| 項目 | 値 | | -------- | --------------------------------------------------------------- | | 熱量 | 4kcal/g? | | 甘味度 | 0.42-0.70[^trehalulose-sweetness] | | う蝕性 | <span class="text-success">低い</span> | | 吸収速度 | <span class="text-success">穏やか</span>(スクロースの約3分の1) <span class="text-success">耐酸性</span> <span class="text-success">耐熱性</span> | [^trehalulose-sweetness]: <https://link.springer.com/article/10.1007/s12010-009-8899-y> α-グルコースとフルクトースが1,1-グリコシド結合したもの。 つまり[トレハロース](/dDYUvADBR7SFJnnL7W1Hdw)の片方のグルコースがフルクトースになったもの。 フルクト++ピラノース++型(※メジャー)とフルクト++フラノース++型(※マイナー)の2種類の異性体がある。 ハリナシミツバチ(メリポニーニ)の蜂蜜の主成分であり、特にマレーシアのハリナシミツバチの蜂蜜(Kelulut honey)に多い(総糖含有量の84%(w/w))[^trehalulose-stinglessbees-1]。 ハリナシミツバチにスクロースを与えると、すべてが多くのトレハルロース、少量のエルロース、ごく少量のフルクトース、グルコースに変換される。 転化糖を与えても生成されず、スクロースを与えた場合のみ生じる。 そのため蜜源がスクロース豊富であるほど含有率は高くなる[^trehalulose-stinglessbees-2]。 通常の蜂蜜にも0.5-2.5%と微量含まれる[^trehalulose-3]。 [^trehalulose-stinglessbees-1]: [Stingless bee honey, a novel source of trehalulose: a biologically active disaccharide with health benefits | Scientific Reports](https://www.nature.com/articles/s41598-020-68940-0) [^trehalulose-stinglessbees-2]: [Feeding Sugars to Stingless Bees: Identifying the Origin of Trehalulose-Rich Honey Composition - PubMed](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34382780/) [^trehalulose-3]: [蜂蜜中のトレハルロースの存在](https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk1962/37/7/37_7_554/_article/-char/ja) 人工的には、イソマルツロース生成酵素によるイソマルツロース生産の副産物として得る方法と、トレハロース生成酵素にスクロースを反応させて作る方法の主に2つがある。 前者は、精製し他の不純物から単離することが難しいという問題がある イソマルツロースとトレハルロースは物理化学的に似ていて分離が難しいとか? 後者は、トレハルロースのみを得られるため有力視されている。 トレハロースのように1,1-グリコシド結合だが、フルクトースのアノマー炭素はグリコシド結合に関与していないため、還元性を持つ還元糖である (1,2-グリコシド結合のスクロースが非還元糖)。 [イソマルツロース](/TC5ccSHcSmWGPEtuoglhwQ)に似ていながら溶解度は顕著に異なり、溶かしやすく冷水でもよく溶ける。 非結晶性であり、結晶性の高いイソマルツロースとは対照的。 小腸でイソマルターゼによって加水分解されスクロースの約3分の1の速度で吸収される。 トレハロースと同様に不飽和脂肪酸の酸化を抑制する。 イソマルツロースと混在することで相乗的に強くなる。 2023年現在、量産化は実現していないため一般に流通しておらず入手が難しい。 ハリナシミツバチの蜂蜜も高価である。 ### 関連リンク - [トレハルロース | 化学物質情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター](https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200907086999153714) - [Stingless bee honey, a novel source of trehalulose: a biologically active disaccharide with health benefits | Scientific Reports](https://www.nature.com/articles/s41598-020-68940-0)