人たちのデザインからいいアイディアを認識できること(必ずしも自分でいいアイディアを最初から持っている必要はない)、言い出しっぺの小利口さで制御するのではなく、シンプルであることが大事。
* リーダーが開発者を惹きつけられること
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### まとめ・感想
今回ESR氏のオープンソース開発に移行する経緯を調べる中で、Microsoftやnetscapeなどの会社が抵抗したり、自社のソフトウェアを公開しているなどのリアクションがあったことを知り気になった。
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### bibliography
* Eric S. Raymond's Home Page
http://www.catb.org/~esr/
* Eric S. Raymond(wikipedia)
https://en.wikipedia.org/wiki/Eric_S._Raymond
* 伽藍とバザール 山形浩生 YAMAGATA Hiroo 訳
https://cruel.org/freeware/cathedral.html
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