# 夜明けと蛍 <font size="5">あわいつきにみとれてしまうから くらいあしもともみえずに ころんだことにきがつけないまま とおいよるのほしがにじむ したいことがみつけられないから いそいだふり うつむくまま ころんだあとにわらわれてるのも きづかないふりをするのだ かたちのないうたであさをかいたまま あさい あさい なつのむこうに つめたくない きみのてのひらがみえた あわい そらあけのほたる じぶんがただのしみにみえるほど きらいなものが ふ えたので ちきゅう の うらがわ へ と びたいのだ むじんのえきにとどくまで きのうのぼくにであうまで むねがいたいからしをむくたびに きみがまたとおくをゆくんだ ゆめをみたいぼくらをよごせ さらば きのうよにさくひのはな みずにうつるはなを はなを みていた ああ みずにかすむつきを つきをみていた...から なつがこないままのそらをえかいたなら きみはぼくをわらうだろうか あけがたのゆめうかぶつきがみえた そら あさがこないままでいきができたなら とおいどおいなつのむこうへ つめたくない きみのてのひらがみえた あわいあさやけのよぞら なつがこないままのまちをいま あぁ いのいろよあけとほたる