# CWが身に付けるべき力  福祉部門の職員が身に着けるべき力として重要な力が3つあります。 ①「伝達力」が重要です。役所に来られる方は、こちらが思う以上に 大きな期待をされていることがあります。その気持ちを理解しながら、期待に応えられなくても、正しい情報を 正しい時期に、過不足なく伝えなければなりません。要望を100%叶えることは難しくても、一定のレベルでの 納得をしていただく必要があります。 対象者に寄り添いつつ、役所としてできることの限界については、ある意味クールに考えるべき時もあると思います。 できないことをできないと告げることをつらいと感じることがあるかもしれませんが、濁さず正しい内容を伝える ほうが、相手方の利益にもつながります。ただし、伝え方には工夫が必要です。伝達力を日々磨いていきたいところです。 また、②「上司を動かす力」も重要です。古今東西、職場の飲み会での定番ネタは上司の不満です。 しかし、裏でうっぷんを晴らすだけでなく、上司をいい方向に変えていく工夫をしてみましょう。困った上司の多くは、 自分が困った存在であることに気づいていません。そこを上手に導いてあげるのです。悪口だけでは何も前に進みません。 相手は上司ですから指示はできません。そこで一工夫。例えばメンバーが何をやっているか十分把握せず、スケジュール 管理もできていないような上司には、「自分たちでは進行管理がきちんとできないので、毎週ミーティングを開催して いただけませんか?」と頼んでみるのです。「組織をうまくマネジメントしたい」という気持ちはどの上司も共通して 持っているはずですから、うまく伝えれば上司の習慣が変わるかもしれません。しかし、残念ながらどうにもならない 上司もいます。こちらから働きかけたら面倒なことになりそうな人、働きかける気にもならない人などです。 この場合、「待つ」しかないでしょう。上司もそのうち異動しますので、やけを起こさず待ちましょう。 ・上司がマネジメント苦手系の指示したり、期限を区切るのが苦手タイプ⇨巻き込んで、段取りはこちらでしておいて、 交渉事は任せましょう。「どうしたらいいか」と聞いたり、適切な指示を待つのはNG ・上司がとにかく細かい系で起案や文書等の細かい点ばかり注意してくるタイプ⇨事前に決裁の締切等スケジュールを 伝えて置く。なるべく初めから関わらせること。いきなり決裁を上げる、情報を出し惜しみするのはNG ・上司がチャレンジングなことはとにかく避けるタイプ⇨最悪の場合でもここまでにしかならないことを理解してもらう。 その上の上司も交えて進めることで安心させる。思いだけでぶつかる、あるべき論を伝えるのはNG 最後に、③「目指すべき先輩を見つける力」も重要です。新入職員にとって、最初の配属先は非常に大きな意味を持ちます。仕事の内容もさることながら、先輩たちの影響を強く受けることが避けられないからです。何をするにも「どうせ」と思っている先輩や、極力責任を負いたくないと考えている上司。そんな人の下についてしまい、「役所とはそんなものだ」と思ってしまったりしたら、意欲に満ちて入庁しても、それなりの仕事しかしないようになるかもしれません。 役所の中にはきっと目標となるような先輩がいます。 身近に残念な人たちしかいないなら、その人たちのことは視野から外して目標となる先輩を見続けましょう。 近年、「メンター」という存在が注目されています。仕事上の指導者もしくは助言者の意味で、企業によっては制度として 位置づけられているところもあるそうです。成長していくためには、メンターも主体的に探したいところです。 そして、できることなら、ときにアドバイスをもらえるような関係になりたいものです。あなたがメンターにしたいと 見込んだ人なら、アドバイスを求めればきっと喜んでしてくれます。役所の中にいない場合は、役所の外にも目を向けましょう。 例えばオンライン市役所のようなサイトでは他市のCWと交流できるコミュニティや他市公務員や県庁職員と交流できるコミュニティがありますので、そういうところに顔だして見てはどうでしょうか。