# カラオケで高音を出す方法
この記事は,[ツナガルダイガク Advent Calendar 2019](https://adventar.org/calendars/4658)の3日目の記事です.
皆さんこんにちは.カラオケでボカロや女声曲,男声の高音曲等々を原曲キーで6時間ほどぶっ通して歌い続けることに快感を感じるマッシュです.
今回は**カラオケで安定して高音を出し続ける方法**を解説します.
自分なりに5年ほど積み上げてきた結果なのでちょっと長いですが,興味のある人は小一時間おつきあいくださいませ.
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### !注意!
この解説は自分が上手になるために,自分で構築したものです.
そのため,皆さんに適応できるかはわかりません.
あくまで参考レベルにとらえていただけると幸いです.
あと筆者はド素人です.
プロに習ったこともなければ,大勢に評価してもらったこともありません.
これをやって喉を潰してしまっても筆者は責任を負えられません.
ほどほどにお願いします.
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## 第1章 高音を出せる意識を持つ
さあ,高音を歌って周りにマウントを取りたい皆さん.自分に自信を持つために,
まずは**自分は高音域の音が出せるんだぞっ**という意識を持ってもらいます.
というわけで,簡易的に高音を出せる方法を教えます.
それは**息を吸って声を出す**ことです.要するにあくびや,驚いて息をのんだ時の声です.
あくびをした時の「ふぁ~あ」って声,きれいかどうかは別として,いつもより高い音になっていることに気が付いたでしょうか.
原理は次の章で話すとして,
実は**息を吐くより,吸って声帯を振るわせたほうが高い声が出やすい**のです.
さて,お判りでしょうか.
息を吸って出るということは**吐いても出せる**ってことです!!!
ごり押しに聞こえますが割と本当です.この時は高音がとても出やすい状態なだけですので,訓練次第では息を吐いてもこの音域を出すことができます.
ただ,その音はあまり心地の良い声ではありませんし,
もちろんカラオケで使えません.
とにかく今は,**自分はこれぐらいの高音を自分の声帯から出せるんだ!**
という意識を持ってください.
次章では声を出す原理,知識を学んだうえで
高音を上手に出せる練習方法を教えます.
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### コラム1:カラオケのドリンクについて
カラオケでドリンクを飲むことは,長時間歌うためにとても大切なことです.
喉が乾いてしまうと,声帯の振動に負荷が生じたり,
傷んで炎症になりやすくなってしまいます.
また,非常にカロリーを消費するため,バテないように糖分も補給できます.
このように,カラオケ店ではドリンクを定期的に飲む必要があります.
が,しかしこのドリンク.
そのほとんどが,余計に喉の負担となる物質が含まれてまして......
まず,オレンジジュースなどの柑橘系.これに含まれる酸味は喉の小さな傷へ染み渡り非常に危険です.
次に,カフェインやお茶に含まれるカテキン.コーヒーや紅茶,烏龍茶などは声帯の油分を溶かしてしまいます.
冷たいのも問題です.喉がかじかんで動きにくくなります.炭酸も刺激となるので避けるべきでしょう.
と,まぁ制約だらけの中,消去法で残るカラオケ最高の飲み物は「ココア」です.
含まれる糖分量も申し分なく,理論値最強の飲み物です.(最後に残る粉には注意)
ただし最近のジャンカラはココアのサーバが小さく,満足に注げないので
その場合,ホワイトウォーターか白ぶどうが良い択でしょう.
冷たいドリンクは,口の中で十分に温めてから飲めば喉の負担を減らせます.
ただまぁ,ここまで長く語ってますが,正直気持ちの持ちようです.
後で記述しますが,カラオケで大事なのはマインドであり
自分が最も高揚できる,自分の好きなものを飲むのがベターでしょう.
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## 第2章 声の知識を学ぶ
さて,自分の声の新たな一面を覗いた皆さん.声遊びはその辺にして,
ここからは**声が出る仕組みを知識的に理解**しましょう.
ちょっと物理学的なお話をしますが,なるたけ解りやすく解説します.
音は空気を振動することで生まれます.
スピーカなんかは空気を細かく押しまくることで音を出してます.
そして,この振動の速さ(周波数という)が**速やければ速いほど高い音が出ます.**
声帯は筋肉で作った細い隙間に,息を勢いよく出すことによって
筋肉を振動させて音を作っています.
高音であればあるほど細かく振動するので,**充血して喉が傷みやすい**わけですね.
ここで高音を出す(振動を速める)ために,声帯筋肉をより固くしてしまうと
さらに血液がたまって**喉が非常に傷つきやすく,潰す原因となりかねません.**
では,どうやって高音を出せばよいのか.
ゴムを指で弾いて高い音を出すためにはどうしましょう?
そう,**横に引っ張ればいいのです.**
先ほど息を吸って声を出したとき,高くなった理由は
息を吸うと**自然に喉が下がり,声帯が伸びるからです.**
息を吸って声を出したとき,その喉の形を覚えておいてください.
**高音が出しやすい形状になっています.**
あとは息の調節です.巻き舌や口笛が適切な吐息量でなければ鳴らないように,
声帯も**出す音量や音程によって鋭く,シビアに調節しなくてはいけません.**
ここは訓練です.体に覚えさせましょう.
高い声を出そうとして,喉を上にせり上げようとするのは
筋肉を固くする行為であり,逆効果だったりします.
細かな調整であればかまいませんが,もう限界!となる前に
喉を下へと引き延ばしてやりましょう.
ちなみに,高音を出す方法にもう一つ,裏声があります.
裏声はちょっと特殊な方法で音を出しており,
声帯の中央だけ閉めて,前後だけ振動して出しています.
振動する領域を狭くすることで高音にしており,いまいちな声とされがちですが
声色次第や曲によっては許されたりします.
とまぁ,このように高音を出す方法がいくつかありますが,
大事なことは**これらを高さによって使い分けること**です.
喉を下に引き延ばしたり,裏声に切り替えるには
喉を変形させる時間が必要となります.(私はこれをチェンジアップと呼んでいます)
これを**スムーズに切り替えることができれば,**
**どの音域も自在に出せている**...かのように振舞えるようになります.
というわけで,これができるような訓練方法を教えます.
**低音から高音へ滑らかに声を出すこと**です.
自分が出せる一番低い音から順に高い音へ,今度は逆に高音から低音へ
これを途中で止まることなく,滑らかに出せる練習です.
慣れないうちはチェンジアップのところで声が飛んだり,詰まったりしますが
練習を重ねて出るようになりましょう.
ここまで腹筋について何も語ってないことに疑問を覚えたアナタ
カラオケで歌うぐらいなら,**実は腹筋はそんなに要りません.**
腹筋は声量や,安定したロングトーン等,
歌い続けるスタミナなどで発揮されますが,
密室で拡声器を使うのであれば別に必要ないです.
事実,私はやわらかおなかです.あるに越したことはありませんが...
そんなことより,**息の使い方のほうが大切です.**
丁度いい息を吐き続けるために,腹筋を使いましょう.
コツは**重心を下にして,前後左右から下腹部を抑えることです.**
おなかを長方形の箱と考えて,上辺を除いた全ての辺を凹ます感覚です.
特に下辺を凹ますことが大切です.おしりの穴を閉めるといい感じになります.
それと,音程のことばっかり言ってるので,
声色(かわいさやカッコいい声)の出し方も解説しておきます.
あれらは**喉から口に至るまでの形状で,声を加工します.**
礼拝堂で音が響くように,口の中で音を深ませて作ります(倍音という).
一応喉で声色の調整もできますが,カラオケレベルなら誤差です.
(ただ,裏声は出し方がそもそも特殊なので専用に整える必要がありますが)
自分なりの萌え声,イケメン声口形状を見つけて練習する.
とにかく**喉で音程の調整.喉から口にかけての形状で声色の調整**と覚えましょう.
次で最後,3章ではついに実践.
カラオケで練習の成果を出るように頑張りましょう.
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### コラム2:カラオケの採点について
ここまで書いておきながらなんですが,私はカラオケの採点が高くありません.
80点前後です.良くても90点程度なのでいつもOFFにしてます.
というのも,カラオケの採点機能は音程を最も重視しており,
私は高音を出して気持ちよくなりたいあまり,音程をかなぐり捨てているからです.
ただ,採点で高得点を取れば,皆から拍手がもらえることには間違いありません.
私は高得点をとれないので練習方法等詳しくは教えられませんが,
もし取りたければ,何度も曲を聴いて覚え,
歌い比べて音程のズレを修正するといいでしょう.
あとはしゃくりやビブラートの訓練でしょうか?
自分の歌いやすい音域のキーというのも身に着けたほうがよさそうです.
**うるせぇ!おれは原キー至上主義なんだよ!オルルァ!**
ちなみにカラオケ採点機能を付けた時に出る,画面上部の音程照合システム
アレ,別に採点機能をONにしてなくても出ます.
「リモコン」のガイドメロディ,「見えるガイドメロディ」からどうぞ~.
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## 第3章 カラオケで歌う
して,ここまでで高音域の出し方を学んだ皆さん,おめでとうございます.
ここからが**とてもとても長い道のりになります.**
カラオケ店は,**自分がいつも練習している環境とは異なります.**
思ったより響かない,マイクで音量がでかくなる,周りに人がいる等々.
いつもとは**違った声の出し方で,対策を立てて挑まなくてはなりません.**
私の高音の出し方は,**音量と息の量の兼ね合いが非常に大切になります.**
前述したとおり,音量と息の量がちょうど合わないと声が出ません.
そのために,カラオケ専用の両者を覚える必要があります.
カラオケでは少しの声が大きくなり,エコーで響くため
それらを耳で聞いた状態で,いつも通りに歌うのは至難の業です.
さらに,友達が周りにいてあなたの歌を聴きます.
**緊張は歌を歌う時の大敵です.**
肩が上がると喉が上がり,体が固まると声帯も硬直します.
適度にほぐしたり,緊張しない対策を講じましょう.
実のところ,私もこれらをまだ突破してはおらず,
カラオケを始めて1,2時間ほどは全然気持ちよく歌えません.
段々慣れてきて,歌えるようになってから始めて加速します.
一番いい策は**カラオケに通い詰める**ことです.
前回のいい状態をキープしながら次に行けば問題ありません.
が,もちろんそんなことは無理なので...
下記に私がこれまで考えた策を箇条書きにします.
あくまで参考程度にどうぞ
* 歌い始めの歌を決める
* 自分にとって歌いやすい歌から選んで,徐々に喉を温める
* 小さめの声や,息を多く吐いて歌う曲は高くても歌いやすいです.
* 私のお勧めは[NieR:Automata ED「壊レタ世界ノ歌」](https://www.youtube.com/watch?v=ZK__ex6-YA8)ウィスパー系の曲
* [ゲーム「グリムノーツ」より「忘れじの言の葉」](https://www.youtube.com/watch?v=r1kSHo58zsM)カッコいいけど簡単
* ボカロ曲はあえて出さないよ
* トイレを感じたらすぐに行く
* 下腹部に力が入りにくくなるので
* 口の奥上あたりに息をあてる
* 犬みたいな「ッハッハ」って感じの.腹筋を感じる
* 首をまっすぐにする
* 喉を潰さない&あんまり集中しないようにする
* 鼻の中に息を響かせるように歌う
* 鼻腔も使っていい音を出す
* 目を閉じて耳をふさぐ
* 五感を減らして緊張をなくす.いつもの感じを取り戻す
* 喉を無理やり下げる
* 肩も勝手に下がるので緊張が和らぐ
* 口角を上げる
* ストレス対策.笑顔は緊張を飛ばす
* 自分はワクワクしてると思い込む
* 恐れを歓喜の震えに変える.おら,わくわくして来たぞ~
* 歌い続ける
* 他人が歌っている曲を口ずさむ(マナーは守りましょう)
* 練習時マイクを握ってるふりをする
* カラオケの音量を思い出して練習する
等々...
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ここまで見てくださり,ありがとうございます.
声は,人が一番演奏しやすい楽器であり,一番評価が厳しい演奏です.
これまで沢山の人が講座を開いており,嘘もでたらめも混じりました.
実際,この記事も例外でなく,2章で喉を引っ張ってるとか言ってますが,
そう感じてるだけで本当にそうなっているのかは知りません.
大学生なので出典と裏付けがしっかりしたものにしたいのですが,
Wikipediaですら確定しないほど,この界隈は闇が深そうでした.
これも答えじゃないから信用しちゃダメです.
本当に,あくまで,一つの参考程度に
マッシュ.