# Laravel教科書第2版 p.345 ユニットテスト

## 困りごと

教科書通りに書くと，Factory 周りの書き方が Laravel8.x 以降では変更されているためにエラーが出てしまいます．

## 解決方法

`HelloTest.php` に次のコードを記載します．

<?php

namespace Tests\Feature;

use Illuminate\Foundation\Testing\RefreshDatabase;
use Illuminate\Foundation\Testing\WithFaker;
use Illuminate\Database\Eloquent\Factories\HasFactory;
use Tests\TestCase;
use App\Models\User;

class HelloTest extends TestCase
{
    /**
     * A basic feature test example.
     *
     * @return void
     */
    public function testHello()
    {
       $this->assertTrue(true);

       $response = $this->get('/');
       $response->assertStatus(200);

       $response = $this->get('/hello');
       $response->assertStatus(302);

       /** @var mixed $user */
       $user = User::factory()->make();
    
       $response = $this->actingAs($user)->get('/hello');
       $response->assertStatus(500);

       $response = $this->get('/no_route');
       $response->assertStatus(404);
    }
}

## 教科書からの変更点について

以下，教科書p.344 のリスト7-42のコードからの変更点について書きます．

### use文

教科書には `use App\User` を追記せよと書かれていますが，Laravel 9.x 用に `use App\Models\User` と書き直しています．

### factory

教科書では

$user = factory(User::class)->create();

という書き方になっていますが，factory の書き方は Laravel 8.x 以降では変更されています．それに合わせて書き直しています．

### Status(500)

教科書では対応する個所は 500 ではなく 200 になっています．

そのまま `vendor\bin\phpunit` を実行したところ

> Failed asserting that 200 is identical to 500.

というエラーメッセージが出たので，200 を 500 に変更したところエラーが消えました．

意味はあまりわかっていません．

### @var

私は VSCode に php Intelephense という拡張機能を入れているのですが，その拡張機能によって `actingAs($user)` の部分にエラーが出されていました．

テストは正しく動作するにも関わらず拡張機能によってエラーが出されるというのはあまり気分が良くないので，エラーを消す方法を調べたところ，型(type)が書かれていないのがまずいのだということがわかりました．

参考：[Stackoberflowのページ](https://stackoverflow.com/questions/69609428/intelephense-error-on-vs-code-expected-type-string-found-string)

`$user` は `UserFactory` によって生成されているわけなので，`UserFactory` の返り値の型指定 `array<string, mixed>` に倣って `mixed` を指定したところ，エラーが消えました．

上記のコードにある `@var mixed $user` というのは，変数 `$user` の型が `mixed` であるということを主張しています．