# 『ALife』読解を通して理解する情報生命 OneDay(s) ###### tags:`ALifeProject` # 概要 ## 三行概要 生命の中の/としての情報とは何か。 情報の中の/としての生命とは何か。 [岡 瑞起、池上 高志、ドミニク・チェン、青木 竜太、丸山 典宏(2018)『作って動かすALife』O'REILLY](https://www.oreilly.co.jp/books/9784873118475/)(以下『ALife』)を共読し、プロトタイプを動かし、自らオリジナルの実装をすることを通して上記二点について理解する。 ## 背景 「バラバラ殺人した後、腕や足をくっつけても<いのち>は元には戻らない」 複雑系の複雑さをたとえる我々の共通フレーズである。これはすなわち、「部分の総和は全体を凌駕する」という根本思想を表している。機械のパーツのように組み合わせることで予定された全体像が出来上がるのではなく、完全なランダムネスでも完全な秩序でもない、ゆらぎの中に屹立するルールの束が生命であり、人間社会なのだという考え方のベースには、この根本思想がある。 換言すれば上記のような性質はゆらぎを伴う【システム】であるが、これとセットで語られることの多い「複雑系」や「創発」という言葉が、マーケティング領域、デザイン領域、ITソフトウェアのプロジェクト・マネジメントの領域でも使われるようになってきている。しかし元来、これらの言葉は自然科学、特に生命現象を自然の言葉=数学で記述するプロセスから発見(開発)されてきた考え方だ。 では、このような複雑系の科学は、旧来の生物学にどのような概念を導入したのか。梅澤はそこに【情報】という見方が関与していると考えている。生命を原子や分子の化合物すなわち物質の集合体としてみるだけでなく、そこには情報の交換や転換が生じているとする見方が、生命現象を記述する新たなパラダイムをもたらした。 それどころか、今やアランケイを産みの親に、スティーブ・ジョブズを育ての親にして誕生したスマートフォン(≒スマートデバイス)によって、この「情報という見方」がそこかしこに適用できる高度情報化社会が到来してしまった。 ゆくゆくは人間社会や機械社会の理解の基礎理論にもなるであろう、「複雑系」「(一般)システム」そして「情報という見方」とはなんなのか、これを理解するためのワークショップが、「『ALife』読解を通して理解する情報生命」である。 ## 実施要綱 最終ゴールは、以下の二点をクリアすることとする。 - 『ALife』を通読し、内容を理解する(**分析的理解**) - 『ALife』に登場する理論や技術を応用し、オリジナルのシステムを構築する(**構成的理解**) 輪読を通じて分析的理解(言い換えれば、文章読解のみで概念を理解すること)ができれば良いが、少なくとも人文学で行われているような自然言語の解釈のみではこれは難しい。数式で再記述することで理解をするという方法はどこかで必要になる。 しかし、数式を入れたとしても分析的理解に到達するためには「何を持って理解したか」という基準ラインが必要になる。そこでもう一つの理解方法=構成的理解も導入する。要は実装である。「人間の脳を完璧に再現することができれば、それは脳を理解したと言って良いだろう」という発想である。 しかし構成的理解にもかなりの実装工数や技術調査が必要となり、簡単ではない。 ゆえにはじまりのワークショップでは、事前に「情報生命」そのものや、「生命現象を情報の振る舞いとしてみる」ということに対する参加者の疑問をあらかじめ提出してもらい、これに回答を与えられそうな章を読み合わせ、回答を得ることで「理解に一歩近づいた」ということにする。 # キーワード・シソーラス ## 概念編 創発、自己組織化、相転移、サイバネティクス、情報、複雑系、ホメオスタシス、一般システム理論、非線形物理学、ALife ## 人名編 ジョン・フォン・ノイマン、アラン・チューリング、ノーバート・ウィーナー、クロード・シャノン、グレゴリー・ベイトソン、メイシー会議、ウンベルト・マトゥラーナ、フランシスコ・ヴァレラ、清水博、蔵本由紀、
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