# 10年つづくWEBサービスの育て方 〜地道な宣伝から法人契約まで〜 こんにちは。mogyaと申します。フリーランスでWEBエンジニアをしています。 また、筆者は街の電源検索サイト『モバイラーズオアシス』の運営もしています。このサイトはノートパソコンやスマートフォンを使う人のために、電源コンセントが使えるカフェや図書館、待合室などの情報を地図上で探すことができるサイトです。2009年公開後、もう10年近く運営しています。 ここ10年で、ノートパソコンやスマートフォンが急速に普及しました。常にバッテリー容量と処理能力が競争を続けていて、『バッテリーがあとどのくらい持つだろうか』を気にするようになりました。つまり、みんな屋外で充電をすることができる場所が気になっています。こういった人達の中には、プログラミングができる人もいます。さらにそのうちの何人かが「よし、充電できる場所を検索できるサイトを作ろう!」と思い立ち、それを実現します。そのため、『充電できる場所を検索できるサイト』は年に一つずつくらい新しいサイトが登場します。ですので、新規参入の多い分野と言えます。 しかし、多くのサイトはやがて更新されなくなり、朽ちていきます。10年の間筆者が『モバイラーズオアシス』を続けたからこそ理解できるのですが、『充電できる場所を検索できるサイト』はそんなに儲からないのです。この章では、そんなサービスを細々と10年続けることで得られた知見を提供しようと思います。 ## サービス開発のきっかけ 筆者はお客様と打ち合わせをするとき、早めに現地に到着し近隣のカフェで仕事をします。この時選ぶカフェの理想は、「電源とWi-Fiがあり、混雑しておらず、長居しても迷惑にならない」この3つの条件が揃ったカフェが理想です。何度も訪れた街であれば、どのカフェがよいかだんだんわかってきます。ですが、行き慣れない街のカフェに入った場合、電源が提供されていなかったり混雑で長居できいなど条件を満たさないことがあり、いくつものお店を試す必要があります。 「〇〇駅 電源 カフェ」とGoogleなどでキーワード検索すれば電源情報をまとめたブログ記事を見つけることができます。しかし、ブログ記事はあまり更新されません。古い記事を参考にしようとしても、カフェの電源が使えなくなっていたり、そもそもお店自体が存在しないなどということもよくあります。 そういったブログなどを何度も見ているうちに、「もしかしてみんな困っているのではないか」と思い、『充電できる場所を検索できるサイト』を作ることを思いつきました。ブログに散らばっている情報を探すよりも、電源が使える場所が地図に掲載されていれば、目的地周辺の電源が使えるお店を視覚的に探すことができます。情報が一箇所に集まっているサイトなら、登録した人がその後行かなくなったとしても、次に行った人が情報を更新できます。「きっとみんなの役に立つ!」そう思いました。 筆者はフリーランスのWEBエンジニアです。WEBサイトの開発経験がありました。加えてこの前の年、サラリーマン時代に購入したマンションを売却し、数年間は働かなくても食べていけるだけの現金も持っていたので1から開発する時間がありました。個人開発は時間の捻出に悩んだり、家族の理解を得ることに苦労します。私の場合、そういった問題に悩むことなくじっくりと開発することができたのはとてもラッキーでした。 ### デザインをコンペで募集するが…… WEBサイトの開発は慣れていたのですが、デザインスキルは自信がありませんでした。そこで、その当時有名になり始めていたランサーズでコンペを開催することにしました。当時、こんな内容で募集をかけました。 『充電できる場所を検索できるサイトを開発しています。こんな感じで動いてるのですけど、ちゃんとしたデザインが欲しいのでページデザインをお願いします。PhotoShop/Illustlatorで作成してくれたら、HTML/CSS化はぼくがやります』 具体的には、以下のような内容で募集をかけました。 - 場所が選択できる - 店の種類(カテゴリ)が選択できる - Wi-Fiの種類が選択できる(ソフトバンクWi-Fiやau Wi-Fiなど) 賞金5万円のコンペで、9人のデザイナーに応募いただき、こんなデザインを作成していただきました。  今はロゴしか残っていません。コンペ募集の時点では、検索フォームに「場所:新宿駅、カテゴリ:スターバックスか銀座ルノアール、Wi-Fi:ソフトバンクWi-Fiか登録なしで使えるフリーWi-Fi」などの条件を入力して検索結果を返すサイトを想定をしていました。けれども、しばらく運用をした結果、新宿駅などの駅前に多数の飲食店が並ぶ地域を除き、1つの駅に電源が使えるお店はせいぜい10件ほどである、ということがわかりました。 あれこれ条件を入力をしなくても、指定した駅周辺のカフェを全部表示すれば十分だったのです。現在では、目的地の場所だけ入力をすれば、周辺にあるよさそうなお店を全部表示できるようにして、ユーザーに判断をしてもらっています。 マクドナルドやスターバックスといったチェーン店を絞り込むために一覧デザインや位置情報を指定するフォーム等、デザイナーにたくさん提案いただいていましたが、そもそもの依頼事項が間違えていたため、ほとんど無駄になってしまいました。 ``` 教訓:デザインの依頼は、一度公開して、具体的な反響や課題が得られてからにしたほうがいい ``` ## モバイラーズオアシスを公開するが反応なし、地道なデータ入力 筆者はサラリーマン時代、友人たちと一緒に「いいめも」というサービスを公開したことがあります。携帯メールでおこづかい帳をつけるサービスです。優秀な友人のマーケティング能力に加え、各種メディアにつながりを持つ方からのバックアップもあり、反響をいただきました。筆者が会社をやめてフリーランスになったきっかけでもあります。このときの経験から、筆者は勘違いをしました。「公開しました」とツイートしたら、みんな広めてくれて、どっかんどっかん反響があると思っていたのです……。 実際はそんな都合のいい話は何度もありませんでした。モバイラーズオアシスのリリースは、友人が一言コメントをくれただけで、ほぼ何の反響もなく静かに終わりました。  「愛情の反対は無関心」と言いますが、なるほどこういう意味なのだなと痛感しました。自分が欲しくて作ったツールですし、続けていればそのうち反響もあるだろうと思い、しばらくは地道な活動を続けることにしました。 最初は、ブログサイトや他の類似サイトに掲載されている情報を1つ1つ手作業で入力しました。作業をしていくうちに、手作業では効率が悪いと気づきました。たまたま、以前仕事のために開発した「Excelデータをデータベースに流し込むスクリプト」があったので、それを利用して、Excelにまとめたデータを『モバイラーズオアシス』に流し込むようになりました。 しばらく経つと、それぞれのサイトに掲載されているデータには、決められたフォーマットがあることに気がつきます。つまり法則性があります。その法則をもとに人間の代わりにサイトを閲覧して情報をとってくる『スクレイパー』というプログラムを作りました。いわゆる「ボット」です。これでCSVファイルを出力すれば、モバイラーズオアシスに流し込むことができます。 やがてこのボットは進化を繰り返し、CSVを経由しなくてもデータベースに直接接続してデータを更新するようになりました。チェーン店の公式サイトから店舗情報を取得するようになり、今ではこのプログラムが同時に複数起動し、夜中にあちこちのサイトを巡回するようになっています。このプログラムのおかげで、新しく開店したお店や営業時間の変更などが自動的に反映されるようになりました。 ### Twitterでの宣伝活動、だんだんとサイトが軌道に乗る フォーマットの決まったサイトはロボットに任せることができるようになりました。今度はブログやTwitterのように自由形式で書かれた情報の収集に力を注ぐことにしました。「電源 カフェ」でTwitterを検索すると「ここのカフェは電源が使えた。嬉しい!」といったツイートが見つかります。これをサイトに掲載するということを繰り返しました。 残念ながら「喫茶室ルノアール 新宿南口ルミネ前店:電源が使えました」というように詳細な情報が書かれた、こちらにとって都合のいいツイートはほぼありません。「新宿のマクド電源使えたマジ神」くらいの"あいまいなつぶやき"がほとんどです。 そこで、「こんにちは。電源が使えるお店の情報を集めているモバイラーズオアシスというサイトです。先程のマクドナルド、このお店であってますか?」など投稿者に直接問い合わせをするようにしました。返信があればすぐに情報を掲載して「ありがとうございます!おかげでまた一つ、電源が使える場所の情報を増やすことができました!」というリンク付きのツイートを送ります。質問に答えてくれた人にモバイラーズオアシスを知ってもらう作戦です。  電源について検索をすると「新宿で電源の使えるカフェどこ?」とツイートをしている人も見つかります。そんな人には個別に、「こんにちは。モバイラーズオアシスというサイトでこんな地図で見ることができます。よかったら試してみてね!」と宣伝ツイートを送ります。 見ず知らずのユーザーに対して「サイトを使ってみてね」と呼びかける。わりと無茶な宣伝方法でしたが、リアルタイムで需要に応える活動をしていたためか意外と怒られることはなく、地味にユーザーを増やせました。なかには、「こんな情報が来て便利だったよ」と宣伝に協力してくれることもありました。 こうやって地道な宣伝を繰り返していると、同じように情報を集めている人を見つけることができます。そのうち何人かは、定期的にモバイラーズオアシスに情報を提供してくれるようになりました。1年経った頃から、こちらからお願いしなくてもツイートや情報提供フォーム(掲示板)から情報を寄せてくださる方が現れるようになりました。また佐々木俊尚さん、けんすうさんなどのTwitter上での有名人に取り上げてもらえたり、ブログ記事で書いたネタがバズるなどのおかげもあり、徐々に手応えが得られるようになってきました。 ### スマホアプリの開発をクラウドソーシングで依頼 モバイラーズオアシスを開始した2009年は、スマホアプリの普及期です。競合サービスの中にはアプリでデータ提供を開始するところが出始めました。 モバイラーズオアシスのアプリ版も作ろうと思い、クラウドソーシングを利用しました。クラウドソーシングは良いデザイン提案をしてもらったことがきっかけで気に入っていたので、ランサーズを利用して依頼をすることにしました。 何人かの応募があり、「大学生だけどアルバイトでアプリ作っています!」というAさんに最終的に依頼をしました。依頼金額は30万円です。立ち上げ期の個人サイトとしては思い切った投資でした。 ``` 筆者「データの提供形式はこんな感じなのだけれど」 Aさん「じゃあ2週間位でできると思います!」 筆者「(頼もしいなぁ)」 〜2週間後〜 筆者「(あれ?何も連絡がないな……) Aさん、その後どうなってますか?」 Aさん「すいません。もう少し掛かりそうです」 筆者「(これは危ないパターン)とりあえずあと1週間待ちます。 その時点で出来たものは全部提出してください」 〜1週間後〜 Aさん「すいませんできませんでした。ソースコードです」 筆者「(ふむふむ。これは、なんにもしてなかったわけじゃないけれど、 提供したデータをアプリ用に変換するあたりで時間を費やしてしまったパターン……。 相談してくれたら、使いやすく変換した形で提供したのに……)」 ``` Aさんと対策を話し合い結果的に、2ヶ月後にアプリをリリースできました。ところが、WEBサイトの更新とともに、アプリにも機能を追加したくなります。 すでに30万円のお金を使っちゃったのに、この先機能を追加するたびに開発費を払うの!?と頭を抱えました。かといって他人の書いたコードをメンテナンスできるほど筆者のアプリ開発力は高くありません。結局このアプリは、1年程度そのまま放置することになってしまいました。 ``` 教訓: アプリを作る時は、その後機能追加することを前提に考えておかないといけない ``` ### スマホアプリの開発(続) この数年後、ガソリン価格を地図で見ることができるアプリを開発していたPさんと知り合ったことがきっかけで、電源検索アプリを作る話が再び持ち上がりました。前回の反省を生かして、アプリに掲載した広告費の半分をお渡しするというレベニューシェア契約にしました。 Pさんはアプリの開発実績があり、筆者も二回目の開発委託だったので、順調に進み、『モバイラーズオアシス』のアプリ第二弾がリリースされました。筆者自身はメンテナンスすることなくアプリを提供できて、いい話だと思っていたのですが、ここでも1つ問題が発生しました。 ``` 「Pさん、今月の広告費が◯円だったので、半分の◯円をお振込しました」 「Pさん、今月の広告費が◯円だったので、半分の◯円をお振込しました」 「Pさん、今月の広告費が◯円だったので……」 ``` 契約の特性として、複数の広告を別の会社から配信しているので別々のサイトから売上を拾ってきて、その半分を計算して振り込んで……。めんどくせえぇぇぇぇぇ!!!!! 売上は管理するので、どうってことはないのです。Excelシートを起こし、計算書を作り毎月振込み処理を行いメールを書くその手間が、当時の筆者にはとても面倒でした。1人で売上を総取りするのなら、年に1回まとめて帳簿に転記すればすむのに、レベニューシェア契約をしたためにこの作業を毎月やらないといけない……。 結局この契約は、およそ1年で筆者からお願いして終了にしていただきました。会社規模でサービスを運営しており、経理担当者がいればどうということのない作業だったと思います。1人で開発も経理も総務もこなす筆者には、この手間は耐え難いものだったのです。 その後、筆者は真面目にアプリ開発を勉強し、最終的に自分でアプリをリリースしました。とはいえWEBサイトに比べるとメンテナンスに手が回っておらず、1人で開発する限界を感じているのが現状です。手が回らないアプリには酷評がついてしまうし、これだったら最初からWEBに集中していたほうが良かったかもしれません。 ``` 教訓:WEBサイトとアプリ開発を両立するのは難しい ``` ## サイトで扱っているデータを法人に販売 アプリ開発が迷走する一方でWEBサイトは月に約80,000PV、1万円の広告収入が確保できるくらいに順調に成長をしていました。お小遣いとしては悪くない額です。しかしモバイラーズオアシスはボットが常に稼働して情報収集しているので、普通のサイトよりもサーバー代がかかるのです。マンションを売ったお金にも限りがあるので、もう少し売上が出ないとサイトのメンテナンスは難しくなります。 有料プランを作ってヘビーユーザーの方々からお金をいただくことも考えたましたが、結局やめました。モバイラーズオアシスを気に入って使ってくれている方々の中には新しいお店の情報を提供してくれたり、データが間違っていたら教えてくれたりする人がおり重要な情報源でもあるのです。この人たちからお金をもらうことへの抵抗感と、ヘビーユーザーの方々が離れてまうことへの恐怖があり、別の収益源を探すことにしました。 そこで目をつけたのが地図会社です。マピオンをはじめとした地図会社では、付加価値としてエステマップやカレーマップなど、カテゴリ別に便利な情報をまとめてユーザーに提供しています。こういったサイトであれば、モバイラーズオアシスが持っている「電源が使えるお店の情報」にお金を出してくれるのではないかと考えたのです。 ジオメディアサミットという、地図に関するサービスの関係者が一堂に会するイベントがあります。この懇親会で名刺交換をして、良さそうな会社の人に話しかけました。 「モバイラーズオアシスという電源検索サイトを運営しています。ここに載ってるお店の情報を提供してお金もらいたいのですが、いかがでしょうか?」最初は断られるだろうから、どの辺りが断る理由なのか教えてもらおうくらいの気持ちでした。ですが、意外とどの会社も持ち帰り、前向きに社内で検討してくれました。あとで知ったことですが、地図会社が今回のようにデータを購入するのは一般的なことで、このことに特化した事業会社さえ存在するそうです。全国の主婦をアルバイトで雇用して、駅の出口に近い電車の号数を調べたり、駅のトイレの様子をまとめて地図会社に販売する。そういった専門の会社に比べるとモバイラーズオアシスの情報はずっと安価で、他社が手がけていない分野の情報だったこともあり、検討する価値があったようです。 結果的に駄目だった会社では情報の信頼性が問題になりました。WEB上で誰ともわからない人が言ってるその情報が「本当に正しいの?」という疑問の声が上がったとのことです。地図会社は信頼性が命なので、データの信頼性がそのレベルには達していないと判断されてしまったようです。断られる一方で、たしかに甘いけれども同類のサイトよりはずっと精度が高いので、この金額だったらアリじゃね?と思ってくれた会社もあり、めでたく契約にこぎつけることができました。 ### 司法書士に契約書の内容を相談 個人サイトが法人からお金をいただくに当たり、契約書の内容をどうするのかという問題になります。法人にはたいてい法務があるので、先方の作った契約書にただ印鑑を押してしまうだけです。しかしその結果不利な条項が書かれていてタダのような値段でサービスをまるごと売却することになっていたり、意図しない作業を強いられることになれば目も当てられません。筆者の場合、お渡ししたデータで類似サイトを立ち上げられるのは困りますし、お渡ししたデータを倍額で他社に転売されるのも避けたかったため、ちゃんとした契約を検討する必要がありました。 「契約書作成 司法書士」とGoogle検索したところ、近所で開業したばかりの若手司法書士が見つかり、メールをすることにしました。 実際に会ってみると、年齢が近いこともありすぐに気が合い、数万円程度の報酬で契約を手伝っていただけることになりました。しかし、契約書の作成というのは意外とタフな交渉です。 最初の草案は先方に作ってもらったのですが、それを司法書士に渡して確認してもらい、その確認内容をもとに先方に修正を提案します。提案したとおりに修正されることはなく、「これでいかがでしょう?」という別案が出てきます。その内容をまた司法書士に確認し、修正を提案。先方から提示された別案を司法書士に再び確認……。何回かこのやり取りを繰り返したところで、司法書士の方がイラっとし始めたのを感じ取りました。毎回ちゃんと調査してアドバイスをしてくれているので、メール1回やり取りするだけでもそれなりの時間がかかります。どう見たって採算の合わない案件です。 悪いなあとは思うものの、筆者もはじめての取引で油断するわけには行かないので、この時はそのまま押し切って最後までお付き合いいただきました。そして次の取引からは、「先方から示された契約書を見て、問題点や懸念点を指摘していただく。その後の契約修正については関与しない」という契約を行うようにしました。 契約書をめぐり、「こんなことになるなんて……!」となるケースは、だいたい司法書士に相談せずに先方から示された契約書にそのまま印鑑を押してしまったことで発生します。問題になる条文は最初から契約書に埋め込まれているのだから、最初に1回チェックしてもらえば、危険なところは見つけてもらえるはずです。その後の交渉で書き換えた部分に罠を埋め込まれる可能性もりますが、お互い交渉して注目している箇所に罠を埋め込むのは簡単じゃないし、そこは自分が注意することでコストとリスクのバランスをとるという目論見です。高額の契約なら弁護士にお願いして全部手伝ってもらうのもいいですがそこまで出せない場合は、最初1回だけ司法書士に見てもらうようにするのがいいバランスだと思っています。 ## サービスが手のひらから飛び立つとき ここまで読んでいただいてありがとうございます。最後に『モバイラーズオアシス』を運営していて経験した素晴らしい思い出を書いてまとめにしたいと思います。 モバイラーズオアシスに寄せられる情報はスパム防止のため管理者の承認が必要です。そのため、たいていの情報は頭の中に入っていて、モバイラーズオアシスを開かなくても「この駅で電源が使えるのはこのお店」と把握できてしまいます。「自分のために作ったサービスなのに意外と自分では使わないんだな」と複雑な思いを抱きました。ところが何年か続けると「これはまだ載っていないはず」と登録しようとしたお店がすでに掲載されていて驚くという事件が起きました。 年が経つにつれてその割合は増えて「これも載ってたのか」「これは載ってないと思ったのになあ」「こんなところのお店まで載ってるの!?」と思うことが増えるようになりました。この現象はずっと続き、ついには「このサイトすごくない?いったいどこからこれだけの情報が集まってくるの!?」と思うようになりました。自分のサイトなのに! この本は個人開発者の本ということで、1人でサービスを開発する人たちが集まって書いた本です。自分が作ったサービスを使う人は自分だけしかいない。と思う時もあると思います。しかし、ユーザーが増えてくるにつれて、次第に筆者が予想もしていない場面で使われていたり思いもしなかった使い道を思いつく人が出てきたりします。 自分の手から生み出されたサービスなのにいつの間にか開発者の手から飛び出し、サービスがひとりでに歩き出していくのです。これは他の趣味ではなかなか味わえない感動です。ぜひあなたも、サービス開発してこの感動を味わってみてください。
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