# 日本上場が見えない天井の原因となる理由 日本で上場した企業が世界規模の起業になりにくい理由は主に2つあると考えています。 その2つとは投資家との関係、日本の地理的理由です。 ## 投資家との関係 日本では**物言う株主がいないことが企業の成長を妨げている**と考えています。株主が経営陣に対して株主価値の向上を求めることが企業成長の原動力となると考えているのです。 **株主が株主価値の向上を求めることで企業を成長させるためのはずみ車が回る原動力となる**のではないでしょうか。 例えば、物言う株主がいない場合を考えてみます。 創業者は企業を立ち上げある程度の大きさにまで成長させます。その後株式上場を行うでしょう。これにより創業者の懐にはある程度のまとまったお金が入ることになります。この時、「多くの経営者が上場により手に入れたお金に満足して企業経営に対して攻めた姿勢を取らなくなること」が上場後企業の成長が停滞する理由だと考えています。 しかし、**株主価値の向上を求める投資家がいた場合には、常にハングリーな創業当初の環境を維持することができる**ようになります。 「私は1000円で株を買った。リスクをとっているのだから株価を向上させてくれ」 「私は2000円で株を買った。リスクをとっているのだから株価を向上させてくれ」 「私は3000円で株を買った。リスクをとっているのだから株価を向上させてくれ」 企業が成長するにつれ株主からの要求が厳しいモノへとなってゆきます。これによって経営者たちは企業経営に対して攻めた姿勢を取らざるを得なくなります。このことによって企業の成長が永続的に続くようになると考えています。 企業が**世界規模に成長するためには上場後の継続的な成長が必要です。そのためには株主価値の向上を求める物言う株主が必要不可欠**だと考えています。 ## 日本の地理的理由 日本は島国であることが日本企業が世界規模に成長しづらい一つの理由だと考えています。特に**日本特有の言語、価値観が成長を妨げている**と考えています。 ### 言語 日本語が日本特有の言語であること、それによって**社内の公用語が日本語になってしまうことが成長阻害要因の一つ**だと考えています。世界共通言語である英語を扱う人々と距離が生まれることで採用や企業間の提携に障害が生じているのです。 例えば、海外に英語を使用している優秀な人材がいた場合を考えます。 企業が公用語として日本語を使用している場合、この人材にとって会社は非常に過ごしずらい場所となります。そのため、多少待遇が悪くても海外の起業を就職先として選ぶ可能性が高いです。 また、英語を公用語としないことで他の企業との連携も取りずらくなります。そのため、海外の企業に後れを取ってしまうことにつながるのです。 このように**公用語が日本語**であることで**優秀な人材を逃したり、企業間の連携が失敗する原因**となりうるのです。 ### 価値観 日本での上場の場合会社のメンバーがほぼ日本人となり会社の中で**日本人の価値観が支配的になることが成長阻害要因の一つ**だと考えます。会社の中で日本的な価値観が支配的になることで**会社のサービスや商品が暗に日本的な価値観をユーザーに求めるものになってしまう**のではないでしょうか?つまり、知らず知らずのうちに**海外のマーケットを排除した商品づくりを進めている**可能性があります。 例えば、以前メルカリはヨーロッパに進出し手痛い失敗をこうむりました。僕はこの事態はメルカリのサービスが日本人的な価値観をユーザーに想定してい待っていたことが原因だと考えています。例えば、フリーマーケットへの出品に至るには日本人の「もったいない」という精神が必要になります。常日頃からこの精神を持っていることで「これは自分には必要ないものだけど、まだ使えそうだから売れるのではないか?」という発想に至ります。このことがアプリへの出品につながるのです。この精神がなければ「自分に必要ないモノ=ゴミ」という考えに直結し、アプリの運営は立ち行かなくなるでしょう。また、ユーザーに梱包作業を求めている点でも日本人的な気質を想定していることがうかがえました。赤の他人に対して一度限りの取引にもかかわらず丁寧に梱包するためには日本人的な几帳面な気質が求められるのではないでしょうか?実際ヨーロッパの事例でも梱包が雑、商品がなかなか届かないなどの理由からユーザーの評価が下がっていたようです。 このように、**日本での上場では日本人的な価値観を想定してしまうことで海外のニーズと知らず知らずのうちにギャップが生じている**ことがあるのではないでしょうか。 今回は日本で上場した企業が世界規模の企業になりにくい理由について考察しました。 **1.日本には物言う株主が少ないこと 2.公用語が日本語であることがリクルート、企業間提携での障害になっていること 3.日本人的な価値観を想定した商品が海外のニーズとのずれを生んでいること** 以上の三つが理由であると考えています。 最後までお読みいただき有難うございます