# 15離退院式座談会ー編集工学編 # 宿題三点セット 以下三点について、今週木曜(11/17)の21時くらいまでにラウンジに提出してください。 その時、できるだけ文章の形=本番校長に向かって質問する文言の形で提出してください。 1. 柱とする、校長に最も聞いてみたい大きな問い 2. 1の問いが出てきた問題意識の根源 3. 1の問いから派生したり裏づけたりするドラフトとなるような小さな問いの群 ※「本質的な質問はいい質問とは限らない。校長から引き出せる問いがいい質問です」by 総匠 # 与件 - 若手編集工学徒が、松岡火元校長に編集工学の奥を聞く - 15離衆の人選理由は、離論を読んでこれぞと思ったため - 大泉さんの人選理由は、Webの図版編集をしていて、研究意識と問題意識が高い人であるため # 仕立 - 各々が際立って単立する「柱とする校長に聞きたい最も大きな質問」を用意し、順番に聞いていく。(我々で四質問の間に文脈を設計する必要はない。校長はどんどんつなげて話すため) - 質問者はただ用意してきた質問を読み上げるだけでなく(それだとただのQ&A大会)、校長の回答を受けてさらに追加で質問(用意したものでもしていないものでも良い)をして校長との対話を深めていく。(7~8分/人) - その時各質問者は「柱とする校長に聞きたい最も大きな質問」に向かって質問Profileを広げていく。 - 基本的には用意した質問にのっとって、質問者単位で順番に質問が進んでいく。しかし「これが聞きたい!」と思ったら予定になくともその場で手を挙げてオッケー。 - つなぎの弱い箇所について、梅澤が追加質問や確認を挟む # 構成 ## 南田:人間の知能と計算機の知能の将来 - 自然と機械は同じである(『遊学』の前書き) - 「人間人形」「マンマシン・システム」自分の脳をどのように観察するかの仮説の果てに結実する編集工学 - 第三週のシステム思考を援用してみる - 南田くんが感じている現代のAIの新規性はなに? - 機械と人間の(エディティング・)モデルの交換ってできるの? - どこまでナマ問題(心身問題)も入れたい。これは校長が生涯かけて追い続ける最難のオントロジー(存在学)。[ダナ・ハラウェイ](https://1000ya.isis.ne.jp/1140.html)と[アンディ・クラーク](https://1000ya.isis.ne.jp/1790.html)の千夜参照。 ## 桑田:ニューバロック - 「ニューバロック」とは遊の時代から使っている校長のニューワード。編集術の極地の技。 - バロックをおさえる(バロック一燈を参考に。ニュートンやガリレオなどの科学もさらっておくといい) - マニエリスムをおさえる(アルチンボルト、ジョン・ダン、シェイクスピアなど。同時代の知識人たるロバートフラッドやキルヒャーからオカルト一燈をチラ見したり、ニューバロックな無双を続ける[B.M.スタフォードの千夜](https://1000ya.isis.ne.jp/1235.html)を参照するのも有効) ## 大泉:目的に合ったワールドモデルを探し当てるにはどうしたらいいか? - <<世界観が摩耗している>> - 産業の高度化に伴い労働力を商品化することそのものが困難になってきている。(現代では電卓を弾くだけの人や電話番だけしかできない人に職はない) - 近代国家の枠組みが有効性を喪失しかけている。代わりに巨大資本が国家の代わりを担う向きも出てきている(cf:国家独占資本主義) - 一定の領域をもつ均質化された空間としての近代国家という枠組みから、連合国家のようにたくさんの中心としての都市が集まって緩やかな共同体を築くような中世的世界観に逆戻りしている。 - (南田)外部が存在しなくなった現代と照合する - 世界観が摩耗しているなら、それに対する手立てとしてどうやってワールドモデルを探せばいいの? - 超部分からワールドモデルを引き当てるのが有効策? - 他推本願(推し活)からワールドモデルを引き当てるのが有効策? - 千夜千冊こそが複数の世界を表象する営みなの?(増やすということ自体がワールドモデルの提示?) - 多様なワールドモデルが湧き出てきている現代において、可能性を感じるワールドモデルはなんですか? - 仏教にはあえて行かないようにしたい ## 山本:ワールドモデルが複層化する現代における別様の可能性を導く方法とは何か - ワールドモデルと別様の可能性(Contingency 偶有性) - 校長は偶有性をどう見ているの?どう解釈しているの? - 「別様の可能性」という言葉の本当の意味を確認する(常に複数のドラフトを持っておく、とか、可能性は無限大、という意味ではない) - 創発を惹起する組織論としての離。グループ商量とは創発を狙っている? - 組織やお題を校長が編集するとき、どんな閾値を設定している? - ほんととつもり >> エディトリアリティ(編集的現実) - 荘子 - SF商量 - 「つもり」とは方法であることを忘れない - (総匠)校長に偶有性を聞くなら、社会的文脈なのか、生命的なのか、工学的、数学的なのか。文脈を規定してから絞ってから聞く必要あり。 - (総匠)創発は起きるものであって(計画的に)起こすものではないと、昔校長が注意したことがある。創発をどう編集工学するかは、その点とても難しい問題である。 - (総匠)モデルを仕組みにしていくところと適用していくところの塩梅が校長は融通無碍で自由自在。「モデルって言葉は注意しなければならないよ」と文巻では書かれているが、それ以上書かれていない意味深な部分ではある。 # モデレータ梅澤がこれからやること ## これからやること - ダブル・ビジョンを引き取るならどこで引き取るのか計算する - 「戻るキーワード」を用意しておく。 - 質問者の柱質問を見て、自分が挟む質問を用意する ## 当日考えること - 個々の質問は時間が来たらたとえ白熱していてもばさっと切り返す。「じゃあそろそろ時間かと思うので次に行きたいのですが」