AIP打ち合わせ 日時:2020年7月16日 場所:Zoom(オンライン) 参加者(以下敬称略):福住、佐倉、戸田、藤嶋、猪口、水上、ホ、前田 ``` 1. 近況 2. 戸田発表 3. AIと文化研究会 4. COVID-19関連研究 5. PATH-AI 6. その他 ``` 1. 近況 東大:レベル0.5へ  メンバーに影響なし 理研:レベル維持  残業可 2. 戸田発表 テーマ:意識障害におけるAI利用の可能性  当事者的意識の生成過程の調査の上、意識有無の判別にAIを使用する 質問1(福住): 実験において、健常者に対して想像させる課題にかんして、意識障害の患者に対して行う? そこの意義は? →コミュニケーションが不可能だと思われていた相手に成功したことがその意義(戸田) ・これはコミュニケーションの成功と言えるのか? 脳が反応すればコミュニケーションか? 神学論争になりそう(佐倉) ・実際に宗教的な概念を用いた論争あり(戸田) ・原理的な部分の争いになると決め手がない(佐倉) 質問2(中川): 実験の対象になった意識障害の患者は、食欲を示すなどといった本能みたいなものはあるか? ・ない、飲食も排泄も自力では困難(戸田) 質問3(中川): 13P,AIを使って何をどうしようとしたのか? ・今まではどの指標が適切かを議論していたが、指標には揺れがあるので、これまでの指標を組み合わせたものをAIを使って作ろうとしている(戸田) 質問4(中川): 指標はどうやって観測するのか? ・振る舞いを採点して点数化する(戸田) 質問5(中川): 正しいか正しくないかの判断基準=正解データは何になるのか? ・予後予測そのものに使用するので、正解データは特に無い(戸田) ・天気予報みたいなもの、データのパターンがわかってきたときに解釈に使う(佐倉) 質問6(佐倉): 指標を取るのは大変では? ・匂いや音を基準にするのでそれほど手間のかかるものではない(戸田) 質問7(中川): 目標の終末期ケアについて、終末期とは意識障害と似た状態だという想定は成立するのか? ・意識障害が終末期を指すかどうかには議論があり、立場によって変わりうる(戸田) ・認知症、アルツハイマーあたりと頭をぶつけることはかなり異なる。どう捉えたらいいのか(中川) ・尊厳をどう考えるかの関連として終末期の問題がある(戸田) 質問8(中川): 実験対象になっているような意識障害の人には事故の人が多いか? ・圧倒的に事故の人が多いが脳卒中の人も(戸田) ・なくてよかった問題の発生  ・遺産・相続に関わることもあるので周囲を巻き込む問題→泥沼化した事例も  ・死ぬ権利はここから派生 ・「生きている」とはどういう状態か?  ・呼びかけて目が開いたら意識があることになるのか?  ・意識状態と植物状態は同一か?  ・アウトプットの神経だけが麻痺している場合は? ・問題の所在?  ・本当はスペクトラムなのに臨床現場では「ある」「ない」の問いが前提  ・「人の直観に沿う」とは? 家族間でもいろいろ違いがありそうで、意識の問題特有のものではないので、どこが特徴的かわかると面白い(佐倉)  ・意識が主観的なことに問題のややこしさがある? 精神疾患でも認定は医者(本人でない人)がやる ・AIとの類似性  ・人工的なAgentにアニマシーを感じることと意識障害に対する認識の共通点は難しいか?(佐倉)  ・直観的に思うということはあるかも(戸田)  ・分けて考える必要があるのは自意識と意識の違い。そういう風に反応することと、そういう風に反応する自分を認識することの違い(中川)  ・もし統括的に情報を扱っている神経が見つかれば、自意識はかなりはっきり定義できる? ・刺激と反応について  ・痛みの比較  ・嫌悪刺激に対しての言葉掛けで嫌悪反応を和らげることができるらしい(佐倉)  ・上位の命令で感覚器を遮断できるという話(中川)  ・カクテルパーティー効果など、きっかけになりそうな事例は他にも(佐倉) ・意識の哲学  ・意識だけはよくわからない(ハラリの本より)  ・責任を問える/問えないの観点から重要  ・神経法学(戸田) 3. AIと文化研究会 ・スタートした ・北野・松田・佐倉・福住でディスカッション済→今後もメンバーを変えて数度 ・社会に届くようなメッセージを出したい 4. COVID-19関連研究 ・どういう作業をどういう姿勢でやるのか?→コミュニケーションをどうするか?→どう休憩するか?→どういう仕組が必要か?の調査→また別途 ・どういう仕事をするかが本丸? 境界線の問題を始め、もっと低次元(物理的)な難しさも(中川) ・オフィスとテレワークとの関係、オフィスの需要などの簡単からスマートシティは関係がある ・モビリティ(=社会設計)の問題がコロナで問いかけられている ・トイレやバスルームを作業場にする(福住) ・仕事場以外でのアイデアや仕事を視野に入れたい(中川) ・医療関係のELSI→また別途 5. PATH-AI JST-UK ・相当な量のレポート! ・比較だけでも面白いかも ・接触アプリの捉え方も違う ・個人の自由と複数の人々の幸福の相克(憲法) →公衆衛生 6. その他 ・理研は人が少ない、研究スペースは真っ暗 ・オフィスは必要か? 必要ならどのようなものか? ・オフィスが必要なときもある ・いかに特定するか、分けるか ・次回の中間評価について 7. 次回 9月1日 11時〜13時(オンライン)